せいせんじょがくいん
清泉女学院中学校
学校詳細
建学の精神、教育理念
「周りの人に喜びを与えること、それが本当の愛」
清泉の設立母体である聖心侍女修道会の創始者聖ラファエラ・マリアは、「互いに愛し合いなさい」というイエス・キリストの生き方に基づき、「周りの人に喜びを与えること、それが本当の愛」というメッセージを残している。この精神は、世界中の姉妹校と共有されており、「祈る心」、「自己を見つめる心」、「他者を大切にする心」、「世界の人々とつながる心」を育み、愛と正義に基づく平和な社会の実現に貢献できる女性を育てる。
教育の特色
自らの力をどう活かしていきるかを学ぶ～Be a challenger～
教育の根幹をなす「ライフオリエンテーションプログラム」は、キリスト教精神に基づいてこころを育てるプログラムで、6年間を通じて、「自分」と出会い、「人」として成長していく過程を丁寧に支える。
同じく6年間を通じて行われる「倫理」の授業では、聖書やキリスト教に限らず、諸宗教、諸思想を学ぶほか、現代の抱える諸問題について取り上げながら、広い視野と画角的な視点をもとに倫理的に思考する力を養う。
英語は、入学段階で、標準クラスSE(Standard English class)、英検３級レベルAE(Advanced English class)、グローバル試験・帰国生試験B方式合格者対象のARE(Advanced Returnees’ English class)の3段階に分けて丁寧に指導する。
国語は古典文法を中１から導入し、らせん型カリキュラムで知識の定着を図る。
数学は中1の2学期より習熟度別、中2から2クラス3分割できめ細かく指導する。
理科は、自分の目で確認することを重視し実験に多くの時間を割くほか、中1～高1で年に一度オリジナルテキストを使用して、校内、箱根、三浦、真鶴で野外実習を行う。
社会は、中1は年間を通して世界遺産学習×SDGsチャレンジに取り組む。中2は日本史と並行して世界史を実施。また玉縄城跡という本校の立地を生かしたフィールドワークがある。
補習については、中1・中2は定期試験後に国語・数学・英語の指名・希望者補習、中3以上は指名制の補習がある。また、2024年度から自習室を完備し、中学生2時間、高校生2.5時間（ ＋ 土曜日・長期休暇7時間）の放課後学習サポートプログラムを導入。これまで以上に自分のペースで学習を深められるようになる。があるほか、隔週の土曜日午前中には卒業生(大学生)が学習支援するチューター制度が用意されており、自分のペースで学習を深められるようになっている。
施設設備
中世の城跡に建つ広大な校舎
校舎は1512年北条早雲が築城したとされる玉縄城跡にあり、現在も一部当時のおもかげを残している。広大な敷地内は自然豊かで、都会では聞くことのできない四季の野鳥が鳴き声を響かせる。2つのグラウンド、5面のテニスコート、体育館、入学式やミサなどの式典、合唱祭などが行われる美しい講堂は、県内屈指の音響設備を誇り、全校生徒を収容する。1階は1150席・２階は60席。図書館は二層構造になっており、蔵書6万4千冊。修道院を改装して造られたラファエラ館には小聖堂、美術室、音楽室など芸術系を中心に少人数授業用のさまざまな教室がある。
学校行事
高2修学旅行は長崎、奈良・京都、沖縄の3コース
活動的な行事が豊富。4月には理科校外学習（中3・箱根）、5月にはオリエンテーションキャンプ（中1）、高校合唱祭、理科校内野外学習（中1）、6月には理科校外学習（中2・三浦半島）、7月にはライフオリエンテーション（中2）、ニュージーランド語学研修（中3・高1希望者）、8月にはベトナムスタディツアー(高1・２希望者)、9月には清泉祭（文化祭）、10月には体育祭、理科校外学習（中2・箱根）、11月には理科校外学習（高1・真鶴、箱根）、12月には中学合唱祭、クリスマスミサ、2月には体育校外学習（高1・軽井沢にてスキー実習）、清泉インターナショナルスクール一週間留学（中3希望者）、3月には高2修学旅行（長崎、奈良・京都、沖縄の3コースに分かれて実施）、ライフオリエンテーション（中3）がある。
部活動
音楽部はNコン全国大会銅賞！
部活動が盛んで加入率は90％以上。学院を代表する音楽部は、合唱とミュージカル上演を軸に活動し、合唱で言うところの甲子園、「Nコン」、「全日本」の全国の大会の常連校で、海外のコンクールに招聘された経歴を持つ。他に文化部は、E.S.S.、演劇部、化学部、生物部、華道部、書道部、管弦楽部、軽音楽部、写真部、手工芸部、美術部、文芸部、料理部。スポーツ部は器械体操部、ソフトテニス部、テニス部、卓球部、ダンス部、バスケ部、バレー部、陸上部で、合わせて23の部活がある。
進路指導
清泉女子大への進学権を確保したまま、他大学受験も可能
生徒一人ひとりが自分自身をみつめ、将来についてより広い視野を身につけ、理想を現実にすることを目標にしている。やりたいことを6年間で見つけ、そこに進む道を教員が一緒に応援し、生徒に寄り添い、きめ細かなフォローアップを行う。企業や大学との連携、卒業生の協力によるキャリア教育なども体験できる。
姉妹校の清泉女子大との「姉妹校高大接続入学試験」は、一定の出願条件を満たせば受験ができ、12月中に進学先を確保したまま、他大学を受験することができる。
指定校推薦も多く、清泉女子大学（人数制限なし）、青山学院大学、慶應義塾大学、東京理科大学、中央大学などがある。また、上智大学カトリック校対象特別入試の対象校であり、2022年度は20人が合格した。
その他
「宗教研究」の時間
授業とは違う視点でキリスト教についてアプローチする清泉オリジナルの通年プログラムが「宗教研究」である。キリスト教をより深く知りたい、キリスト教を通して自分を見つめていきたい、クラスとも部活とも違う時間・違う仲間のつながりをもちたいという希望者のために、週に1度、朝の時間に開講されている。
制服
創立75周年を記念してスラックスを導入
スラックスはジャケットやジャンパースカートと同色でウォッシャブルのストレッチ素材を使用。セーターやカーディガンと合わせて着用が可能。６㎝分のサイドアジャスターがついており成長期に合わせて長く着られる仕様になっている。盛夏服（ワンピースタイプ。丸襟でギンガムチェックと角襟でストライプの2種類）やピーコートと同様、購入は任意である。
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