学校詳細
建学の精神、教育理念
神を仰ぎ 人に仕う
「神を仰ぎ 人に仕う(Love God and Serve His People)」が建学の精神。この精神を体現するため「一人ひとりが神からかけがえのない賜物を与えられているという確信に基づき、それぞれの固有な賜物を発見することを助け、個人の人格の完成へ導く教育」さらには「オンリーワン・フォー・アザーズ(他者のために生きる個人)の教育」を理念として掲げている。
教育の特色
豊かな人間性を備えた人を育む
「一人ひとりが神からかけがえのない賜物を与えられている」という確信に基づく教育とは、今時代が真に求めている豊かな人間性、人間力を備えた人を育むことである。そして、豊かな人間性、人間力を備えた人とは「自分から学び、自分で思索し、自分を生かして仕事と人生に取り組める人。どんな人とも、どんな状況にも、心を開いて向き合い、共に何かを造り出して行ける人」と定義し、「2つのアイデンティティと5つのMISSION」を掲げその育成に力を入れている。
「2つのアイデンティティ」とは、キリスト教教育と女子教育のこと。そして、「5つのMISSION」は、1.自分のよさと出会う学校 2.ことばの獲得への注力 3.国際理解教育の充実 4.課題探究型学習の導入 5.学習支援システムの充実 のこと。
それぞれの具体的な取り組みとしては、1.毎日の礼拝を通して、神様に愛されているかけがいのない自分と向き合い、喜びと感謝の思いを培う。 2.「What do you think?」と問うことを大事にする中、英語、日本語を問わずことばを自分の思考をあらわし、他社の理解を深めるツールとして身につけて行く。 3.中1の「Global Starter Program」に始まり、各学年に充実したプログラムを設定。当事者意識をもって世界にはばたく人を育てる。 4.すべての教科、行事において生徒が主体的に考え、行動する力を育む。 5.長期休暇中を中心に基礎学力を固める「JSG講座(基礎)」、発展的内容も扱い、一人ひとりの進学希望を支える「JSG講座(発展)」を行うほか、英語と数学では学習室にて教科担当者が確実にフォローする。 などがあげられる。
施設設備
教室は南向き。パイプオルガンつきのチャペル
都心にありながら、緑豊かでゆとりのあるキャンパスを有する。ひときわ目を引くのは、美しく斬新なデザインのチャペル棟。チャペル内部もたいへん美しく、パイプオルガンも備え付けられている。本館の教室はすべて南向きで大きな窓から自然光が注ぐ。校内は天然木材を多く使用し、温かい雰囲気。進路自習室も広く、落ち着いた空間。美しいレンガを敷き詰めた銀杏広場は、生徒たちの憩いの場となっていて、イチョウやサクラの古木など四季おりおりの自然を味わうことができる。
学校行事
キリスト教と平和学習
3学期制を採用している。1学期(4月~7月)は7月に期末テスト。7月の北海道旅行(中3)では、事前学習として三浦綾子著『塩狩峠』を読んだうえで塩狩峠などを訪れる。同じく7月のアドベンチャーキャンプ(中1)はキリスト教にもとづく教育プログラム。「クラスの憲法づくり」などに取り組む。2学期(9月~12月)は、11月に記念祭(文化祭)。3学期(1月から3月)には、2月に戦争体験者を招いて話を聞くなど平和学習を行う。3月には修学旅行(高2)。「平和・殉教・環境」をテーマとして長崎を中心に九州を訪れる。
部活動
ディベート部、チアリーディング部が強豪
部活動の種類は豊富。多くの生徒が部活に参加している。運動部はダンス部、チアリーディング部、バスケットボール部、バトン部、テニス部、陸上部など。文化部は演劇部、コーラス部、吹奏楽部、ハンドベルクワイヤー部、英語部、軽音楽部、茶道部など。
中でも、チアリーディング部は、第4回アジアン ジュニア チャンピオンシップ中学校総合5位に輝くなど強豪。同部を目指して入学する生徒も。また、ディベート部は、第20回全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)に出場し、中学の部で準優勝。吹奏楽部は、入学式や卒業式、運動会、クリスマス点火式などさまざまな学校行事で演奏を行っている。
進路指導
社会の必要を知りリーダーとして立つ女性を
授業において、GMARCHレベルをカバー。さらに「JSG講座」で学力を伸ばし、難関校合格を目指す。また、「JSGラーニングセンター」(チューター常駐)で自学自習の習慣を確立し、その日のつまずきを持ち越さないようにする。
進路指導においては、多種多様な参加型プログラムによって、生徒が自分自身の将来やキャリアを考えるチャンスを多く設定。中3で「職業研究」、高1で「学部学科研究」、高2で「大学研究」、高3で「進路獲得」というテーマを掲げ、着実に進んで行く。
指定校推薦枠がある大学は、国際基督教大学、立教大学、青山学院大学、法政大学、学習院大学、東京女子医科大学、東京歯科大学、津田塾大学、日本女子大学、東京女子大学など。また、オーストラリア9校、イギリス6校、アメリカ6校、カナダ2校、ニュージーランド1校の海外大学指定校推薦入学制度もある。
その他
充実の国際理解教育プログラム
“Global 3days Program”と銘打つ国際理解教育プログラムに力を入れている。その目的は、世界各地の文化を学び、国際理解を深め、英語で考え英語で発信する力を養うこと。アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジア各国のネイティブスピーカーとのコミュニケーションを通じて文化や英語を学ぶ。
さらに、オーストラリアクイーンズランド州でホームステイをしながら現地校に通うターム留学(約2ヶ月間)や年間留学(約1年間)もあり(希望者対象)、世界で学び、世界で活躍するための礎を築くことができる。
制服
伝統のヨシザワ型セーラー服
1933年に制服を制定してから変わらずヨシザワ型のセーラー服。夏服も冬服も襟には3本の白線が入り、胸元にはシルクのスカーフを結び、タイ留めに校章をつける。スカートは、ボタンで留める中つりを採用している。上着が長袖紺色の冬服、上着が白の夏服、2013年に白と水色が映えるワンピース型の盛夏服が登場した。シルク100%製のスカーフの色は、中高6学年にそれぞれ決まっており、学年が進むにつれて色も変化する。進級のたびに新しくなるスカーフの色は、生徒の成長を目で見える形で表している。特に中学3年生の黄色のスカーフは、他の学校にはなかなか無い色で、在校生も「1番好き!」という声がよく聞かれる。