ふぇりすじょがくいん
フェリス女学院中学校
学校説明会レポート 2015年度入試
説明会名称 | 学校説明会 |
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説明会開催日時 | 2014/11/8(土) 10:00~12:00 |
会場 | 講堂(礼拝堂) |
参加状況 | 80% |
配布資料 | 願書(願書は1部無料配布。学校での販売もあり。1部500円) |
はじめに毎朝の全校礼拝で使用するパイプオルガンを演奏。パイプオルガンは創立140周年記念として卒業生が寄贈したもの。
校長先生より
=教育方針
本校は創立以来キリスト教にもとづく女子教育を行っている。教育方針は聖書に記される“For Others”のもと、「キリスト教」「学問の尊重」「まこと自由の追求」――3つの柱を掲げている。
社会状況に対応する教育も行う。数年前から新カリキュラムを実施し、来年度に完成する。新カリキュラムのなかで新しい進路指導も行っている。年間授業計画として6年間を通したシラバスも作成している。
キリスト教信仰にもとづく女子教育とは、つねに神の前に自分を顧みながら主体的に自分らしく生きること。本校は高い意識と深い見識、積極性を育む。
創立は1870(明治3)年、今年創立144周年を迎えた。創立当時、本校の教育が多くの女子に希望を与えただろう。本校は次代を切り拓く女性を育てたい。
“For Others”の教えにもとづき、しなやかな心、主体性を育てる。
その教育の源とは、このカイパー記念講堂での毎朝の礼拝。全校生徒と教師がともに礼拝する。
生徒はみんなこの学校に入ってキリスト教と出会うが、6年間で「礼拝」が思い出だと言う。礼拝が本校の基本。
=新校舎建設
2002年に1号館校舎が完成。2014年8月に新体育館が完成した。現在中庭に2号館校舎を建設中で、来年㋅に完成する。
フェリス女学院は神に守られた一つの家族。来年度新入生が6年生になったとき、本校は創立150周年を迎える。みなさんに家族の一員になってほしい。
宗教部長より
=宗教教育について
毎朝の礼拝から一日が始まる。行事や遠足のときも必ず礼拝を行う。クリスマス礼拝は特に大きな行事。荘厳な礼拝を行う。
修養会は学年により行う。中1は“For Others”をテーマとして行い、中2は「友だち」というテーマのもと2泊3日の修養会を、高1は「生きる意味」のテーマのもとに行う。
入学するまでキリスト教に触れたことのない人も大丈夫。そのような生徒が大半であり、それを前提として教育を進める。
学校として日曜礼拝への出席を勧める。本校はそのために週休2日制を守っている。生徒の自宅の近所の教会へ行ってほしい。
本校ではキリスト教の人間観に立ち、自分の力を伸ばし、他者のために役立つ人間を育てる。豊かで意味のある人生を築くことを教えていきたい。
生徒指導部長より
=生徒指導の理念
➀教育方針「まこと自由の追求」をふまえ、校則は細かく規定していない。基本的なことを記すのみ。服装規定も細かくはない。自ら考え、判断し、行動すること。責任を持つこと。自ら取るべき姿勢、他者に対して取るべき姿勢を生徒に考えさせたい。
私たち教師は、生徒があとからついて来てきるか、時々振り返って確かめる。最近の傾向として、教師が生徒のとなりについたり、背中をそっと押したりすることもある。6年間かけて、ふさわしい姿勢を身につけさせる。一方で、ルールは厳しく教える。だめなものはだめと指導する。
②「自分の居場所のある学校」。本校は個性が突出することなく調和している。いろんな色鉛筆がきちんと一つの箱に収まっている。それは“For Others”の精神があるからだと思う。ときには友だちに戸惑うこともあるけれど、6年間のなかで互いに認め合えるようになる。
③「生徒を見つめる多くの目がある」。教員、カウンセラー、学校医、そして友人や先輩、OG……。中高6年間、生徒の年齢差も大きい。細かな目配りが必要。いじめも大きくならないうちに対応する。教師はつかず離れずの距離感が大切。多くの目がさまざまところで光り、生徒を見守っている。
教務部長より
=学習指導方針
“For Others”にもとづき、一人ひとりが自分に与えられている役割に気づき、伸ばすこと。自主的に学習する習慣を身につけることを重視する。良い成績を取ることだけを目的にせず、学ぶ内容そのものを大切にする。
教養主義にもとづき、広い視野、多角的に考察する力を養う。文理のクラス分けはせず、広く学ぶ。個性も大切にする。高2~高3は進路や興味に合わせ、多様な選択科目を設置。独自選択科目も設置し深く学ぶ。
進路指導では生徒が主体的に自分の道を探りながら将来を考える。ほぼ全員が4年制大学を希望。高3の95%がセンター試験を受験。現役進学率は75~80%。文系・理系の割合は3:2。例年約10名が指定校推薦で進学。
このあとスライド「フェリスの1年」を上映しながら、教頭先生が学校生活を紹介。
セーター、バッグは自由。7:50登校、清掃、礼拝。礼拝は生徒が担当して行うこともある。
英語は1クラスを2分割授業。音楽は6年間必修。弁当は校内どこで食べてもよい。図書館は蔵書9万冊。体育館はメインアリーナ、サブアリーナ。体育館内にランニングコースも設置。
部活動は中高合同。高2も95%が部活に加入。6:00部活動終了帰宅(冬は5:30)。
行事は5月体育大会、6月創立記念日(6月1日祝典)、宗教講演会、7月スピーチコンテスト、合唱コンクール、10月中3理科研修(三浦半島で1泊2日)、球技大会、11月感謝祭礼拝など。中3は奉仕活動を通年で実施。高1は2月に広島研修旅行。
募集広報委員長より
=入試について
願書受付 2015年1月7日(水)~9日(金)受付時間7日・8日は9:00~17:00、9日は9:00~15:00(0:00~13:00除く)
受付初日の9:00はたいへん混み、かなり待つ。午後は待たずに済む。受験番号によって面接終了時間が大きく変わることはないので、早朝より並ばないですいている時間に来てほしい。
試験日等 2015年2月2日(月) 1時間目・国語 2時間目・算数(各50分/100点) 3時間目・社会 4時間目・理科(各30分/60点) 午後面接(受験生のみグループ面接)
入試では記憶力より理解力、多様な考え方、自分の考えを伝える表現力、創造力を見る。
面接は13:00開始でおよそ15:00に終了。面接の練習は必要ない。ありのままの姿を見たい。服装は普段のものでよい。
合否は学力試験、面接、書類の総合成績で判定。
繰り上げ合格あり。直接保護者2月16日あたりまでに連絡。
保護者は面接終了まで子どもとは会えない。(控室あり)
持ち物 えんぴつ、シャーペン、消しゴム(それぞれ合格祈願など、文字を記したものは不可)。下敷きは必要な場合は学校が用意。腕時計、弁当、飲み物、ハンカチなど最低限必要なもの。詳しくは願書受付時のプリントに記載。
提出書類 入学志願票(写真は白黒またはカラー)、通知表コピー、報告書(家庭の教育方針、志望動機などを保護者が記入。志望動機については、キリスト教主義の学校に通わせることの意義を理解してほしい。
校長先生より
=教育方針
本校は創立以来キリスト教にもとづく女子教育を行っている。教育方針は聖書に記される“For Others”のもと、「キリスト教」「学問の尊重」「まこと自由の追求」――3つの柱を掲げている。
社会状況に対応する教育も行う。数年前から新カリキュラムを実施し、来年度に完成する。新カリキュラムのなかで新しい進路指導も行っている。年間授業計画として6年間を通したシラバスも作成している。
キリスト教信仰にもとづく女子教育とは、つねに神の前に自分を顧みながら主体的に自分らしく生きること。本校は高い意識と深い見識、積極性を育む。
創立は1870(明治3)年、今年創立144周年を迎えた。創立当時、本校の教育が多くの女子に希望を与えただろう。本校は次代を切り拓く女性を育てたい。
“For Others”の教えにもとづき、しなやかな心、主体性を育てる。
その教育の源とは、このカイパー記念講堂での毎朝の礼拝。全校生徒と教師がともに礼拝する。
生徒はみんなこの学校に入ってキリスト教と出会うが、6年間で「礼拝」が思い出だと言う。礼拝が本校の基本。
=新校舎建設
2002年に1号館校舎が完成。2014年8月に新体育館が完成した。現在中庭に2号館校舎を建設中で、来年㋅に完成する。
フェリス女学院は神に守られた一つの家族。来年度新入生が6年生になったとき、本校は創立150周年を迎える。みなさんに家族の一員になってほしい。
宗教部長より
=宗教教育について
毎朝の礼拝から一日が始まる。行事や遠足のときも必ず礼拝を行う。クリスマス礼拝は特に大きな行事。荘厳な礼拝を行う。
修養会は学年により行う。中1は“For Others”をテーマとして行い、中2は「友だち」というテーマのもと2泊3日の修養会を、高1は「生きる意味」のテーマのもとに行う。
入学するまでキリスト教に触れたことのない人も大丈夫。そのような生徒が大半であり、それを前提として教育を進める。
学校として日曜礼拝への出席を勧める。本校はそのために週休2日制を守っている。生徒の自宅の近所の教会へ行ってほしい。
本校ではキリスト教の人間観に立ち、自分の力を伸ばし、他者のために役立つ人間を育てる。豊かで意味のある人生を築くことを教えていきたい。
生徒指導部長より
=生徒指導の理念
➀教育方針「まこと自由の追求」をふまえ、校則は細かく規定していない。基本的なことを記すのみ。服装規定も細かくはない。自ら考え、判断し、行動すること。責任を持つこと。自ら取るべき姿勢、他者に対して取るべき姿勢を生徒に考えさせたい。
私たち教師は、生徒があとからついて来てきるか、時々振り返って確かめる。最近の傾向として、教師が生徒のとなりについたり、背中をそっと押したりすることもある。6年間かけて、ふさわしい姿勢を身につけさせる。一方で、ルールは厳しく教える。だめなものはだめと指導する。
②「自分の居場所のある学校」。本校は個性が突出することなく調和している。いろんな色鉛筆がきちんと一つの箱に収まっている。それは“For Others”の精神があるからだと思う。ときには友だちに戸惑うこともあるけれど、6年間のなかで互いに認め合えるようになる。
③「生徒を見つめる多くの目がある」。教員、カウンセラー、学校医、そして友人や先輩、OG……。中高6年間、生徒の年齢差も大きい。細かな目配りが必要。いじめも大きくならないうちに対応する。教師はつかず離れずの距離感が大切。多くの目がさまざまところで光り、生徒を見守っている。
教務部長より
=学習指導方針
“For Others”にもとづき、一人ひとりが自分に与えられている役割に気づき、伸ばすこと。自主的に学習する習慣を身につけることを重視する。良い成績を取ることだけを目的にせず、学ぶ内容そのものを大切にする。
教養主義にもとづき、広い視野、多角的に考察する力を養う。文理のクラス分けはせず、広く学ぶ。個性も大切にする。高2~高3は進路や興味に合わせ、多様な選択科目を設置。独自選択科目も設置し深く学ぶ。
進路指導では生徒が主体的に自分の道を探りながら将来を考える。ほぼ全員が4年制大学を希望。高3の95%がセンター試験を受験。現役進学率は75~80%。文系・理系の割合は3:2。例年約10名が指定校推薦で進学。
このあとスライド「フェリスの1年」を上映しながら、教頭先生が学校生活を紹介。
セーター、バッグは自由。7:50登校、清掃、礼拝。礼拝は生徒が担当して行うこともある。
英語は1クラスを2分割授業。音楽は6年間必修。弁当は校内どこで食べてもよい。図書館は蔵書9万冊。体育館はメインアリーナ、サブアリーナ。体育館内にランニングコースも設置。
部活動は中高合同。高2も95%が部活に加入。6:00部活動終了帰宅(冬は5:30)。
行事は5月体育大会、6月創立記念日(6月1日祝典)、宗教講演会、7月スピーチコンテスト、合唱コンクール、10月中3理科研修(三浦半島で1泊2日)、球技大会、11月感謝祭礼拝など。中3は奉仕活動を通年で実施。高1は2月に広島研修旅行。
募集広報委員長より
=入試について
願書受付 2015年1月7日(水)~9日(金)受付時間7日・8日は9:00~17:00、9日は9:00~15:00(0:00~13:00除く)
受付初日の9:00はたいへん混み、かなり待つ。午後は待たずに済む。受験番号によって面接終了時間が大きく変わることはないので、早朝より並ばないですいている時間に来てほしい。
試験日等 2015年2月2日(月) 1時間目・国語 2時間目・算数(各50分/100点) 3時間目・社会 4時間目・理科(各30分/60点) 午後面接(受験生のみグループ面接)
入試では記憶力より理解力、多様な考え方、自分の考えを伝える表現力、創造力を見る。
面接は13:00開始でおよそ15:00に終了。面接の練習は必要ない。ありのままの姿を見たい。服装は普段のものでよい。
合否は学力試験、面接、書類の総合成績で判定。
繰り上げ合格あり。直接保護者2月16日あたりまでに連絡。
保護者は面接終了まで子どもとは会えない。(控室あり)
持ち物 えんぴつ、シャーペン、消しゴム(それぞれ合格祈願など、文字を記したものは不可)。下敷きは必要な場合は学校が用意。腕時計、弁当、飲み物、ハンカチなど最低限必要なもの。詳しくは願書受付時のプリントに記載。
提出書類 入学志願票(写真は白黒またはカラー)、通知表コピー、報告書(家庭の教育方針、志望動機などを保護者が記入。志望動機については、キリスト教主義の学校に通わせることの意義を理解してほしい。