世田谷学園中学校

説明会に参加してみて

　2021年4月より本科コース・理数コースの2コース制を開始された世田谷学園中学校の6年生対象入試説明会に参加しました。
　冒頭の校長先生のお話しでは学園の教育内容について知ることができました。世田谷学園の教育理念は、“Think＆share”「天上天下唯我独尊」、スクールモットーは「明日をみつめて、今をひたすらに」、「違いを認め合って、思いやりの心を」です。日頃の学園生活や行事において、生徒に挑戦を促す機会がたくさんあるとのことです。昨年9月に開催された獅子児祭（文化祭）では、3年ぶりに名物のジェットコースターが復活しました。幾つかの改良が加わり更にパワーアップした内容で大いに盛り上がったとのことでした。
　次に、教頭先生からは入試についてのご説明がありました。全4回の入試で200名を募集されます。本科コース、理数コースと２つのコースがありますが、両コースとも試験問題は同じで、理数コースに出願すると自動的に本科コースにも出願したことになります。2/1午後の算数特選と2/2は併願受験が多いため多数の合格者を出されるとのことです。特待生選抜は学費、入学金90万円が一年間免除となり、毎年数名の入学者がいるとのことです。複数回受験をすると、ボーダーラインで同点の場合や繰り上げ合格が発生した場合に優遇されるとのことです。
　最後に広報部長の先生から学園生活についてのお話しがありました。学園の1日は校門前の一礼から始まります。月曜から金曜のコア・カリキュラムに対し、土曜日には特別なテーマを設定した土曜プログラムを実施されています。土曜プログラムでは、小説を書いて星新一賞に応募したり、世田谷線探索や稲作体験、レゴブロックを使ってプログラミンを学んだりと生徒の知的好奇心を刺激する様々な取り組みが行われています。クラブ活動は中学1年生加入率が95％と盛んで、吹奏楽部、軟式野球部、物理部、生物部などが人気とのこと。最近の新しい取り組みとしてはドローン体験講座、３Ｄプリンターを活用した立体制作、コマ博士、救急救命コース、企業探究コース、研究発表の場としてSETA学会の開設など、様々な取り組みがスタートしているとのことです。説明会の最後には在校生が作成した「1分でわかる世田谷学園」の動画が上映され、最後まで受験生目線に立った思いやりに溢れる説明会でした。
(ST)