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女子校

しょうわじょしだいがくふぞくしょうわ

昭和女子大学附属昭和中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(昭和女子大学附属昭和中学校の特色のある教育 #19)

生徒が語る“昭和女子の今″2024(帰国生編)

生徒の生の声を通して、学校の特色や魅力をご紹介。今回は帰国生3人が学校生活や将来の夢などを語ってくれた。

▶︎写真左から:Oさん、Iさん、Kさん

お話を聞いた生徒
Iさん  本科コース 4年生 
(3歳~6歳までアメリカ・ニューヨークに滞在。小1~小5まで、国内の英語イマ―ジョン教育を行う私立小学校に在学)
 
Kさん グローバル留学コース 3年生
(1歳~9歳まで中国・上海に滞在し、nursery(1歳)~小3までインターナショナルスクールに在学)

Oさん グローバル留学コース 2年生
(小3~小4までペルーのインターナショナルスクールに在学)

昭和女子を選んだ理由、帰国生で苦労したこと

—昭和女子大学附属中学校と今のコースを選んだ理由を教えてください。

Iさん 学校のキャンパスにはブリティッシュ・スクールもあり、英語と触れ合う機会が多いのが魅力でした。カナダ留学のあるグローバル留学コースも考えていたのですが、私には学校生活に馴染みたいという思いのほうが強かった。本科コースも2年生で※ボストン研修、4年生では選択制国内外研修旅行があり、私はこの秋オーストラリアに行く予定です。このように海外に行くプログラムも用意されているので、本科コースを選びました。

Kさん:高校2~3年の10ヵ月間、カナダに留学をするグローバル留学コースに入りたいと思い、昭和を受験しました。留学プログラムのある学校はたくさんありますが、希望者だけでなく、みんなで海外体験を共にできるのがいいなと思いました。また、グローバル留学コースは2年生から中国語の授業があります。もう一度、中国語を勉強できるのもよかったです。

Oさん:学校見学に行った時に、先生と生徒の関係が親しそうで、ありのままの自分を先生に受け入れてもらえると思いました。グローバル留学コースを選んだのは、英語力を伸ばしたいことと、カナダ留学に惹かれたからです。この学校は、海外に行かなくてもブリティッシュ・スクールと交流があり、そうした国際的な環境もよいと思いました。

※ボストン研修…アメリカのボストンにある同校の海外キャンパス「昭和ボストン」を拠点に、2年生全員が参加する約2週間の研修。

―帰国生ゆえに大変だったことはありますか?

Iさん 私は入学前から英語を学んでいたので、習熟度別の授業でも一応、上のクラスに入っていました。「帰国生だから英語ができる」と思われることがプレッシャーで、英語の意味を聞かれてもわからなかったり、授業で答えを間違えた時などは、とても恥ずかしかったです。でも、おそらく周りは何も思っていなくて、私だけが考え過ぎていたのでしょう。高校に上がると英語の内容自体が難しくなり、そんな思い込みもなくなりました。

Kさん 日本で通っていた小学校は帰国生が少なく、「英語ができる人なんでしょ」と特別に見られがちでした。今のG組(グローバル留学コース)は帰国生が多いので、小学校よりも居心地がいいですね。帰国生で苦労したのは、これも小学生の時ですが、日本語力がなくて、自分の気持ちを相手にうまく伝えられず、傷つけてしまったことがありました。「そんな意味で言っているわけではないのに…」ということが、多々ありました。今は、どんな言い方をすればよいのかわかってきたので、大丈夫だと思っていますが…。

Oさん 帰国生ということで特に苦労した経験はないですが、ブリティッシュ・スクールの生徒と交流した後、英語ができると思われたのか、感想を話してと言われて困ったことがありました。また、G組は帰国生が3分の1くらいおり、滞在していた国もさまざまで、一人ひとりの性格や考え方も違います。なので、みんなの意見をまとめるのが大変です(笑)。

授業、行事、部活動…、学校生活で楽しく取り組んでいること

—授業など学習面について感想を聞かせてください。

Iさん 教科や先生によって授業の形式が異なり、板書をノートにとる授業もあれば、グループで課題について話し合う授業もあります。中学の頃は、クラス替えなどで初対面の人と話すのが苦手だったので、ノートに書き写すほうが好きだったけれど、今はグループで課題を解決し、発表する授業が楽しいです。プレゼンを担当することも多く、みんなの意見をまとめて伝えることは、これから大学や社会に出た時も必要なことだろうと思います。

Kさん G組は活発な人が多く、授業中も常に誰かが発言しています。英語の授業は、αとレギュラーの2つのクラスに分かれ、私のいるαではネイティブの先生が指導するディスカッションとライティングの授業があり、どちらも楽しいです。中国語は基礎から学習しています。リスニングの力はまだ残っていますが、帰国してからは日本語の勉強で手一杯だったので、中国語の復習ができるのはうれしいです。

Oさん G組は毎日の朝礼や授業など、英語でスピーチをする機会がたくさんあります。年に1回、G組の代表が3学年集まってプレゼンをするコンテストもあります。私はスピーチをする時、緊張して頭が真っ白になってしまいますが、海外経験の長い人は慣れているのか、ジェスチャーを交えたり、問いかけをしたり、とても上手で勉強になります。

—行事や部活動など、学校生活で楽しんでいることは?

Iさん 部活は1年から軽音楽部に入り、ベースを担当しています。昨年は1つ上の先輩のバンドに所属し、今は2つのバンドを掛け持ちしています。バンドメンバーは変わっても、みんなで仲良く練習に励み、上下関係もそれほど厳しくありません。先輩には敬語で話すけれど、年上の友だちという感じがします。
楽しかった行事はボストン研修と、3年生で行った古都の旅です。京都や奈良を訪れ、私は日本の風景が好きなので印象に残っています。

Kさん 文化祭や体育祭が楽しいです。行事の時のG組の団結力はとても強く、体育祭は声が枯れるくらい応援し、文化祭の企画でも「G組が学年で一番良かったよね」と盛り上がっています(笑)。ちなみに昨年はキャンディーバッグとフォトブースを作り、準備は大変でしたが、良いものが作れたと思っています。宿泊行事も好きですね。この学校はボストン研修や学寮など宿泊行事が多く、団体生活をするので揉めることもあるけれど、最後は仲間意識が強まります。

Oさん 私は水泳部に入っていて、先輩は優しく練習も楽しいです。行事で思い出に残っているのは、1年生の4月に行った3泊4日の林間学寮です。入学早々の宿泊学習でクラスの友だちとより親しくなり、他クラスの人とも仲良くなれました。これから楽しみなのは、ボストン研修です。有意義な時間を過ごせるように、今は英語の勉強をがんばっています。

これから挑戦したいこと、先輩から受験生に伝えたいこと

―今後の目標と将来の夢を教えてください。

Iさん まずは英検準1級を取るのが目標です。そして高校生になったので、進路をしっかり考えなくてはいけないと思っています。今は教師の仕事に興味があります。きっかけは、中3の担任の先生が、私が困ったときや悩んでいた時に優しく寄り添ってくださったことです。自分に教師が合っているかはわかりませんが、勉強はもちろん、教師にふさわしい思考だったり、行動ができるようにがんばりたいと思っています。

Kさん 英語の資格が英検準1級だけなので、TOEICやTOEFLなど海外で使える検定を3年生の間に受けたいと思っています。将来の夢はまだ決まっていませんが、8年間、外国の人と触れ合ってきて、自分には海外のほうが肌に合う気がします。よって、海外と関われるような仕事に就きたいと考えています。

Oさん 私は幼少の頃からバトントワリングという競技を続けています。水泳部とバトントワリングの活動、そして勉強を両立させることが目標です。将来のことはまだ考えていませんが、地球温暖化の問題に関心があるので、世界的な規模で環境に関わる仕事をしてみたいです。

―昭和女子の魅力と共に、受験生へメッセージをお願いします。

Iさん 昭和女子の先生は優しく、悩み事なども真摯に聞いてくださる先生がたくさんいます。また中高一貫の女子校なので、高校の先輩とも関わることができ、女子の中で素の自分を出しながら、6年かけて友だちとの仲を深めることができます。
受験生のみなさんには、最後まで勉強をあきらめないでほしいと思います。私が小6の時は、学力に全く自信が持てませんでした。塾の先生から『継続が大切』と言われていましたが、その時は勉強しても成績が上がらず、信じられなかった。でもこうして合格でき、今はその通りだと思います。なので、みなさんも自分の可能性を信じてがんばってください。

Kさん 昭和女子は小学校から大学まであり、校舎がきれいで、敷地内にはブリティッシュ・スクールやテンプル大学もあって、国際色豊かです。学校の立地もよく、通うのに便利な点も魅力です。
受験生でG組を考えている人は、6年間、同じクラスメイトと仲良くできるか心配かもしれません。もちろん揉めることもあるけれど、解決したらその分仲が良くなり、6年間一緒なのに気まずいままでいたら限界が来るので、互いが歩み寄ります。それが今のクラスの団結力になっているのだと思います。そして受験は、最終的には自分がどれだけがんばれたかが結果につながるので、今できることを根気強くやるのみです。私もそうでした。応援しています。

Oさん 昭和女子は制服がかわいく、身近に英語に触れ合える環境があるのが魅力です。また先生と生徒の距離が近く、勉強の質問もしやすいし、休み時間も先生が気軽に話しかけてくれます。
私は国数英+面接の帰国生入試を受けました。受験が近づくと、朝早く起きて過去問を解き、学校から帰ってきて過去問を解く毎日を過ごしました。面接も1ヵ月前から、こういう質問が来たらどう返すか、主に父と練習しました。過去問も何度も取り組めば、問題の傾向がつかめます。受験勉強は大変だけれど、合格を手にすれば、楽しい学校生活が待っていますよ。体調に気をつけて、頑張って下さい。

<取材を終えて>
学校の国際的な環境や、充実した海外研修プログラムは、帰国生にとって魅力的なようだ。とはいえ、みなが同じコースを選択するのではなく、それぞれに活躍できる場、学びがあることも同校の魅力だと感じた。

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