帰国生入試をおこなう「おすすめの私立中学校」

東京女学館中学校(女子校)

帰国生に対する教育の特徴

東京女学館の教育目標は、1.実践的な英語教育 2.異文化相互理解教育 3.リーダーシップ教育の3点である。中でも重点的に「国際的視野」を広げるのが「国際学級」。 独自の英語カリキュラムにより実践的な高い英語運用能力を身につけ、国際的に活躍できるリーダーシップを持った女性を育成する。
国際学級は各学年に1クラスあり、帰国生はこのクラスで一般生と共に学ぶ。その英語の授業は、週に8時間(中3は7時間)で、そのうち6時間(中3は5時間)は、北米のカリキュラムをベースにしたLanguage Artsを実施。3つのレベルに分けて、ネイティブスピーカーの教員と日本人教員が3人体制で指導にあたる。教材は、英語圏で出版された本や新聞など。ディスカッションやプレゼンテーションなど他者と協働する学びが多く、英語圏の学校に近い形態となっている。残りの2時間は、英文法中心の授業。英語を世界と接するためのツールとして捉え、4技能(読む、聞く、話す、書く)のバランスがとれた英語運用能力を養うとともに、英語を使って自分の考えを的確に表現し、発信する力を高めている。また高1では、夏休みにボストンリーダーシップ&スタディーツアー(BLAST)を実施。ボストンにあるシモンズカレッジのキャンパスで現地の大学生と交流しながら、リベラルアーツやリーダーシップについて学ぶ。さらに、世界における様々な問題の解決に向けて活躍する研究者やビジネスパーソンなどと交流してその世界観に触れるなど、多彩なプログラムが用意されている。
帰国生を含め、多様なバックグラウンドをもつ生徒が集まり、多文化コミュニティを形成している「国際学級」。生徒の海外滞在国(15か国以上)での経験を共有できるのも大きなメリットである。また6年間、同じクラスで過ごす「国際学級」であるが、クラブや委員会活動、学校行事、学年行事は、一般学級と一緒に行っているため、他クラスの生徒とも頻繁に交流。それぞれの個性や他との違いを受け入れる意識が高く、トラブルがあっても前向きに乗り越え、クラスの団結力が強くなっていく傾向がある。多くの卒業生から「6年間で固い絆が結ばれた」という声が聞かれるのはその証だ。

帰国生インタビュー

Kさん 高校1年生
(5~7歳までオーストラリアの現地校に通う。その後、シンガポール、タイの学校生活も経験)

Q この学校を選んだ理由は?

A :タイの塾で紹介してもらって東京女学館のことを知りました。英語の勉強を続けたいと思っていたので、国際学級があったこととボストン研修(BLAST)も楽しみに受験しました。

Q 帰国生入試を受けるために、どのような勉強をしてきましたか?

A :それまで英検を受けたことがなかったので入試に向けて英検の勉強をしました。タイでも英検を受けられる環境はあったのですが、日程が限られていて受けることができなかったので入試では英語の試験を受けました。それから、苦手だった算数をしっかり勉強するようにしました。

Q 帰国生として入学する際、不安はありませんでしたか?

A :家でも普段から英語を使っていて日本語があまりうまく話せなかったので、面接の時にちゃんと答えられるか心配でした。塾に通って何回も練習しました。

Q 英語の授業はどうですか?

A :私は基礎ができていなかったので、文法からきちんと英語を学べることができて良かったです。以前は感覚的に英語を使っていたところもあって、文法を学んだことで英語力も伸びていると思います。

Q 学校生活はどうですか?

A :国際学級は6年間ずっと一緒なので、みんなすごく仲良くて、家族のような存在です。 先日行われた体育祭のときも団結力がすごくてとても盛り上がりました。

Q 学校の魅力を教えてください。

A :先生も生徒もみんな優しくて、とても楽しい学校生活を過ごせるし、英語も基礎から発展まで学ぶことができるので、英語力を伸ばしたい人にはとても良いと思います。

Q 将来の夢はありますか?

A :アメリカの大学に行って建築を学びたいです。なので、高1の課題研究では、建築をテーマにして英語で小論文を書きます。

Q これから貴校に帰国生として入学しようという方にアドバイスをお願いします。

A :受験勉強は大変だと思いますが、入学した後は本当に楽しい学校生活が待っています。いろんな人と出会えて、いろんな楽しみがあるのでぜひ入学して欲しいと思います。

 

Wさん 中学3年生

((小1から小3までオーストラリアの現地校に通い、その後、小6までイギリスの現地校で学校生活を送る)

Q この学校を選んだ理由は?

A :祖母が卒業生で、東京女学館は基礎が身につけられるとても良い学校だと聞き、受験することにしました。

Q 帰国生入試を受けるために、どのような勉強をしてきましたか?

A :ずっと現地校に通っていたので国語が苦手でした。文法的な知識や漢字も苦手だったので、得意な英語を生かせる帰国生入試が私にとって一番合っていると思いました。英検は小6で準1級を取得していました。

Q 英語の授業はどうですか?

A :ネイティブの先生がたくさんいらっしゃって、アメリカ出身の先生やカナダ、オーストラリアなど、いろんな国のアクセントを聞くことができて、英語を学ぶうえでとても良い環境だと思います。 それと女学館ではプレゼンテーションをする機会が多く、英語で発表する時もどうやったら相手に伝わりやすくなるかといったスキルを身につけることができました。

Q 学校生活はどうですか?

A :英語以外の授業だと理科が好きです。実験は仮説から結果を導くまでの過程が面白いですね。授業以外では、部活がたくさんあるので、自分に合った部活を見つけることができます。私は水泳部に所属していますが、学校にプールがあるのも女学館を選んだ理由のひとつです。

Q 学校の魅力を教えてください。

A :やっぱり、英語に力を入れているところです。

Q 将来の夢はありますか?

A :英国勅許会計士という資格の取得を目標にしています。そのためにも在学中に英検1級の獲得を目指します。

Q これから貴校に帰国生として入学しようという方にアドバイスをお願いします。

A :帰国生の場合は住んでいる国で英語をできるだけ獲得しておいて欲しいと思います。学校生活でもプラスになりますし、将来的にも長所として生かせると思います。私は読書が好きなので、文法的なところは英語の本を読んで身につけました。

 

Nさん 中学3年生

(5歳から中2までシンガポールで生活。現地校、日本人学校、インターナショナルスクールをそれぞれ経験)

Q この学校を選んだ理由は?

A :もともと日本の高校を受験しようと考えていたので、中2のはじめに編入試験を受けました。東京女学館を選んだのは、女子校に行きたかったのと進学率が良かったのも理由のひとつです。あとは渋谷から近くて便利かなと。

Q 帰国生として入学する際、不安はありませんでしたか?

A :日本のことも東京のこともよく分からなかったので、何よりそれが心配でした。それに、まわりがみんな日本人というのが私にとっては不自然な感覚で、そういう不安もありました。

Q 英語の授業はどうですか?

A :ただ英語を勉強するというのではなく、歴史とか文化とかいろんなトピックを取り上げてくれて学べるのが楽しいです。シェイクスピアからアメリカの人種差別問題まで、英語を通じていろんなことが学べます。 中2の時のギリシャ神話の調べものもとても楽しかったです。みんなそれぞれ調べてみたい神様を決めて、その神様を象徴するようなアイテムを作ってコスプレしながら発表しました。

Q 学校生活はどうですか?

A :英語の授業以外だと社会科が好きです。今まで日本語で習ったことがなかったので、社会も理科もものすごく楽しいです。 東京女学館は、海外の学校と交流する機会が多く、私はポーランドの学校と交流したり、ボストンのDana Hall Schoolとビデオ通話をしたりしました。同じ歳の外国人と交流できるのは良いことですね。

Q 学校の魅力を教えてください。

A :先生と生徒の距離が近くて、授業に関する質問も気軽にできるので、ものすごくあたたかい雰囲気です。教員室の前にも机と椅子があって先生にその場で質問できるようになっているんです。 中1の夏休みに、はじめてブルネリ先生にお会いして学校を案内してもらった時に、一緒にいた家族から「あの先生は良い先生だね」と。英語で話さなきゃいけないかなと不安に思っていたんですけど、日本語で話しかけてくれてとっても優しかったのを今でも覚えています。

Q 将来の夢はありますか?

A :まだ明確には決まっていないんですけど、海外で暮らしてきた経験があるので、その経験を生かした仕事につきたいなと思っています。それと在学中の目標は英検1級を取ることです。

Q これから貴校に帰国生として入学しようという方にアドバイスをお願いします。

A :英語は日本に帰って来てからもものすごく大事になってくるので、英語力を落とさないようにしておくのが第一だと思います。私は日本の学校に入るのはものすごく不安だったんですけど、先生もあたたかくて授業も自然とついていけるようになるので不安に感じることはありません。

帰国生入試のポイントと日程

[受験資格]
次の1、2の条件をすべて満たしていること。
(1) 2022年3月、小学校卒業見込みの女子、またはそれに準じる者(日本人学校小学部卒業見込みの者、または現地校・現地インターナショナルスクールで6年の課程を修了した者、または在学中で2022年4月1日時点で満12歳または13歳である者)
(2) 1 年以上の海外在留期間があり、帰国後3年以内であること。(2018年12月1日以降に帰国)
※この条件から若干外れる場合は要相談
[募集人数]
18名
[試験科目]
算数 (30分、50点) および英語(30分、50点)または国語 (30分、50点)
面接 (受験生本人のみ、約5分)
*英検準2級以上を取得している場合は、希望により英語の試験が免除される(※準2級 は40点・2級は45点・準1級以上は50 点とする) 。

入試日程

試験日 試験名 募集人数 選抜方法 出願期間
2021/11/27(土) 帰国生入学試験(オンライン特別入試) 若干名

Zoom による面接。複数の設問に対して、論理的思考、表現力を評価。その場で提示された資料を見て、答える設問を含む。

11/1(月)〜11/7(日)
2021/12/5(日) 帰国生入試(国際学級) 18名

算数・英語・面接または、算数・国語・面接

11/8(月)〜12/4(土)

学校説明会日程等

※新型コロナウイルスの感染状況等により、日程が変更となる可能性があります。各学校のHP等で最新の情報をご確認ください。


開催日 開催時間 説明会名 予約
2021/7/10(土) 13:00〜15:40 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/7/19(月) 13:00〜15:00 第2回 中学校説明会(一般学級・国際学級) [要予約]
2021/7/22(木) 10:00〜12:00 国際学級帰国生対象説明会 [要予約]
2021/7/31(土) 13:00〜15:40 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/8/28(土) 13:00〜15:40 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/9/10(金) 10:00〜11:30 第3回 中学校説明会(一般学級・国際学級)[1部] [要予約]
2021/9/10(金) 13:30〜15:00 第3回 中学校説明会(一般学級・国際学級)[2部] [要予約]
2021/9/18(土) 13:30〜16:10 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/9/18(土) 14:00〜16:00 Zoom相談会 [要予約]
2021/10/2(土) 14:00〜16:30 第2回 オープンスクール [要予約]
2021/10/16(土) 13:30〜16:10 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/10/30(土) 14:00〜16:00 第4回 中学校説明会(一般学級・国際学級) [要予約]
2021/11/13(土) 13:30〜16:10 教員による校内見学ツアー [要予約]
2021/11/20(土) 14:00〜16:00 第1回 入試説明会(一般学級・国際学級) [要予約]
2021/12/11(土) 13:00〜15:00 第2回 入試説明会(一般学級・国際学級) [要予約]
2021/12/25(土) 13:00〜15:40 教員による校内見学ツアー [要予約]
2022/1/8(土) 13:00〜15:00 第5回 中学校説明会(一般学級・国際学級) [要予約]

東京女学館中学校

東京女学館中学校

東京女学館中学校

東京女学館中学校

所在地・交通アクセス

〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16

TEL 03-3400-0867

  • JR各線「渋谷駅」よりバス10分
  • JR各線「恵比寿駅」よりバス8分
  • 日比谷線「広尾駅」4番より徒歩12分

マップ

この学校の