学校説明会レポート2021年度入試(2020年実施)
説明会名:第3回学校説明会
開催日 | 天気 | 受付開始 | 開催時間 | 場所 |
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2020年11月14日(土) | - | 14:25~16:00 | 講堂 |
申込み(予約)
申込み方法
HP | ハガキ | 電話 | FAX |
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○ | - | - | - |
持ち物
申込み控え | 上履き |
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不要 |
参加人数
父親の参加率
約10% | - |
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服装
フォーマル | スマートカジュアル | ラフ |
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10% | 80% | 10% |
子供向け企画
あり | 適性検査、算数、英語に分かれた学習会 |
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配布物
学校案内 | 入試問題/解説 | 願書 | 説明会レジュメ | アンケート用紙 |
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○ | ○※1 | WEB出願 | ○ | ○ |
[ 入試問題/解説 ※1 ] 児童が適性検査、算数、英語それぞれ希望する方の学習会に参加。その後に解説。
説明会に参加してみて
1学年の生徒数が40名から60名ほどということもあり、きめ細かく、手厚い指導で定評のある同校。時代に要請に応えるべく、学校改革に真剣に取り組んでいることが校長先生の言葉から感じとることができました。また、登壇した生徒さんだけでなく、校庭から受付まで誘導してくれた生徒さんたちの優しく明るい表情が印象的でした。
■プログラム1 歓迎パフォーマンス
■プログラム2 学校長挨拶および学校改革について
まず、校長先生がご登壇。冒頭は英語で、その後は日本語で同校教育の概要について熱く語られました。
「21世紀型教育を推進することによって『人間力』を育むのが大きな目標です。具体的な教育プログラムに目が行きがちですが、根元にあるのは『人間力』なのです」
そのために、「挨拶の実践」「食前食後の感謝の実践」「校門出入り一礼の実践」「整理整頓の実践」「思いやりの実践」という5つの実践を同校では励行していルトのこと。そして、英国のテリーザ・メイ前首相、米国のヒラリー・クリントン元国務長官といった女子校出身の世界のリーダーを例に挙げ
「個性を同性の中で見出していく女子教育には大きな意義があります。より本物の自分が出せ、気兼ねすることなく成長していけるのです」
と男女別学、とりわけ女子教育の重要性を強調されました。そして、話は2020年の始まった同校の学校改革に。
「中間試験の廃止、探究学習(ゼミナール)始動、部活動のNPO提携、チューター制度の充実、高大連携といった改革に取り組んでいます。例えば、高2の国際コース留学クラスでは、ニュージーランドに長期留学し、現地校ですべて探究型授業を行います」
合わせて、上智大学をはじめとする多くの大学と提携し、指定校推薦枠も充実していることが紹介されました。成城大学とも特別な提携を進めていくとのことです。
「卒業生によるチューター制度も充実させました。生徒にとっては、憧れの先輩に勉強や悩み事について相談できるのは、心強いもの。不安を払拭し、励ましを受けながら進路実現を果たしていくのです。今年の乙女祭(文化祭)は、新型コロナウイルスの感染拡大に最大限の対策を施した上で、対面で行うことができました。困難な状況の中、クリエイティビティを発揮して新しいイベントの形を実現することができたと思っています。ジェットコースターVRも生徒たちの発案によるものです。とても、楽しく実りのあるものになりました」
(教室内で、VRゴーグルを装着した参加者が箱の中に座り、その箱を担当の生徒たちが揺らしている様子が動画で紹介されました)
最後に、校長先生が訴えられたのは、
「ブランドや偏差値による学校選びは変わりつつあります。一体、何をこの学校は与えてくれるのかをじっくり見極めて志望校選びをしていただきたい。大学や企業は中高時代に何をしてきたのかを重視する時代になりつつあるのです。本校に興味を持っていただければ幸いです」
■プログラム3 佼成女子の教育内容
「きめ細かな徹底した指導が本校の教育の大きな特徴です。特に、英語と数学は習熟度別に少人数授業を行っています」
と広報部の三浦先生。中でも、英語教育は同校の教育の肝とも言えます。
「34コマ中、11コマは英語のシャワーを浴びてもらいます。その内訳は、英語の授業が6、総合(英会話)が2、イマージョン音楽とイマージョン美術がそれぞれ1となっています」
音楽と美術もネイティブスピーカーの先生によって英語で行われるというのは、驚きです。さらに、
「本校の名物に『英検まつり』があります。英検の1次試験の受験級別スポット講習を行ったり、2次試験で行われる英検面接の練習をしたりしています。また、Morning Readingと呼んでいるのですが、朝の時間に英語の本をみんなで読む取り組みもしています」
2017年度には、中学3年生の生徒全員が英検3級以上を獲得。これは、文科省が定める50%という目標や、51.6%という東京都の実績から見ても、素晴らしい結果です。
この後、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定された高校の3コース(国際、特進、進学)やニュージーランドに1年間留学する国際コース留学クラスなどについて紹介されました。
■プログラム4 入試概要
・入試日程は、2020年度より2日増えていること
・4種類の特待制度があること
S特待:入学金・授業料全額免除(6年間確約)
A特待:入学金・授業料全額免除(年次更新)
B特待:入学金・授業料1/2免除(年次更新)
C特待:入学金免除
・適性検査型入試には、A.三鷹型 B.立川国際・南多摩型 C.共同作成問題型の3種類あること
・英語入試において、英検取得者の優遇措置があること
・グローバル入試、データリテラシー入試、プレゼンテーション入試、帰国生入試について
そして、最後に入学から卒業までで偏差値が平均10.6アップしたことが説明されました。
■プログラム5 学習会講評
説明会が行われている間に児童が算数、英語に分かれて受けていた学習会について、それぞれの先生方が講評されました。「今日は、フードマイレージの話をして、ボキャブラリーやフレーズを学びました」と英語科のレズリー講師。数学科の吉村先生は「過去問の中から、図形の問題に取り組んでもらいました。みんな、よく理解してくれました」と話されました。
■プログラム6 佼成女子の学校生活
お二人の生徒さんが、受験したきっかけや試験スタイルについてお話しされました。
「都立志望でしたが、不合格で第二志望の佼成に入学しました。受けたのは、適性検査型です」とTさん。一方、Mさんは「知人に紹介され、先輩に会ったのですがその美しい英語に憧れて受験しました。受けたのは、2科目の入試です」
続いて、中学時代についてMさんから
「入学した時は、ぜんぜん英語できなかったので、英語を使う授業がの11時間もあって大丈夫かなと思いました。でも、やってることが違うので飽きずに取り組めました」
Tさんからは、
「スポーツフェスティバル(球技大会)でクラスの団結力が高まったり、乙女祭で成長できたことが印象に残っています。中3の時に、ニュージーランド修学旅行に行ったこともいい思い出です。初めての飛行機、初めての海外で緊張しましたが、楽しく過ごせました。自分から積極的に話しかけることで友達もでき、今でも連絡をとっています」
そのほか、高校の国際コースSGクラスでSDGsなどを学んでいること、スピーチコンテストなどでプレゼン能力を高めていることなどが紹介され、最後に一言受験生に言葉が贈られました。
「佼成で、一緒に最高の青春ライフを送りませんか? 他の学校でできないことたくさんできます」
■プログラム7 2020年度公立中高一貫校入試問題分析
適性検査型入試での受験を考えている児童、保護者向けに別室で解説が行われました。まずは、2021年度の受験者数と倍率について「横ばいか微減になるのでは」という見方を古谷氏は示しました。「私立と公立の差が、コロナ禍で明確になってきた状況があります。私立は対応が早いということです。私立の適性検査型入試をしている学校も、十分選択肢に入ってくるのではないでしょうか」と同氏。その後、学習会で出題された問題について解説されました。
(Y.K.)
説明会時間:1時間20分 | |
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プログラム1 5分 (14:25~14:30) |
歓迎パフォーマンス 説明者:バトン部部員 |
プログラム2 20分 (14:30~14:50) |
学校長挨拶および学校改革について 説明者:宍戸崇哲校長先生 |
プログラム3 10分 (14:50~15:00) |
佼成女子の教育内容 説明者:広報部 三浦利紗先生 |
プログラム4 10分 (15:00~15:10) |
入試概要 説明者:広報部 嘉戸香奈江先生 |
プログラム5 5分 (15:15~15:20) |
学習会講評 説明者:数学科 吉村先生、英語科 レズリー講師、田代先生 |
プログラム6 10分 (15:25~15:35) |
佼成女子の学校生活 説明者:広報部 結城葉月先生 高1のTさんとMさん |
プログラム7 20分 (15:40~16:00) |
2020年度公立中高一貫校入試問題分析 説明者:古谷理科教室 古谷広高氏 |
質疑・相談等
質疑応答 | 個別相談 |
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あり | - |