目白研心中学校

目白研心の建学の精神は「主・師・親」。「主」とは社会に対する貢献を、「師」とは師と共にひたむきに学ぶ姿勢を、「親」とは自分を支えてくれる人々への感謝を表す。この理念を達成するために、校訓として「誠実・敬愛・感謝」を掲げて、知識の習得に偏ることなく、心身の発達と鍛錬をめざした教育を実践している。

生徒自身が自分の進路を自分の意志で選択し、未来を切り拓いていく力を養うため、多様なコースと選択の機会を設け、生徒一人ひとりに最適な希望進路の実現を目指している。
中1～2年次では、基礎科目（数・英）の習熟度別授業で基礎力の養成を図り、コース選択に向けての進路指導を行っている。中学3年次に第1のコース選択。特進コース・総合コース・スーパーイングリッシュコースに分かれる。高校1年次に再変更することができる。さらに、高校2年次には特進コースが文系・理系クラスに、総合コースが英語難関クラス・文系・理系クラスにぞれぞれ分かれ、スーパーイングリッシュコースと合わせて6コース・クラス編成となる。
　英語・グローバル教育も充実。独自の「ACE（エース）プログラム」では、海外のテキストなどを使用した外国人教員による授業と、通常の教科書を使った日本人教員による授業を連携。スピーチコンテストや多読などを取り入れながら、英語の４技能を伸ばし、コミュニカティブな言語能力を習得する。グローバル教育の一環として、中3でカナダ修学旅行・語学研修（SEC）、高2で台湾修学旅行・ニュージーランド短期留学（SEC）を実施。英語検定の取得率も高く、中3で3級以上が約75％、高3で準2級以上が約55％となっている。
　自学自習のできる生徒を育てることを目的に、学習支援センターを設置している。センターでは「基礎力定着プログラム」、「ステップアッププログラム」、
クラブ活動と勉強の両立を配慮した「学習支援センター利用の優先時間帯」、「受験対策プログラム」など4つのプログラムを設けている。「ステップアッププログラム」として、放課後に単元別映像講座や、Vトレ（プリント学習）、大学受験映像講座など、各自が計画を立てて積極的に学習に向き合っている。

2009年1月に地上5階建ての新校舎が竣工。どの教室にも最大限、光を採り入れるつくりとなっている。サイエンスフロアには、3つの理科室と、視聴覚設備とLanguage Laboratoryを兼ね備えた2つのコンピュータ室を整備。メディアセンターには図書室があるほか、進路や国際交流などの情報を扱う拠点となっている。また、音楽室や工芸室、調理実習室などの特別教室の集まる9号館、明るいカフェテリア、体育館、2つのグラウンド、研心館がある。全教室wi-fi完備。2021年4月には、全教室に電子黒板を設置。