つくばだいがくふぞく
筑波大学附属中学校
学校説明会レポート 2015年度入試
説明会名称 | 学校説明会 |
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説明会開催日時 | 2014/10/4(土) 10:00~11:10 |
会場 | 体育館 |
参加状況 | 100% |
配布資料 | 学校説明会資料・生徒募集要項(男女別) 学校案内販売 500円(学校紹介DVDも販売) |
校長先生より
本校は筑波大学に直結した学校として、筑波大学における生徒の教育に関する研究に協力する。学生の実習の受け入れなども行う。
創立は1888(明治21)年、高等師範学校の附属中学として設置され、今年創立126周年を迎えた。さまざまな学校行事はみんな日本初であり、時代に先駆けて教育に取り組んできた。
本校ではグローバル人材の育成に取り組んでおり、現在オリンピック教育を進めるモデル校にもなっている。
筑波大学では11の附属校がある。うち男女共学は3校で、本校はその一つ。思春期は変化の時。たくさんの力をつけさせたい。そしてバランスの取れた人間の育成をめざし、自分の力を世界に役立てるリーダーを育てたい。
校訓は「強く 正しく 朗らかに」。これが本校が求める生徒像。心身のバランスがとれていること。特に「朗らか」を大切にしている。ここに育てたい生徒の資質を込めている。
本校は一つのことに偏るのではなく、文武両道。知・徳・体のバランスのよい子ども、意欲をもって取り組む子どもを育てる。そして子どもの豊かな個性を育てる。
入試にもこの方針が反映されている。本校は8教科入試。小学校で学ぶすべての教科を出す。偏りなくバランスよく学ぶことが大切だから、8教科入試は本校のこだわりであり、教育理念を反映したものである。
教育の特色として、教科のスペシャリストである先生が魅力ある授業を行うこと。伝統ある行事も特色。生徒の自治により行う。本校は知識だけでなく、体験的に力をつける学校。
社会の各分野偏りなく優れた人材を世に送り出している。能楽師・野村萬斎も卒業生。彼は中学時代はバスケット部で、ロックバンドにも夢中になっていた。本校は個性派の卒業生を輩出する学校。
副校長先生より
・教育活動について
教科学習を大切にする……主要教科の週当たり時間数は他校に比べ必ずしも多くはない。
教師教育を大切にする……全国の教員の免許更新のための教育を行っている。
国際教育……附属高校は文科省のSGH(スーパーグローバルハイスクール) の指定校となっている。SGHとはグローバルリーダー育成の重点校のこと。筑波大学はSGUS(スーパーグローバル大学)の指定校となっている。
国際教育の実践例として、2014年はU-18柔道英国キャンプを行った。本校生徒はそこで英語で挨拶した。中3は英語でディスカッションもできる。剣道による国際交流なども行っていく。
短期留学として、シンガポールのホワチョン校にて英語の授業を受けている。ホワチョン校には寄宿舎もある。このほかアメリカ・メリーランドでもホームステイし、授業も受けた。顔と顔のつながる国際理解を大切にしたい。
本校のめざすものは、知性と自主自立の育成。知性とは、言語的、絵画的、空間的、論理数学的などさまざまなものを指す。これらを、体験を通して育てる。学年縦割りで上級生が下級生を教える活動もある。
附属高校への挑戦……例年8割程度が高校へ内部進学する。付属高は自主自立、自由を旨とし、大学進学率も高い。高校では幅の広い教養、真の学力を身につけてほしい。
・受験生諸君へのメッセージ
中学受験に合格することよりも大切なものがある。それはたとえば笑顔、愛情、家族、やさしさ、感動する心、自分を信じる心、努力など。こうしたものを忘れずに勉強してほしい。努力すれば必ず報われる。
教務部長先生より
・教科指導について
本校は全国から授業参観に来る。海外からも視察に来る。
生徒の学びたいという意欲、応用力を育てる授業を行う。知識だけではない。同じ時間、空間を共有するからこそできる授業。教師と生徒がともにつくる授業。
学校紹介DVDより英語の授業を紹介。寸劇、人形劇、ゲームなどを取り入れた授業。音読発表、レシテーションコンテストなどレベルの高い学習成果が紹介される。
英語は話す力、聞く力など総合的に身に付ける。生きた言葉でコミュニケーションする力を育てる。
本校は努力家の生徒の集まり。初めは英語ができなくても、上手になれる。帰国子女でなくても上達する。スタートはみな同じ。
本校の生徒たちの発表は堂々としているが、それは聞き手側が共感的に耳を傾けるから。すると立派な発表ができる。これは本校の特徴。互いに認め合える人間関係のある授業。信頼関係のある友だちとともに楽しく学ぶことができる。
・行事について
学校紹介DVDより、卒業式での生徒会長による答辞を紹介したうえで、3年間の学校生活の特徴を説明。学校行事として、1年生の富浦海浜生活(臨海学校・4泊5日)では卒業生の先輩から水泳指導を受けながら2キロの遠泳に挑戦。2年生の林間学校(3泊4日)は長野県菅平で根子岳登山など。
在校生より~桐陰会委員長陣(生徒会役員)委員長1名・副委員長2名
・学校の三つの特色について
自治活動
自治活動の盛んな学校。朝のHRも生徒がする。行事などの選定、予算、企画運営などすべて自治委員会で行う。すべての生徒が何かの役割を担いみんなで活動する。
行事
1年生で行う4泊の富浦海浜生活は伝統行事。1時間の遠泳を体験するが、これはOBも指導してくれる。
2年生は3泊の菅平高原生活。オリエンテーリングや登山などをする。3年生はコース別の修学旅行がある。
秋は学芸発表会。これは文化祭とは違うもので派手さはないが、企画・運営など自分たちですべて行い大きな達成感を得られる。
学習
先生の工夫によってユニークな授業が行われる。
英語の授業では「挑戦したこと」というテーマでスピーチをした。総合学習では折り紙で数学について学ぶオリガミス、美術分野の絵巻物などいろいろなコースが設定されている。
どの授業もじっくりと考えることを求められる。知識を実際と結びつけることや、課題に取り組む力が伸びる。
教務部長先生より
・入試の概要
入試内容について、くわしくは受験者心得に記す(出願時に配布)。
選考日 平成27年2月3日(火)
募集人員 男女計約65名(男女ほぼ同数)
出願資格 通学区域規定あり。
出願 1月15日(木)・16日(金)9:00~12:00 13:00~15:00 郵送不可
選考 1時間目 国語・理科 計50分
2時間目 社会・算数 計50分
3時間目 音楽・図工・家庭科 計30分
午後 体育実技
配点割合 国語・算数各10、理科・社会各5、音楽・図画工作・家庭各2、体育3
合格発表 2月4日(水)
入学手続締切 2月9日(月)
入学準備説明会 2月11日(水)
国語・音楽は聞き取り問題も出題。国語は放送で「文章と問題を聞いて答えなさい」と指示が出され、配布プリントに示される図やグラフ資料の説明を聞き、さらに問題を聞き取って答えるものなど(読み上げるテンポは速め)。毎年説明会で放送問題の一部を流す(その年の入試問題)。
25年度は食生活に関する世論調査をテーマに出題。26年度は免疫のしくみについて。白血球の一種であるリンパ球と運動量、風邪のひきやすさとの関係など。
音楽は邦楽、洋楽ともさらっておくこと(拍子や楽器の種類など、聞き取りによって答えられるようにしておく必要がある)。26年度は「次の5つの曲を聞いて、日本の伝統的な楽器で演奏しているのは何曲あるか」。琴による邦楽、サンバ、ピアノとバイオリンの二重奏、雅楽、室内楽。
体育は小学校で学んだ基本的運動能力をみる。
本校は筑波大学に直結した学校として、筑波大学における生徒の教育に関する研究に協力する。学生の実習の受け入れなども行う。
創立は1888(明治21)年、高等師範学校の附属中学として設置され、今年創立126周年を迎えた。さまざまな学校行事はみんな日本初であり、時代に先駆けて教育に取り組んできた。
本校ではグローバル人材の育成に取り組んでおり、現在オリンピック教育を進めるモデル校にもなっている。
筑波大学では11の附属校がある。うち男女共学は3校で、本校はその一つ。思春期は変化の時。たくさんの力をつけさせたい。そしてバランスの取れた人間の育成をめざし、自分の力を世界に役立てるリーダーを育てたい。
校訓は「強く 正しく 朗らかに」。これが本校が求める生徒像。心身のバランスがとれていること。特に「朗らか」を大切にしている。ここに育てたい生徒の資質を込めている。
本校は一つのことに偏るのではなく、文武両道。知・徳・体のバランスのよい子ども、意欲をもって取り組む子どもを育てる。そして子どもの豊かな個性を育てる。
入試にもこの方針が反映されている。本校は8教科入試。小学校で学ぶすべての教科を出す。偏りなくバランスよく学ぶことが大切だから、8教科入試は本校のこだわりであり、教育理念を反映したものである。
教育の特色として、教科のスペシャリストである先生が魅力ある授業を行うこと。伝統ある行事も特色。生徒の自治により行う。本校は知識だけでなく、体験的に力をつける学校。
社会の各分野偏りなく優れた人材を世に送り出している。能楽師・野村萬斎も卒業生。彼は中学時代はバスケット部で、ロックバンドにも夢中になっていた。本校は個性派の卒業生を輩出する学校。
副校長先生より
・教育活動について
教科学習を大切にする……主要教科の週当たり時間数は他校に比べ必ずしも多くはない。
教師教育を大切にする……全国の教員の免許更新のための教育を行っている。
国際教育……附属高校は文科省のSGH(スーパーグローバルハイスクール) の指定校となっている。SGHとはグローバルリーダー育成の重点校のこと。筑波大学はSGUS(スーパーグローバル大学)の指定校となっている。
国際教育の実践例として、2014年はU-18柔道英国キャンプを行った。本校生徒はそこで英語で挨拶した。中3は英語でディスカッションもできる。剣道による国際交流なども行っていく。
短期留学として、シンガポールのホワチョン校にて英語の授業を受けている。ホワチョン校には寄宿舎もある。このほかアメリカ・メリーランドでもホームステイし、授業も受けた。顔と顔のつながる国際理解を大切にしたい。
本校のめざすものは、知性と自主自立の育成。知性とは、言語的、絵画的、空間的、論理数学的などさまざまなものを指す。これらを、体験を通して育てる。学年縦割りで上級生が下級生を教える活動もある。
附属高校への挑戦……例年8割程度が高校へ内部進学する。付属高は自主自立、自由を旨とし、大学進学率も高い。高校では幅の広い教養、真の学力を身につけてほしい。
・受験生諸君へのメッセージ
中学受験に合格することよりも大切なものがある。それはたとえば笑顔、愛情、家族、やさしさ、感動する心、自分を信じる心、努力など。こうしたものを忘れずに勉強してほしい。努力すれば必ず報われる。
教務部長先生より
・教科指導について
本校は全国から授業参観に来る。海外からも視察に来る。
生徒の学びたいという意欲、応用力を育てる授業を行う。知識だけではない。同じ時間、空間を共有するからこそできる授業。教師と生徒がともにつくる授業。
学校紹介DVDより英語の授業を紹介。寸劇、人形劇、ゲームなどを取り入れた授業。音読発表、レシテーションコンテストなどレベルの高い学習成果が紹介される。
英語は話す力、聞く力など総合的に身に付ける。生きた言葉でコミュニケーションする力を育てる。
本校は努力家の生徒の集まり。初めは英語ができなくても、上手になれる。帰国子女でなくても上達する。スタートはみな同じ。
本校の生徒たちの発表は堂々としているが、それは聞き手側が共感的に耳を傾けるから。すると立派な発表ができる。これは本校の特徴。互いに認め合える人間関係のある授業。信頼関係のある友だちとともに楽しく学ぶことができる。
・行事について
学校紹介DVDより、卒業式での生徒会長による答辞を紹介したうえで、3年間の学校生活の特徴を説明。学校行事として、1年生の富浦海浜生活(臨海学校・4泊5日)では卒業生の先輩から水泳指導を受けながら2キロの遠泳に挑戦。2年生の林間学校(3泊4日)は長野県菅平で根子岳登山など。
在校生より~桐陰会委員長陣(生徒会役員)委員長1名・副委員長2名
・学校の三つの特色について
自治活動
自治活動の盛んな学校。朝のHRも生徒がする。行事などの選定、予算、企画運営などすべて自治委員会で行う。すべての生徒が何かの役割を担いみんなで活動する。
行事
1年生で行う4泊の富浦海浜生活は伝統行事。1時間の遠泳を体験するが、これはOBも指導してくれる。
2年生は3泊の菅平高原生活。オリエンテーリングや登山などをする。3年生はコース別の修学旅行がある。
秋は学芸発表会。これは文化祭とは違うもので派手さはないが、企画・運営など自分たちですべて行い大きな達成感を得られる。
学習
先生の工夫によってユニークな授業が行われる。
英語の授業では「挑戦したこと」というテーマでスピーチをした。総合学習では折り紙で数学について学ぶオリガミス、美術分野の絵巻物などいろいろなコースが設定されている。
どの授業もじっくりと考えることを求められる。知識を実際と結びつけることや、課題に取り組む力が伸びる。
教務部長先生より
・入試の概要
入試内容について、くわしくは受験者心得に記す(出願時に配布)。
選考日 平成27年2月3日(火)
募集人員 男女計約65名(男女ほぼ同数)
出願資格 通学区域規定あり。
出願 1月15日(木)・16日(金)9:00~12:00 13:00~15:00 郵送不可
選考 1時間目 国語・理科 計50分
2時間目 社会・算数 計50分
3時間目 音楽・図工・家庭科 計30分
午後 体育実技
配点割合 国語・算数各10、理科・社会各5、音楽・図画工作・家庭各2、体育3
合格発表 2月4日(水)
入学手続締切 2月9日(月)
入学準備説明会 2月11日(水)
国語・音楽は聞き取り問題も出題。国語は放送で「文章と問題を聞いて答えなさい」と指示が出され、配布プリントに示される図やグラフ資料の説明を聞き、さらに問題を聞き取って答えるものなど(読み上げるテンポは速め)。毎年説明会で放送問題の一部を流す(その年の入試問題)。
25年度は食生活に関する世論調査をテーマに出題。26年度は免疫のしくみについて。白血球の一種であるリンパ球と運動量、風邪のひきやすさとの関係など。
音楽は邦楽、洋楽ともさらっておくこと(拍子や楽器の種類など、聞き取りによって答えられるようにしておく必要がある)。26年度は「次の5つの曲を聞いて、日本の伝統的な楽器で演奏しているのは何曲あるか」。琴による邦楽、サンバ、ピアノとバイオリンの二重奏、雅楽、室内楽。
体育は小学校で学んだ基本的運動能力をみる。