帰国生入試をおこなう「おすすめの私立中学校」

昭和女子大学附属昭和中学校(女子校)

帰国生に対する教育の特徴

中学生全員が参加するボストン研修や40年以上続く英国短期留学など、グローバル教育に力を入れてきた昭和女子大学附属昭和中学校が、2018年度から帰国生入試を開始した。同校には、「本科コース」と約1年間のカナダ留学(高校)を必修にした「グローバル留学コース」、スーパーサイエンスコース(1年時から)の3つのコースがあり、帰国生も一般生と同様、入学時にコースを選択する(帰国生入試では、本科コースまたは、グローバル留学コース)。本科コースの英語の授業は、習熟度別の3分割(取り出し授業も実施)。少人数で行っている。グローバル留学コースは、オールイングリッシュの授業を展開し、その大半をネイティブスピーカーの教師が担当。取り出し授業も実施する。また、クラス担任も日本人教師とネイティブ教師1人の体制をとる。同校では、毎週金曜日を「イングリッシュデー」と設定し、英語を使ったアクティビティを行うなど、日常的に英語を使う機会を設けている。また、イングリッシュルームには、アメリカやカナダ、オーストラリア人の教師が常駐し、英語を学べるのはもちろん、出身国に関する話を聞いて留学の参考にすることも可能だ。そして、学校の敷地内には、500人規模のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ」があり、様々な国籍をもつ同世代の生徒たちが通学している。定期的に交流会が催され、グローバル留学コースではブリティッシュ・スクールの先生が授業を英語で行うなど、イマージョン教育も展開。 帰国生を受け入れるにあたり、入試・広報部の杉村先生は「自分の考えや意見を持ち、それを積極的に発信したり、行動に移せるのが帰国生の特長です。また日本と異なる環境で生活をして、苦労もあったはずですが、それを乗り越えてきた経験もある。そうした経験をもとに、更に本校で可能性を広げていってほしいです」と話す。「そして、帰国生が自分が住んでいた国の話をしてくれることで、一般生が海外へ目を向けるきっかけになればいいですね」。2019年9月には、米国ペンシルベニア州テンプル大学日本校がキャンパス内に完成し、本校との高大連携プログラムも充実している。このように同校では、帰国生がリーダーシップを発揮してくれることを期待するとともに、帰国生にとっても、過ごしやすいグローバルな環境や、英語力向上のプログラムを整えている。

帰国生インタビュー

Iさん 本科コース 高1
(3歳~6歳までアメリカ・ニューヨークに滞在。小1~小5まで、国内の英語イマ―ジョン教育を行う私立小学校に在学)
Kさん グローバル留学コース 中3
(1歳~9歳まで中国・上海に滞在し、nursery(1歳)~小3までインターナショナルスクールに在学)
Oさん グローバル留学コース 中2
(小3~小4までペルーのインターナショナルスクールに在学)


Q:昭和女子大学附属中学校への進学を決めた理由は?


Iさん:学校のキャンパスにはブリティッシュスクールがあり、中2でボストン研修があるなど、英語に触れる機会が多いのが魅力でした。また中高一貫の女子校なので、高校の先輩とも関わることができ、女子の中で素の自分を出しながら、6年かけて同級生との仲を深められたらいいなと思いました。

Kさん:高校で10ヵ月間のカナダ留学があるグローバル留学コース(G組)に入りたいと思い、昭和を受験しました。また、2年生から中国語の授業があり、もう一度、中国語を勉強できることもよかったです。

Oさん:ボストン研修やカナダ留学にも惹かれましたが、海外に行かなくてもブリティッシュスクールと交流があるなど、国際的な環境がよいと思いました。あと、学校見学に行った時に、先生と生徒の関係が親しそうで、ありのままの自分を先生に受け入れてもらえると思いました。


Q:受験勉強はどのようにしてきましたか?


Iさん:私が中学受験をしようと決めたのは、小6の夏休みでした。英語は小5の時に英検2級を取っていたので免除され、国語と算数は学習塾に通って対策をしてもらいました。

Kさん:私の通っていた小学校は大多数の人が中学受験をしていたので、私もその波に乗って小5の冬に受験を決めました。英検は2級を持っていたので、算数を中心に勉強をしました。

Oさん:私は英検準2級しか取っていなかったので、3教科で受験しました。受験が近づくと朝早く起きて過去問を解き、学校から帰ってきて過去問を解く毎日を過ごしました。A日程やB日程など一般の入試問題も2、3年さかのぼって解いていました。面接については、1ヵ月前から主に父と質問を想定して答える練習をしました。


Q:海外経験で身についたことは?


Iさん:私がアメリカにいたのは6歳までなので、あまり記憶はないのですが、向こうでは現地の幼稚園に通い、友だちとも英語を使って遊んでいました。帰国した後もインターナショナルスクールに近い学校に通っていたので、英語力はついたと思います。

Kさん:オールイングリッシュの学校で、日本人の同級生も3人しかいなかったので、自然と英語が話せるようになりました。また学校には、アジア、アメリカ、ヨーロッパなどさまざまな国の人がいて、価値観が多様であることも普通に受け入れていました。

Oさん:私の通っていた学校もいろいろな国の人がいて、他国の文化を学ぶことができました。ペルーに行った時は、自分の名前を言うことくらいしか英語が話せず、最初は学校に慣れるのに苦労しましたが、がんばって英語をおぼえ、たくましさも身についたと思います


Q:これからの目標と将来の夢を教えてください。


Iさん:まずは英検準1級を取ることが目標です。そして高校生になったので、卒業後の進路も考えていかなくてはなりません。今は教師の仕事に興味があります。そのためにも勉強だけでなく、教師にふさわしい思考っだったり、行動ができるようにがんばりたいです。

Kさん:英語の資格が英検準1級だけなので、TOEICやTOEFLなど海外で使える検定を3年生の間に受けたいと思っています。将来の夢はまだ決まっていませんが、8年間、外国の人と触れ合ってきて、自分には海外のほうが肌に合う気がします。よって、海外と関われるような仕事に就きたいと考えています。

Oさん:私は幼少の頃からバトントワリングという競技を続けていて、学校では水泳部に入っています。これらの活動と勉強を両立することです。将来のことはまだ考えていませんが、地球温暖化の問題に関心があるので、世界的な規模で環境に関わる仕事をしてみたいです。


Q:受験生へメッセージをお願いします。


Iさん:私が小6の時は、学力に全く自信が持てませんでした。塾の先生からは「継続が大切」と言われていましたが、その時は勉強しても成績が上がらず、信じられなかったんです。でもこうして合格でき、今はその通りだと思います。受験生のみなさんも、受験勉強を始めるのが遅くても、今学力が足りないと思っていても、可能性は十分にあるので最後まであきらめずにがんばってください。

Kさん:G組を希望している人は、6年間、同じクラスメイトと仲良くできるか心配かもしれません。もちろん揉めることもありますが、解決をしたらその分仲が深まり、クラスの団結力も強くなります。受験は、最終的には自分がどれだけがんばれたかが結果につながるので、今できることを根気強くやるのみです。私もそうでした。応援しています。

Oさん:私の経験からですが、過去問をたくさん解くことで、問題の傾向がつかめてきます。面接も練習をしておくと、当日緊張していても答えることができます。受験勉強は大変ですが、合格を手にしたら、楽しい学校生活が待っていますよ。体調に気をつけて頑張って下さい。


帰国生入試のポイントと日程

[受験資格]
海外に在住1年以上、帰国後3年以内。      
併設の高等学校に進学を希望する女子
[募集人数]
特に定めず
[試験科目]
<11月23日(土)入試試験科目>
・2教科または3教科の選択     
・2教科 国語100点 算数100点     
・3教科 国語100点 算数100点 英語100点     
※必須科目の国語と算数は、小学校6年生教科書レベルの「基本的な問題」を出題。英語は英検2級レベル。          
・面接(本人のみ)


入試日程

試験日 試験名 募集人数 選抜方法 出願期間
2024/11/23(土) 帰国生入試 特に定めず

2教科(国語・算数)または3教科(国語・算数・英語)の選択。面接(本人のみ)※必須科目の国語と算数は、小学校6年生教科書レベルの「基本的な問題」を出題。英語は英検2級レベル。

11/1(金)〜11/21(木)

学校説明会日程等

※掲載されている日程等は変更になることがありますので、念のため最新の情報を学校ホームページでご確認の上、ご参加ください。


開催日 開催時間 説明会名 予約
2024/8/2(金) 15:00〜16:30 夏休み特別企画 理科体験授業 [要予約]
2024/8/3(土) 15:00〜16:30 夏休み特別企画 理科体験授業 [要予約]
2024/8/24(土) 10:00〜12:00 合同説明会(日本女子大学附属中学校・昭和女子大学附属昭和中学校) [要予約]
2024/9/15(日) 10:00〜12:00 体験授業・体験クラブ  「在校生と一緒にクラブ活動」 [要予約]
2024/9/18(水) 13:10〜15:00 オープンスクール(授業見学) [要予約]
2024/9/21(土) 10:30〜12:20 オープンスクール(授業見学) [要予約]
2024/9/21(土) 13:30〜 校舎案内 [要予約]
2024/9/25(水) 15:30〜 校舎案内 [要予約]
2024/10/9(水) 18:00〜19:45 ナイト説明会(オンライン) 「昭和の今 ~中学1年生の学校生活と取り組みについて~」 [要予約]
2024/10/23(水) 8:20〜12:25 体育祭 [学校ホームページをご確認ください]
2024/11/2(土) 14:00〜 帰国生対象説明会 「本校が目指す人物像」 [要予約]
2024/11/2(土) 14:00〜 帰国生対象説明会(オンライン) 「本校が目指す人物像」 [要予約]
2024/11/9(土) 13:30〜14:30 校舎案内 [要予約]
2024/11/16(土) 9:00〜16:00 昭和祭(学園祭) [学校ホームページをご確認ください]
2024/11/17(日) 9:00〜16:00 昭和祭(学園祭) [学校ホームページをご確認ください]
2024/11/30(土) 13:30〜14:30 校舎案内 [要予約]
2024/11/30(土) 14:00〜15:30 リコちゃれ⑤ [要予約]
2024/12/8(日) 10:00〜 学校説明会・入試問題対策授業 「各教科の出題傾向について。押さえておくべき点について」 [要予約]
2025/1/11(土) 10:30〜 学校説明会(オンライン) 「まだまだ間に合う、入試直前対策」 [要予約]

昭和女子大学附属昭和中学校

昭和女子大学附属昭和中学校

昭和女子大学附属昭和中学校

昭和女子大学附属昭和中学校

所在地・交通アクセス

〒154-8533 世田谷区太子堂1-7-57

TEL 03-3411-5115

  • 東急田園都市線「三軒茶屋駅」より徒歩7分

マップ

この学校の