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2016/10/24(月)

中高一貫校 2017年度入試の傾向

高校受験がなく、大学進学に向けて6年間しっかりと準備することができる中高一貫校。私立で一般的だったこの中等教育制度は、1999年に公立の中高一貫校がスタートして以来、一層人気を集めています。入試問題は、適性検査型が主流で、国語、算数、理科、社会、それぞれの教科知識を問うのではなく、複数の教科を組み合わせ、総合的に考える力が試される問題が多いのが特徴です。過去の入試問題を公開している公立中高一貫校も少なくありません(例えば下記の3校)ので、実際に確認することをおすすめします。

東京都立武蔵高等学校附属中学校
東京都立両国高等学校附属中学校
神奈川県立相模原中等教育学校

私立の中高一貫校では、(特に同じエリアにある)公立中高一貫校との併願を意識した入試問題を出す傾向にあり、2017年度もその流れはますます加速するものと考えられます。小野学園女子中学校のように、適性検査型入試(Pコース)の第2回試験を「サイエンスフロンティア指向」と名付け、2017年度に新設される横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校との併願を意識した入試であることを明確に打ち出す学校も出てきました。

受験する側としては、倍率も高い公立中高一貫校との併願校を選ぶにあたって、その学校がどの公立中高一貫校との併願を意識しているのかを把握しておくことは、合格する確率を高める大切なポイントと言えるでしょう。

中学受験スタディでは、おすすめの併願校を「公立中高一貫校特集2017」としてまとめました。ぜひ、ご覧ください。