帰国生入試をおこなう「おすすめの私立中学校」

立教女学院中学校(女子校)

帰国生に対する教育の特徴

1994年から帰国生受け入れを開始した立教女学院中学校高等学校。「異文化を体験した帰国生は、物事を多角的に見る目やユニークな発想力を持っています。入学後、周りの生徒たちに良い刺激をもたらし、学校全体の活動を活性化させていく力になることを期待しています」と教頭の高嶺京子先生。教育理念、入試詳細、施設見学を丁寧に行い、同校への理解を深めてもらおうと帰国生入試にも熱心に取り組んでいる。「帰国生対象の入試科目説明会(9月下旬動画配信予定)を行っておりますが、海外在留中で一時帰国している方に対して個別に学校案内も行っております」同校はキリスト教に基づく人間教育を基盤としているため、礼拝、土曜集会などのキリスト教行事があることを理解しておくべきだろう。

募集は若干名となっているが、入学者実績は、2021年20名、2022年16名、2023年11名。帰国生だけのクラスは設けず、各クラスに均等に入る。「本校は帰国生に英語力は問いません。もっとも重視しているのは海外での異文化体験です。併設の小学校からの入学生や一般入試での入学生と同じクラスで切磋琢磨してもらいたいと考えています。」と高嶺先生。

 

<2024年度入試の詳細、2025年度以降の帰国生入試に関する変更は、学校のホームページをご参照ください。>


入学後に履修する英語学習は、習熟度別授業になっており、中学では各ホームルームクラスを2分割して10クラスの少人数授業でスタート。英語4技能をバランスよく養う。中1後期には、習熟度に応じてベーシッククラスとアドバンストクラスの2段階に分ける。また帰国生の英語力保持のために週1回習熟度別の「英語特別課外授業」も行う。高等学校の英語は文法・読解・作文力も強化し「英語で自分の意見を表明できる発信型英語能力」を育成。必修では3段階6クラス編成で授業を行い、論理・表現はホームルームを3分割してネイティブスピーカーの教員による授業を行うなど、きめ細かい指導が可能な少人数クラスで学習をしている。
国際交流プログラムも豊富にあり、フィリピン・アメリカ・ニュージーランドの姉妹校と短期・長期の交換留学、UCD短期留学、エンパワーメントプログラム、サマーイングリッシュプログラムなどさまざまな国際体験のチャンスがあるのも魅力だ。


海外帰国生インタビュー

Sさん 2022年度 高1
(小4~小6までシンガポールに滞在。日本人学校、小5からはインターナショナルスクールに通う)

Tさん 2022年度 中3
(年中~小6まで中国・上海の日本人学校)

Q 立教女学院を志望した理由を教えてください。

Sさん 夏休みに個別説明会に参加した時、高 3の先輩たちが卒論制作のために学校に来ていました。教室で和気あいあいと話をしている姿を見て、この学校なら楽しい6年間を過ごせそうだなぁと感じたのが、大きな理由です。また立教女学院は、海外で経験したことを活かしたり、英語もバリバリ学ぶというのではなく、自然に力を伸ばしてくれる学校なので、私に合っていると思いました。それに、自然豊かなキャンパスも魅力でした。

Tさん 「自主性を重んじる」という学校の教育方針がいいなと思いました。私は小学校時代に中央委員会という組織に所属していて、イベントを企画したり運営するのが好きだったので、立教女学院でもマーガレット祭(文化祭)など、生徒主体の行事に関わってみたいと思いました。

Q 帰国生入試に向けた受験勉強はどのようにしていましたか?

Sさん シンガポールにある日本の塾に通っていました。その塾から立教女学院に進学した先輩が何人かいて、過去問なども豊富にあったので、その対策をしたり、休みの日も友だちと自習室に行って、励まし合いながら勉強していました。

Tさん 上海にある日本の塾で、国語と算数の授業を受けていました。入試科目にある作文は、どんなお題が出ても対応できるようにいろいろなパターンで書く練習をしました。

Q 海外での経験が役立ったと思うことはありましたか?

Sさん シンガポールでは多様な国の人と関わってきたので、文化の違いなどを理解し、国語の授業でオリエンタリズムを考える時も、自分の知識を活かすことができました。また、英語を身に付けてきたので、試験前は、理科や社会などの勉強に時間を割くことができたのもよかったです。中1の時、姉妹校から来た留学生に通訳をしたこともあります。

Tさん 海外にいたことで視野が広がり、いろいろな角度から物事を見られるようになりました。立教女学院にはAREという、戦争など社会的な問題を自分で調べて考え、発表する授業があり、その時に海外経験が役立っていることを感じます。また、通っていた学校は日本人学校でしたが、授業中も自分から手をあげて発表するなど、行動的な人が多く、私も積極性が身についたと思います。

Q 立教女学院の魅力を教えてください。

Sさん チャペルで礼拝を行っていることです。みんなで聖歌を歌い、厳かな雰囲気の中で祈りを捧げ、心が落ち着きます。また、生徒同士の仲が良く、先生と生徒の距離も近い学校です。

Tさん 自由な校風で、一人ひとりの個性を伸ばしてくれる学校です。現在、生徒会に所属しているのですが、生徒が自主的に活動し、それを先生たちが見守ってくれます。

Q 今後、学校でやってみたいこと、進路について教えてください。

Sさん 今、所属しているダンス部が楽しく、上下関係など海外では学べなかった礼儀なども身に付けることができ、とても充実しています。将来は医学部か薬学部系に進みたいと思っています。

Tさん 今は生徒会委員としてマーガレット祭に関わっていますが、高校からは運営委員会という組織に入ることができるので、もっと中心的な立場で企画や運営をしていきたいです。進路はまだ定まっていませんが、大学では社会学部に興味があります。社会的な問題を多角的に考え、解決できる人になりたいです。

Q 受験生にメッセージをお願いします。

Sさん 立教女学院ならではの楽しい企画があり、入ってみなければわからない体験をたくさんすることができます。私も入学前に想像していたより、はるかに充実した生活を送っています。受験生のみなさんには、最後まであきらめずにがんばってほしいです。

Tさん 立教女学院は自由で、自分らしく過ごすことができ、やりたいと思ったことを実現できる学校です。ぜひ、受験勉強をがんばって入学してください!

 

帰国生入試のポイントと日程

受験資格
直近の海外在留期間が継続して2年以上あり、帰国後2年以内であること。
試験科目
①国語30分(40点)②算数30分(40点)③日本語の作文30分(20点)

入試日程

試験日 試験名 募集人数 選抜方法 出願期間
2023/12/21(木) 帰国 若干名

①学力試験(国語・算数・日本語の作文)②6年次(相当分)の通知表

11/9(木)〜12/2(土)

※保護者同伴の面接あり。

学校説明会日程等

※掲載されている日程等は変更になることがありますので、念のため最新の情報を学校ホームページでご確認の上、ご参加ください。


開催日 開催時間 説明会名 予約
2023/9/2(土) 9:00〜11:30 秋の校内見学会《個別相談を含む》<午前回> [要予約]
2023/9/2(土) 13:30〜16:00 秋の校内見学会《個別相談を含む》<午後回> [要予約]
2023/10/27(金) 10:00〜16:00 マーガレット祭(文化祭) [要予約]
2023/10/28(土) 9:30〜15:30 マーガレット祭(文化祭) [要予約]
2023/11/18(土) 13:30〜16:00 秋の校内見学会<個別相談を含む> [要予約]

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所在地・交通アクセス

〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60

TEL 03-3334-5103

  • 京王井の頭線「三鷹台駅」北口より徒歩1分

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