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西武台新座中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(西武台新座中学校の特色のある教育 #6)

先生が熱い!授業が楽しい! 生徒が語る「西武台新座中の魅力」

様々な独自カリキュラムを取り入れて、「地球サイズのたくましい人間力」の育成を目指す西武台新座中学校。授業や学校生活について、2年生の生徒に座談会形式で話を聞いた。

課題を見つけて、深く広く学ぶことを大切にしている西武台新座中学校。アクティブラーニング型授業やICT 機器を活用した授業をはじめ、「西武台式英語」といった独自の試みを取り入れ、生徒が主体性をもって学べる環境を整えている。生徒たちがどのような学校生活を送っているのか、2年A組担任の小澤瞳美先生(数学科)同席のもとで、A組の生徒3人で座談会を行った。

授業で土器作り!? 楽しく学ぶ様々な工夫

――志望理由を教えてください。

Bさん 兄がこの学校に通っているので、家で学校の話をいろいろしてくれます。特に、行事が楽しそうだったので、私も通いたいと思いました。文化祭は、中学生も高校生のように出し物をします。受験前に行ったときは、兄のクラスがお化け屋敷をやっていて、怖い雰囲気を作りながらも面白いゲームがあったので楽しかったです。もう1つの理由は、給食があることでした。できるだけ母の負担を減らしたいと思っているので、給食があることは大きな魅力です。

Aさん 先生の雰囲気や校風が自分に合っていると感じ、学校案内のパンフレットで見た「西武台アカデミア」などの行事があるのもいいなと思いました。 

小澤先生 「西武台アカデミア」は、キャリア教育のプログラムです。研究者や第一線で活躍する社会人を招いて、学問や職業への興味につなげていきます。コロナ禍ではなかなか実施が難しくなっていますが、コロナ前はJAXAに勤務している方や東京高等裁判所で裁判官をされている方、日本のトップチームで活躍されていたアスリートなどを招いて、2時間ぐらい講演していただきました。

Cさん 小学生のときは塾などで英語を習っていなかったのですが、英語への憧れがあり、インターネットで英語に力を入れている学校を調べました。学校紹介の記事で西武台の英語はすごいと書いてあったので、説明会に行ってみたら、今、英語を習っている仲丸先生の話がとても面白かったです。発音も1つ1つ丁寧にやっていて、学ぶというより使うという感じの英語だったので、「この学校で学びたい!」と思いました。そのときから、西武台一筋です!

▶︎写真左より:Bさん、Aさん、Cさん、小澤瞳美先生

――実際に入学してみて、どんな印象を持ちましたか?

Bさん 入学してはじめに感じたことは、先生との距離が近くて話しやすいことです。授業中にわからないことがあったら、授業後や放課後に質問するようにしていますが、どの先生も親身になって、わかるまで丁寧に教えてくれます。

Aさん 僕も同じになってしまいますが、先生と生徒の距離が近いと感じます。いい意味で、先生との間に隔たりがありません。

Cさん 2人と同じになってしまいますが、どの先生の授業も楽しくて、学校全体が明るいと感じます。教室を移動するときに、先生方に挨拶するのも楽しみです。時々「ごきげんよう」と言ってみることがあるのですが、先生も乗ってくれて「ごきげんよう」と返してくれます(笑)。

――どの授業が一番好きですか?

Bさん 数学です。数学が好きということもありますが、何より小澤先生が面白いから楽しいです。先生がちょっとした雑談をはさんでくれるので、頭がリセットできて集中力が続きます。この間は、先生がダイエットをした話をしてくれました(笑)。ペアワークが多いのも楽しいです。わからないところを教え合ったり、答えが合っているか確認できます。「わかる人、手を挙げて」と言われても、1人で解いたときは、間違っていたら恥ずかしいので手を挙げられません。ペアで答えを確認してからだと、自信を持って手を挙げられます。

小澤先生 がんばって痩せたので、ダイエットの話をみんなに聞いてもらいたくなりました(笑)。意識して話しているわけではないのですが、頭のリセットになっているならよかったです。

Aさん 社会の授業はモニターを使ったりして、先生が一方的に話すのではなく、参加型なのが楽しいです。クラスメイトを農民に例えて、劇みたいにして制度などの説明をしてくれます。

Cさん モニターで歴史的な戦いを再現した映像を見たり、1つ1つの時代を丁寧に、教科書に書かれていないところまで教えてもらえます。

小澤先生 縄文時代の単元では、紙粘土で縄文式土器を作っていました。 

Bさん 縄をこすりつけて、ちゃんと模様もつけました。土器を作りながら「狩りから稲作へ」という歌をずっと流していたので、それが今でも頭に残っています(笑)。縄文時代と弥生時代について、文化の違いを歌詞にした歌です。

Cさん 私も縄文時代のことは、ものすごく頭に残っています(笑)。

発音からしっかり学ぶ「西武台式英語」

同校では、英語科の仲丸裕康先生を中心に、独自の「西武台式英語」を展開。中1・中2の基礎期には朝20分間のSタイム(SEIBUDAI TIME)で、発音・発声のトレーニングを行う。また、英語を発音・発声するために必要な筋肉を科学的に分析してアプローチするプログラム「The JINGLES(ザ ジングルズ)」を日本の中学校で初めて採用。英語を発音・発声するときに使う筋肉の違いを理解し、必要な筋肉の発達を促すことでネイティブが話す英語を自然と身体に備えることができるというプログラムだ。

――英語に憧れて入学したCさんは、英語の授業を受けてみてどうですか?

Cさん 英語は教科書通りにやるのではなく、たまに高校の問題も出てきます。最初は見てもわからないのですが、「高校ではこんな問題もやるんだよ」とか、「今のうちにこんな勉強をやっておいたほうがいいよ」などと、他の教科にも通じる勉強方法を教えてくれます。中1・中2で仲丸先生の授業を受けられて、本当によかったです。仲丸先生の授業を受けると、どんどん勉強したくなります。

小澤先生 仲丸先生は、「今度授業で、これをやろうと思う」などとよく話してくれます。先日は、ドリアンの絵と単語だけを見て、本文を予想するという授業をやろうと思うと言っていたので、絶対楽しい授業になると思いました。

Cさん 長文の問題で、問いだけを見て答えを予想するというやり方を教えてもらったこともあります。速く解ける画期的なやり方です。解きやすくなった気がします。

Bさん 長文のプリントを見せられても、最初は全然わからないですが、解説を聞くと納得できます。英語の授業は、本当に独特です。

――「The JINGLES(ザ ジングルズ)」はどうでしたか?

Bさん 最初、発音は口ですると思っていましたが、ジングルズでお腹も使うということがわかり、最初の頃とは全然違う発音ができるようになりました。

Cさん RとLやTHの発音などは全然違って、かっこよく発音できてとても嬉しいです。自分で発音できると、リスニングもできるようになります。

Bさん 「自分が発音できないと聞き取れないよ」と、仲丸先生も言っていました。

クラスで動画制作に挑戦した「青秋祭」

――部活動について教えてください。

Bさん 私は絵を描くのが好きなので、美術部です。高校生と一緒に活動しているので、高校生から画材の使い方を教えてもらったり、先輩の絵を見るのも勉強になります。

Aさん 僕は陸上部で、中距離をやっています。練習はきつすぎず、楽しく活動できています。

Cさん 私は、美術部と吹奏楽部を兼部しています。いろんな先輩と関われて、吹奏楽部の練習がないときに行ける場所があるのがいいです。吹奏楽部ではフルートを担当していますが、高校の先輩からも音が出しやすい吹き方やリズムなど、たくさん教えてもらえます。

――勉強との両立はどのようにしていますか?

Bさん 美術部は、テスト前に部室で勉強していいと言われているので助かっています。1人で勉強したり、みんなで教え合うこともあります。

Aさん 普段は部活が終わって帰宅すると、あまり勉強時間はとれませんが、テスト前は練習するか勉強するか自分で選べます。テスト勉強の時間はしっかり取れるので、両立しやすいです。

Cさん テスト前は部活がないので、その間にしっかり勉強できます。

――印象に残っている行事はありますか?

Cさん コロナの影響で文化祭はできなかったのですが、代わりにクラスごとに動画を作って「青秋祭」をやりました。私たちのクラスは、監督・脚本・編集など、全部Bさんです。

Bさん 切ないストーリーの恋愛ドラマを作りました。見てもらったら、涙を流してくれた子もいて、みんなで作ったものが心に届いて嬉しかったです。

小澤先生 こっくりさんをテーマにした、ホラー映画を作ったクラスもありました。 

Bさん 先輩のクラスは、動画を何本も作って、どの動画がたくさん見られたか競い合っていました。

Cさん 普段できないことをやって楽しもうという感じで「青秋祭」はとても盛り上がりました。

――将来の夢や目標を教えてください。

Bさん まずは、中学を卒業するまでに英検準2級を目指します。将来は、検察官になりたいと思っているので、今から刑法の本を読んでいます。両親が公務員で、検察官に近い仕事しているので、かっこいいなと思っていました。自分も両親のように、責任感のある大人になりたいです。

Aさん 将来についてはまだ決まっていませんが、高校受験がないので大学受験に向けて、行きたい大学に行けるように今からしっかりと力をつけておきたいです。

Cさん 私もまだ決まっていませんが、やりたいことをやりたいと思っています。やりたいことが見つかったらチャレンジできるように、今は何かに特化せずに、いろんなことをがんばっていきたいです。

――この学校のいいなと思うところを教えてください。

Bさん 先生がみんな熱いです。どの教科の先生も、熱意があふれていて燃えさかるような授業です(笑)。少人数制なので、一人ひとりをしっかりと見てくれます。

Aさん 行事のバリエーションがあって、他ではなかなかできないような経験ができます。「西武台アカデミア」では、いろいろな職業の人から直接話を聞いて、質問などもできるのがいいと思います。

Cさん 入学する前は友達ができるか心配でしたが、すぐに仲良くなれました。学校生活が楽しいと思えるのが一番いいと思います。先生が堅すぎないので、生徒たちも自由にできます。

Bさん 入学式の後のホームルームで、先生が自己紹介の時間を用意していたのですが、その前に生徒たちで勝手に自己紹介を終えていました(笑)。呼んでほしい呼び方なども知っておいた方がいいと思って始めたのですが、少人数だからできることだと思います。

小澤先生 私のクラスでは、生徒たちが常に学習意欲を持って取り組んでいます。どんどん学びたい気持ちが加速していって、高校の数学に挑戦している子もいます。こちらが課題を与えなくても自分たちで進めているので、高3でどのような進路を選択するか楽しみです。

<取材を終えて>
担任の先生に同席していただいたが、生徒たちはのびのびと自由に発言し、本音で学校の魅力を語ってくれた。授業が楽しいと感じられるのは、教員たちの様々な工夫があるからだろう。特に、発音・発声を重視した「西武台式英語」は独特であり、生徒たちの満足度も高い。歯や唇の模型などを使って1つ1つの音出しを丁寧に教える独自メソッドを、学校説明会や授業見学などでぜひ体感していただきたい。

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