学校詳細
建学の精神、教育理念
新たな価値観を創造する本質的な学び
武蔵野東学園の中学校として1983年に開校。普通高校を併設せず、全員が高校受験に臨む進学校。新しい時代に臨む世代に必要とされる「新たな価値観を創造する本質的な学び」を教育の重点としている。「問う」力を育む「探究科」、教科横断型の「コラボ授業」などの特色ある授業があり、高校受験には充実した校内指導で臨む。自閉症の生徒とのインクルーシブ教育(別入試・別課程)により、グローバルな共生社会への資質を養う。
教育の特色
高校受験・未来を見据えた「自学自習」の指導
併設高校を持たない私立中学校として、3年間で高い学力と人間性を育む。学校全体で生徒7人に対して教師が1人という割合となる態勢は、大きな特色。中1~中2の英・数、中3の5科と論文の授業は少人数制の習熟度別授業で、きめ細かい指導を実施。カリキュラムでは英語、理数に重点がおかれ、英語は中3の8割が英検準2級以上を取得(3年間平均)。オンライン英会話やスピーチコンテスト、英文の添削などの少人数制授業で4技能を伸ばす。英・数の進度はやや早めで、高校受験に対応。また、「自学自習」の指導を徹底。生徒は学校オリジナルの「自主学習プランノート」で家庭での学習計画を立て実行し、担任からは日々、学習の内容や進め方についてのアドバイスがある。5教科では授業ノート以外に「自主学習ノート」を用意して、予習復習や問題演習など自主学習プランノートで計画した自分の学習を進める。また、「プランノート研修会」があり、友だちや先輩のプランを見て学ぶ。
施設設備
小規模校ながらも高機能な施設
武蔵野の面影が残る文教地区の一角を占めている。体育館を含めすべての教室に冷暖房を完備。体育施設も整っている。またICT環境も充実しており、全校無線LAN、全教室に電子黒板を設置、生徒用PC(クロームブック)を一人一台配備している。校内の小スタジオは生徒会活動などに活用されている。
2023年に運動場・テニスコート人工芝の全面張替えを行った。
学校行事
生徒自身の手で作り上げる行事・学校生活
スポーツ大会、学園祭をはじめ、合唱コンクール、発表会などの学校行事が充実している。当日を迎えるまでの準備において生徒の力がいかんなく発揮され、上級生から下級生へと、自分たちの手で学校を作り上げていく伝統が受け継がれている。また、京都奈良修学学習や清里山荘合宿などの校外学習も、それぞれの目的に沿って充実し、生徒の企画が盛り込まれている。
部活動
全国トップクラスの陸上・ダンス・体操競技をはじめとした、活発な部活
都大会や全国大会に出場して活躍している部が多い。陸上競技部は、全国大会に8回、東京都大会には2023年に35年連続の出場を果たした。ダンス部も東京都ダンス選手権大会では27回、全国ダンスコンクールでは15回の優勝という実績を持つ。体操競技部は11年連続で全国大会に出場し、男女で計6回の全国優勝を果たしている。他にも運動部は硬式テニス部、バスケットボール部、野球部、サッカー部、卓球部。文化部は美術部、吹奏楽部。同好会としてそのほかESS同好会、科学研究同好会がある。
進路指導
筑波大学附属駒場・お茶の水女子大学附属・日比谷・西・国立・早稲田・慶應などに進学
3年生全員が国公立・私立の高校を受験し、例年多くの生徒が難関校に進学する。高校受験に向けては、中3全員を対象にして少人数制のゼミ形式で行う「特別進学学習」(週3回放課後2時間)がある。長期休暇中の講習や模試なども加えた校内指導だけで万全の進学指導により、多大な成果をあげている。
1学年60人程度の生徒で、近年は都立進学重点校の日比谷、西、国立、戸山、私立では早稲田・慶應・明治の附属、国際基督教大、国立では筑波大付属、お茶の水女子大附属、学芸大附属などの難関校にも多く合格している。
その他
「生命科」と「混合教育」により、心の成長をうながす
「自分の存在の重さを知り、他人の命の重さも感じることの出来る生徒」であることを願い、1年生から3年生までそれぞれ週1時間、「生命科」の授業を設置している。友人関係のことから命の尊厳、平和、ニュースリテラシーなどの幅広いテーマについて、発表や意見交換を行う。
また、学園の教育方針である健常児と自閉症児との共学体制(自閉症児クラスは別入試、別課程)、「混合教育」の環境により、共生社会でのリーダーシップの資質が養われる。健常な生徒と自閉的傾向のある生徒が共に学校生活を送っており、日々の活動や行事などを一緒に行う。一時的な交流ではわからない互いの良さや個性を受け止め、仲間という意識が自然と生まれる。