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2018/11/7(水)

偏差値だけに頼らない中学受験 生徒インタビューvol.6

桐朋女子中学校 1年 Aさん

バスケットボールに熱中し、6年生の12月に受験を決意

小学校時代のAさん

小学1年生からヴァイオリン、3年生からバスケットボールを始め、どちらも小学校を卒業するまで続けてきたAさん。「バスケットは隣の小学校のクラブに入っていました。コーチは熱血で厳しかったけれど、基礎から丁寧に教えてくれました。部員は学年を超えて、みんな仲が良かったですね。週4日の練習も試合も楽しかったです」。
6年生の12月、Aさんは桐朋女子で開催されたバスケットボールのイベントに参加。そこで同校のバスケットボール部の先輩たちと、一緒に練習をすることになりました。「それまでは、中学受験など全く考えていなかったのですが、直感的に『この学校に入りたい!』と思いました」。それから過去問を取り寄せ、わからないところは両親に教わりながら、毎日、問題に取り組んだといいます。

3年生から通信教材で勉強。2つの入試に合格

小学校時代、一度も塾に通わなかったAさんですが、3年生から通信教育の教材で勉強をしていました。「教材をしないと、バスケットの試合に行かせないからね!と、母に言われていたので(笑)、欠かさずにやっていました。5年生からは、ラジオの基礎英語も聞いていました」。大好きなバスケットボールを続けたかったから…とはいえ、毎日、家庭学習をしていたAさん。「月曜日と水曜日が、放課後の予定のない日だったので、その時に集中して教材をしたり、ヴァイオリンの練習をしたりしていました」と、1週間のスケジュールを組み立て、実行していたようです。
そして、2月1日に同校のA入試(国語、算数、口頭試問)、2月2日に論理的思考力&発想力入試(言語分野と理数分野の記述型試験)を受け、両方とも見事に合格。「正直、どちらの試験も自信はなかったのですが、『この学校に通いたい』という強い気持ちで、最後まであきらめずに問題に取り組んだのが、良かったのだと思います」

体育祭で学年の旗を持つAさん。クラス委員も務めています。

毎日、2時間半の朝学習で、部活動と両立

この4月から桐朋女子中学校の1年生になり、念願のバスケットボール部に入部したAさん。高校生に憧れの先輩もいて、練習の励みになるそうです。また、現在も通信教材と基礎英語の学習を続けています。「部活が終わって帰宅したら、夕食までに宿題を済ませます。私は朝型で、夜は9時には寝て、朝4時に起きています。それから2時間ほど勉強し、6時からラジオの基礎英語を聞いて、そのあとまた少し勉強して、学校に行く準備をします。小学生の時から朝に勉強していたので、その習慣が続いている感じです」。  
最後に、今後の抱負を聞いてみると、「バスケットボールの試合で、今年以上の成績を出すことです」とAさん。「今年8月に調布市の大会で準優勝をして、9ブロックの新人大会に出場したのですが、2回戦で負けてしまいました。来年はさらに上に行きたいです。あと、文化祭のファッションショーに出ることです」。その表情から、充実した学校生活を送っていることがうかがえました。