立教女学院中学校

説明会に参加してみて

京王井の頭線「三鷹台駅」から徒歩2分、キリスト教の愛と奉仕の精神を建学の理念とする立教女学院中学校・高等学校の学校説明会に参加しました。

同校が育てたい人物像は、「豊かな愛をもち、自らの賜物を磨き、喜んで他者のために用いることができる人」。この日は土曜日で授業がありませんが、お手伝い生徒に多数の希望者が集まったそうです。校内見学の際は各エリアに立っての道案内や、中学3年生による個別相談なども行われていました。

冒頭に約8分の動画（授業や行事、部活動など学校生活全般に関する映像）を見たあと、教頭の髙嶺京子先生によるキリスト教に基づく教育の三本柱（キリスト教教育・自治活動・学習）について詳しい説明がありました。

1982年から月1回実施されている「土曜集会」では、平和を求めて世界の人と共に歩むため、様々な分野で活躍している人物から学ぶ機会もが用意されており、広い視野で考えて主体的に生きる力を育むことができるプログラムだと感じました。中高生が朝の礼拝を行う聖マーガレット礼拝堂は、杉並区の有形文化財に指定されている素敵なチャペルです。

国際理解教育にも力を入れており、姉妹校への交換留学プログラムなどを実施しています。長期留学生の受け入れも行っているアメリカとニュージーランドの姉妹校には、同校の学費を払う形で姉妹校に1年通うことができたり、都の助成金を活用できたりする点が大きな魅力だと感じました。現地での学びは同校の単位として認められ、帰国後はもといた学年の仲間と一緒に進級できるのも安心です。

同校には制服がないので、制服に関する質問が多いそうです。決められているのは、「校章を付けること」と「流行に左右されず質素清潔であること」。昨年度まではここに「スカートであること」が入っていましたが、生徒会と一緒に考えて、自分らしく学びにふさわしいものであればスカート、スラックスは問わないことになりました。中1生の1日を収めた映像（約4分）を見ると、制服風のコーディネイトが多い印象です。卒業を前にした高3生のインタビュー動画（約6分）ではパーカー姿も見られ、6年間同校で過ごす中で生徒手帳に書かれた誓いの1つ「世の中の流行に惑わされることなく、自分で判断し行動できるようにつとめます」を実践できるようになっていく過程も垣間見ることができました。

同校は立教大学の附属校ではなく関係校であることも、進路を考える上では大きなメリットだと感じました。一定程度の生徒が立教大学へ推薦進学できますが、本人の多様な進路の選び取りを尊重し、他大学進学へのもサポートがあり、大多数の生徒が総合型選抜などを含めた年内入試で進学先を決めています。

例年は2月1日が受験日ですが、2026年度は日曜日に当たるため、ミッションスクールである同校の受験日は2月2日(月)です。入試の詳細については、9月20日に行った入試科目説明会の動画が2026年1月9日までアーカイブ配信されています。詳細は下記ページでご確認ください。

https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/information/10617/

(A.H)