女子美術大学付属中学校

校長挨拶

説明者：学校長　小川　正明先生

2015年に百周年を迎えた。女子美術大学の名誉理事長大村智先生がノーベル医学生理学賞を受賞した。女子美の生徒たちに向けて話す機会も多く、科学と美術は密接な関係にあり、発想力・想像力がないと将来に結びつかない。体験し、失敗し、それが力になる、と話される。本校は創立時の100年前から女性自立（＝想像力、社会に役立つ女性を育てる。）をうたってきた。絵が好き、つくることが好き、という子供に入っていただき、それを大切に学び、将来につなげてほしい。

1入試について、2学校概要、3進路状況、4学校行事

説明者：主幹教諭・広報部主任　小島　礼備先生

1、第一回の募集人数が5名増えた。面接有り。教師1名・生徒1名の一対一で、服装はトレーナーやジーパンなど楽な服装で。学校の印象その他を聞く事後アンケート有り。二科・四科の選択選抜入試方法。近年二科選択が増えている。帰国子女は他の受験生と一緒に受けていただくが、別に基準を設けて判定する。
昨今の中学入試は女子の人数が減少。併願校の数の減少。第一志望率の高さ。第一回93.8％、第二回81.3％、補欠繰り上げ8名。各科目とも出題傾向は難易度ともに変更なし。難問奇問なし。標準程度。科目にかかわらず、漢字で書くところは漢字で書く。国語は記述中心。受験生と同じ年代の登場人物が出てくる物語一つ。気持ちを問う問題が多い。状況とともに説明できるように。算数は今年の大問１、去年の大問1を見比べる。○○算をまんべんなく振り返る。社会は最近一年間で話題になったことに関心を持つ。グラフ表から見た説明。理科は、教科書の濃い字で書いてあるところもおさえる。実験器具の名前など。四科ともに同じ問題であっても過去問を何度もやることは有効。

2、9つの美術室がある。PC室、CG室、書道室、理科室などがある。最新機器を備えた各教室。可動間仕切りにより、教室が大きなフロアになる。週4時間の美術。朝ホームルーム時に小テストがある。ふるわないと補習。定期テスト後も指名制で補習。美術だけでなく、勉強もしっかりやらせる。高校が普通科であることもつまりは本校が考える美術教育。週7～10時間の美術。知性と感性の両方を重視。才能＝「好き」を大切にすること。

3、全員付属高校へ進学。6年後美術系、文系、理系大学へ進学。文系理系希望者には、学科選択で進路サポート。卒業生の仕事は一般企業で仕事をするデザイナーが多い。女性ならではの感性と発想力が生かされる。オリンピック招致のデザインも卒業生が手掛けた。

4、学校行事はキャリアにつながる。中1、五月にスケッチ旅行で一日中スケッチをする。行事とは自己表現、発表の場、相互理解の場。自分自身が作品を通して人前に出される経験、説明し、伝える経験をする。失敗から良いものが生まれる。生徒の美術作品のスライド