世田谷学園中学校

説明会に参加してみて

今年で学校創立122年を迎える男子の伝統校、世田谷学園中学校の5年生以下対象入試説明会に参加しました。
　冒頭の校長先生のお話しでは学園の教育内容について知ることができました。世田谷学園の教育理念は、“Think＆share”「天上天下唯我独尊」、スクールモットーは「明日をみつめて、今をひたすらに」、「違いを認め合って、思いやりの心を」です。日頃の学園生活や行事において、生徒に挑戦を促す機会がたくさんあるとのことです。今年9月に開催された獅子児祭（文化祭）では、名物のジェットコースターが朝のテレビ番組に取り上げられました。脱線防止やレールの改良などを加えて更にパワーアップした内容で大いに盛り上がったとのことでした。本学園は2021年4月より本科コース・理数コースの2コース制となり、理数コースでは多くの実験やサイエンスプロジェクトなど、低学年のうちから理数系のカリキュラムが充実しています。
　次に、教頭先生からは入試についてのご説明がありました。全4回の入試で200名を募集されます。本科コース、理数コースと２つのコースがありますが、両コースとも試験問題は同じで、理数コースに出願すると自動的に本科コースにも出願したことになります。2/1午後の算数特選と2/2は併願受験が多いため多数の合格者を出されるとのことです。特待生選抜は初年度の学費のほとんどが免除となります（年度更新）。複数回受験をすると、ボーダーラインで同点の場合や繰り上げ合格が発生した場合に優遇されるとのことです。
　最後に広報副部長の先生から学園生活についてのお話しがありました。学園の1日は校門前の一礼から始まります。月曜から金曜のコア・カリキュラムに対し、土曜日は特別なテーマを設定した土曜プログラムが実施されています。土曜プログラムでは、本科コースは地元世田谷沿線の街歩き、ビブリオバトル、スクラッチを使ってのプログラミング学習を、理数コースは農業体験や環境学習など、生徒の知的好奇心を刺激する様々な取り組みが行われています。部活動は週4日以内の活動で完全下校は18時、兼部も可能です。学園行事では、1年次にオリエンテーション合宿（4月）、黒姫サマースクール（7月）、2年次に遠足、永平寺研修旅行（11月）、3年次に沖縄修学旅行（本科コース）・鹿児島修学旅行（理数コース）、4年次に9日間のカナダ研修などとなっています。世田谷学園は2026年に創立125年を迎えますが、それに向けた周年事業として2024年にグラウンドが全面人工芝化となり、2025年には技術室、美術室、ICTラボ、グローバルルームなどを備えた4階建ての新校舎も完成します。ますます進化する世田谷学園に今後も注目したいと思います。
(ST)