学校詳細
建学の精神、教育理念
次世代のリーダーを育成
建学の精神は、「和」そしてOptima est Veritas「真理こそ最上なり」。「和」とは、独自性を発揮して自分が輝くだけでなく、周囲の人と協力し合って共に成長すること。一人ひとりが輝き、周りの人や世界中の人々をも照らし、輝かせることができるようになってほしいという願いが校名に込められている。「生徒は磨けば必ず輝くダイヤモンドの原石である」という理念のもとで、「地球を守る(人・社会・自然に貢献する)自覚と実践力のある次世代リーダー」となる人材を育成する。目指すリーダーとは「上に立つ人」ではなく、チーム内で「前を行く人」。一人ひとりがキラリと光る秀でたものを持ち、リーダーとして活躍できるようになることを目標とする。
教育の特色
問いを持ち続ける学び
「答えを出して終わる学び」ではなく、「問いを持ち続ける学び」が可能となるカリキュラムを編成。課題を見つけて解決するとまた新しい課題が見つかり、それを繰り返していくことで、基礎の定着と応用力の向上を目指す。主体性や自主性を育むために、教員は「待つ」姿勢を大切にして指導。たとえ小さな階段でも、生徒自身の力で少しずつ上っていく実感が持てることが重要と考え、「わかった!」「できた!」という喜びが感じられるような学習を積み重ねる。学習の評価には、生徒たちの学習意欲を高めるルーブリック評価(縦軸に複数の評価項目を置き、横軸にはその到達レベルを定義する評価基準表)を採用。
集団で授業を進めながら、進度や習熟度に合わせて個別に対応していくために、1人1台iPadを持ち、学習の様々な場面でICTを活用。絵本から小説までそれぞれのレベルに対応した英語の多読教材や、1対1で進めるオンライン英会話などを取り入れ、ぐんぐんレベルアップしていく生徒にも、コツコツと進めていく生徒にも、個別対応が可能となっている。また、ICTの活用により、生徒同士の意見交換も効率よく行うことができ、多様な考え方に触れる機会も多く得られる。日々の学習やテストの結果などはポートフォリオに記録して、振り返りや大学入試に活用。
武士の作法が源流にある「小笠原流礼法」は、道徳の授業として行われる。日本の伝統文化を学ぶだけでなく、欧米の食事マナーや挨拶の仕方といった「国際プロトコル」も学びながら、相手を思いやる心や深い洞察力を育む。
これらを学びの土台として、グローバルとサイエンスを柱とした中・高一貫教育を展開。
施設設備
食堂はカフェテリア形式にリニューアル
緑豊かなキャンパスは、東京ドーム約2個分の広さ。野球場と陸上トラックがとれるグラウンドの奥には、芝のゴルフ練習場がある。3つの体育館、室内温水プール、日本庭園に面した礼法室、可動式の机で学習の幅を広げるアクティブラーニングルーム、高品位な音響を実現した奏楽堂(ホール)など、深い学びや部活動で活用できる施設が充実。カフェテリア形式の食堂では、日替わりランチなど、栄養バランスや体づくりに配慮したセットメニューが提供される。支払いには、Suicaなどの交通系ICカードを使用。自分で自分の食べるものについてしっかり考えられるようになることを目指す、食育の場にもなっている。
学校行事
国内外で異文化体験
春季・秋季スポーツ大会(5月・10月)、文化祭(9月)のほか、北蓼科高原の学園セミナーハウスで体験学習(中2)なども実施。中学の修学旅行は、7日間の日程でオーストラリアに滞在し、数名のグループごとに一般家庭でファームステイを2日間体験する。そのほか、オールイングリッシュの環境で英語の力試しをする「Tokyo Global Gateway」での体験プログラム(中1)、異文化コミュニケーション術を学ぶワークショップや即興演劇トレーニングなどを通して、グローバルスキルを養う「Global Explorer Project」(中3)、1泊2日の「British Hills」(福島)での英国文化体験(中3)など、国内で異文化を体験できる機会も豊富に用意されている。
部活動
野球部やサッカー部を新設
運動部では野球部、サッカー部、卓球部、文化部では模擬国連部、ディベート部を新設。校内のゴルフ場で練習するゴルフ部は、中学生も関東大会での優勝や全国大会に出場経験があり、プロゴルファーとして活躍する卒業生もいる。バトン部、スキー部、ダンス部、吹奏楽部は全国大会出場レベル。マーチングバンド部は、関東大会への出場、演奏会、イベントなどで活躍。書道部は団体・個人の受賞者が多く、競技かるた部は他校との練習試合や大会に参加するなど、文化部でも校外での対戦や活動を積極的に行っている。
進路指導
個別対応で現役進学率95%以上
授業にしっかり取り組むことで、問いを持ち続ける学びの姿勢を身につけて大学での学習につなげ、社会人として活躍できることを目指すカリキュラムとなっている。日々の復習や進路のサポートは、ICTの活用などで一人ひとりに合わせてきめ細やかに対応。
放課後には、学生チューターが常駐する自習室を19時まで利用でき、授業中の疑問をその日のうちに解決できる「ヴェリタス・アフタースクール」を用意。東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの現役大学生が学びをサポートする。
社会や仕事について知るキャリア教育も中学から行い、入学時から進路を見据えて現役合格を目指す。
その他
安心・安全な学校生活
生徒たちが毎日元気に楽しく通学できるように、安心・安全な環境が整えられている。24時間、守衛が常駐し、校内には赤外線センサーを設置。自家用車での通学も認められており、送迎の際は敷地内に乗り入れできる。保健室の専任教員は2名おり、必ず1名以上の養護教諭が保健室に在籍。また、週に2日カウンセラーが来校し、養護教諭と連携を図りながら心身の健康をサポート。心と体が不安定になりがちな長期休暇明けなども、学校に自分の居場所があるのだと感じられるように、心のケアに力を注いでいる。
制服
知性と品格が感じられる制服
制服はデザインの細部にわたり生徒の意見が取り入れられている。キーワードは知性と品格。統一感を重視しながらも、個性を発揮できる要素も大切にしている。冬服はグレーを基調とし、スラックスはジェンダーレス。生徒が状況に応じて主体的に選ぶことができる。セーターはグレーとボルドーの2色展開。好みで選べるが、ボルドーが人気となっている。冬服スカートは、裾部分のダークグレーがさりげないアクセントになっている。
夏服の上衣は、涼しげな印象のポロシャツで、鹿の子編みと、速乾タイプの2素材を用意。アイロン不要のイージーケアがうれしい一着だ。夏服スカートには、イギリスの伝統である品の良いチェック柄で、数多くのパターンから生徒たちとの対話を重ねて厳選。夏服スラックスには、制服では珍しいチノパンを採用。オプションでフーディーもあり、肌寒い時などに便利な一着だ。