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女子校

しょうわじょしだいがくふぞくしょうわ

昭和女子大学附属昭和中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(昭和女子大学附属昭和中学校の特色のある教育 #15)

生徒が語る“昭和女子の今”2022(中学3年生編)

生徒の生の声を通して、学校の特色や魅力をご紹介。今回は本科、スーパーサイエンス、グローバル留学、それぞれのコースに在籍する3年生が登場。学校生活やこれからのことなどを語ってくれた。

お話を聞いた3年生

▶︎写真左より:Oさん、Hさん、Tさん

Oさん スーパーサイエンスコース  書道部
Tさん 本科コース         吹奏楽部
Hさん グローバル留学コース    ダンス部

昭和女子大学附属昭和中学校を志望した理由

―この学校の進学を決めた理由は何ですか?

Oさん 私は小4の時、将来、研究者になりたいという夢を持ちました。きっかけは、写真でプリズムの光を見て「どうして色は7色なんだろう? 紫外線が見える動物がいるのに、なぜ人間には見えないのだろう?」と疑問を感じ「もっと違う色の世界を見てみたい」と思ったことです。昭和にはスーパーサイエンスコースがあり、サイエンスに関する設備も充実しています。また、大学の研究室を訪れる機会があって幅広い学びができるので、この学校のスーパーサイエンスコースに入りたいと思いました。

Tさん 今は外部の大学を受験しようと思っていますが、小学生の頃は、大学の附属校というのが魅力的でした。また、6年生の時に、父と学校見学に来たことがあり、行きたい場所がわからずに右往左往していたら、先輩たちが「どちらに行きたいのですか?」と声をかけていただきました。きちんとした挨拶や人に対する優しさなど、学校の雰囲気もいいなと感じ、この学校を選びました。

Hさん 私は初等部から昭和に通っています。小学校受験は私より親の意向が大きいのですが、両親の狙いとしては、昭和には学寮やボストンにも研修施設があって、いろいろな経験ができることがあったようです。内部進学を決めた大きな理由は、グローバル留学コースの存在です。私はそこまで英語ができるわけではありませんでしたが、これからの時代は絶対に英語が必要だし、父が海外で外国の方と英語でコミュニケーションをとっている姿を見て、私もいつかそうなりたい、グローバル留学コースで英語力を身につけたいと思いました。

それぞれの学校生活の思い

―学校生活で楽しいことは何でしょうか?

Oさん 学習面で言うと、昭和の先生は優しいので授業中も質問がしやすく、もっと知りたいと思うような授業をしてくれます。なかでもスーパーサイエンスコースには理科演習という授業があり、実験をしながら考察を立てる学習が楽しいです。3年生から個人の課題研究が始まり、今は土を使ったろ過の実験をしています。2年生までとは違って、実験方法を立てるのも、実験をして考察するのも、一人でしなくてはいけないので大変ですが、友達に相談しながら楽しくやっています。
部活動は書道部に入っています。部員は少ないけれど少ないからこそ静かな環境で書道の練習ができ、先輩から教わる機会も増えます。コミュニケーションをとれる機会としても、楽しく有意義な時間です。

Tさん 友だちと教え合いをしながら、勉強するのが楽しいです。自分の苦手な英語と社会は、友だちから教わって理解し、反対に得意な数学や理科を教える時は、どうやったら相手にわかりやすく伝えられるか必死で考えるので、それも自分の成長につながっていると感じます。教え合いは思い出として記憶が定着し、学習効果が上がるそうで私の勉強法にも合っています。
吹奏楽部の活動も楽しんでいます。部員が多いけれど、パートごとに分かれて練習をしているので、縦のつながりが深いです。私は打楽器を担当し、先輩から教わったり後輩に教えたり、コミュニケーションを大事にしながら活動しています。

Hさん 学校生活で一番楽しいのは、休み時間に友だちと話をする時間です。2人でも、グループで話すのも楽しく、学校の良さは友だちと雑談できることと言ってもいいぐらいです(笑)。休み時間はおしゃべりだけでなく、課題など自分でやっても理解できなかったところを教え合う時もあります。授業とは別に、友だちとの学び合いも楽しいです。
クラブは昭和で一番人気のあるダンス部に入っています。同学年の部員が20人近くいて、ダンスに興味があり、同じ趣味を持っているということで、話がしやすく、共感できることも多いです。先輩も優しく、先輩から教わってダンススキルが上がると、さらに部活が楽しくなります。

―学校生活の中で苦労したこと、大変に思っていることはありますか?

Oさん この学校は4月から7月が前期、夏休み明けの9月から3月までが後期になっています。前期は短いなかで中間、期末テストがあり、授業の進むスピードも速く、テスト勉強をするのが大変です。その間に小テストもたくさんあります。後期も中間、期末、小テストはありますが、体育祭や文化祭など楽しい行事がたくさんあるので、大変でも乗り切ることができます。

Tさん 以前、吹奏楽でコンクールに出場する時にクラブの練習とテスト勉強が重なって、どっちも中途半端になったことがありました。テストのほうが早かったので、テスト勉強に集中したら、吹奏楽の実力が落ちてしまい、コンクールまで間に合うか不安でした。最終的には納得できる結果を出せましたが、つくづく自分は計画性がないなと思いました。ですので、今は、定期テストに向けて計画を立て、毎日コツコツ勉強をしています。部活も毎回、これだけの基礎練習をしておこうと考えながらやっています。
その中でも大変なのは、小テストの勉強です。昭和では小テストの量が多く、1日に5回あった日もあって、その日はさすがに厳しいなと思いました。せめて1日、3回までにしてほしいと思っています。

Hさん 私が一番苦労しているのは、夏休み明けにある英語のスピーチです。たとえば、1年生の時はマララさんの国連でのスピーチを暗記して発表しました。スピーチの原稿を自分で書く場合は、使いやすい単語を使ったり、違う言い回しもできるけれど、マララさんやジョブス氏のスピーチは言い換えることができません。4分ぐらいの内容を覚えるのが大変でした。
あと、グローバル留学コースならではだと思うのですが、英語のテストが本当に多くて…。月に1回あるV.S.T(Vocabulary&Structure Test)というテストも、3年生になったら、400語くらいの単語から出題されるので、覚えるのが大変です。一度、先生に「1ヶ月に400単語もあると、全部覚えられないので、1週間ごとに80語くらいを範囲にするのはどうですか?」と提案してみました。その提案が採用されて、単語を覚えることはできているのですが、その分テストの回数が増えてしまったのでそれはそれで大変です(笑)

これからの挑戦、なりたい高校3年生の姿

―今後、チャレンジしたいことは? また、3年後、どんな高校3年生になっていたいですか?

Oさん 今、目標にしているのが学業と部活と習い事の両立です。木曜が書道部の活動日で、その他にも習字とクラシックバレエ、水泳、そろばんを習っています。どれも小学生の頃から続けていて、習い事が日々の生活のリズムになっています。でも、学年が上がるごとに勉強のレベルが上がり、両立が難しくなってきました。高校生になるとさらに調整をするのが大変になるだろうし、大学受験の勉強もあります。優先順位を考えて、学校生活に悔いが残らないような時間の使い方をしていきたいです。また、図書室や大学図書館を使って、もっと本を読もうと思っています。読書で自分の可能性を広げたいです。

Tさん 何事にも全力で取り組む人になりたいです。高3の時に昭和の学校生活が楽しかったと思えるように、部活も行事も勉強も努力してそれを終えて大学受験にのぞみたいです。進路は情報関係を考えています。これからは、ますます情報化が進んで行くと思うし、職業を選択する時にも役立ちそうだからです。

Hさん 高3になっても、変わらずに人を思いやることを大事にしていたいと思っています。「親しい仲にも礼儀あり」という言葉があるように、初心を忘れず誰に対しても相手の立場になって考えられる人、人間関係を大切にする人でいたいです。
これから挑戦したいことは、高1から高2にかけてカナダ留学をするので、英語力はもちろん、もっとたくさんのコミュニケーション力を身につけたいと思っています。

学校の魅力と受験生へのメッセージ

―受験を考えている小学生へメッセージをお願いします。

Oさん 受験勉強をしていて、自分の学力が届かないと思っても、努力を続けてほしいです。私にとって、昭和の国語の試験は難しくくじけそうになる時もありましたが、何度も対策をやりました。努力は必ず実ると信じて最後まで諦めないでがんばってください。
昭和は3つのコースがあって、自分の学びたいことを一番適したコースで学ぶことができるのが、最大の魅力です。スーパーサイエンスやグローバル留学コースで専門分野を学んだり、本科コースでいろいろな分野を学んだり、この学校で学ぶことを楽しんでほしいです。

Tさん 入試問題で言うなら、算数は最初の計算問題を間違えないようにする、国語は漢字や語句の対策をする。そこで確実に点数を取るのが大事です。勉強ばかりするのは疲れてしまうので、息抜きもしながら、がんばってほしいです。受験に対して不安や焦りがあったら、何が原因で不安なのかを突き止めて行動に移せば、結果につながると思います。
昭和の良さは、いろいろな体験できること。グローバル留学コースだったら海外留学、スーパーサイエンスコースは大学との連携、本科はどんな進路でも選べることができ、コース共通の体験プログラムもたくさんあります。設備も充実しているので、ぜひ昭和に入学して自分のやりたいことを見つけ、挑戦してほしいです。

Hさん 私は内部進学なので受験のアドバイスはできませんが、友だちに聞くと、勉強でつらいことがたくさんあったと言っていました。また「この勉強は何のためになるのか? 本当に役立つのかな?」と、疑問に感じたこともあったようですが、きっと何かのためになるから学ぶわけで、そういう大変な勉強は将来につながることが多いと聞きます。勉強をした分、学力が付くのは確かなので諦めずにがんばってください。
私が在籍するグローバル留学コースの一番大きなイベントは、約10ヶ月間のカナダ留学です。私の学年は、最初から英語がすごくできる子ばかりいたわけではありません。英語ができなくても、英語を学びたいという気持ちがあれば大丈夫。そして、このコースに入れば確実に英語力が上がるので、英語に興味のある人はぜひ来てほしいです。

【取材を終えて】
それぞれのコースで自分が好きなことや興味のあることを学び、勉強も部活も両方がんばっている印象を受けた。3人ともインタビューにも真摯に応じてくれ、自然体のなかにも言葉遣いなど礼儀正しさを感じ、これが同校の伝統なのだろうと感じた。彼女たちがどんな高校3年生に成長していくのか、3年後の取材が今から楽しみだ。

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