スクール特集(三輪田学園中学校の特色のある教育 #6)
スタートラインは3段階!中1から効果的に英語力を伸ばす習熟度別授業
2020年度から導入した英検級利用入試に合わせて、英語の習熟度別授業がスタート。3つの教室で行われた中1の授業を取材した。
三輪田学園中学校では、2020年度から英語力を持って入学した生徒にも対応した習熟度別授業を導入し、より効果的に一人ひとりの力を伸ばす授業を展開。中1の授業を取材し、英語科の石上美樹子先生(Honors Class)、Kalie Mackey先生(Honors Class)、Diana Cortez先生(Advanced Class)、そして中1の生徒5人に話を聞いた。また、2021年度から一新される制服についても紹介する。
取得している英検級によって3つのレベルにクラス分け
同校では、2020年度から英検級を利用した英語入試と習熟度別授業をスタート。英検級利用入試では、2科(国語・算数)のうち得点の高い方と、取得している英検級による「みなし点」を合計して合否を判定する。英検級利用入試に合わせて、習熟度別授業も導入。すでに高い英語力を持って入学してきた生徒と入学してから本格的に英語を学ぶ生徒、それぞれのレベルで効率よく力を伸ばすことができるようになった、と石上先生は語る。
「英語の授業は取り出しクラスも含めて、3つのレベルに分けて実施しています。中1は、帰国生入試Bで入学した生徒と英検準2級以上を取得している生徒がHonors Class(取り出し授業)、英検3級・4級取得者(CSEスコア1000点以上)はAdvanced Class、それ以外の生徒はStandard Class。中2以降は、取得した英検級と定期考査の結果によってクラスを決めます。2020年度の中1は、Honors Classが3人、Advanced Classが6人。中1は全5クラスですが、Standard Classが25人以下になるように7つに分割しています。2学期の中間考査以降は、Standard Classの中でも3段階のレベル別にクラスを分けて授業を実施します」(石上先生)
スタートラインが大きく違う生徒に取り出し授業を行うことにより、よりインタラクティブな授業が展開できるようになったという。
「Standard Class の生徒は、小学校で英語に触れてきてはいますが、英語を書いたり覚えたりするまではやっていない子が多いです。一方、Honors Class には海外で生活した経験がある子もいますし、スタート地点が全然違います。文法も含めた指導も受けていますし、会話もできます。スペルの間違いはありますが、ある程度の英文も書けています。昨年までは、そのレベルの生徒たちもフォニックスやbe動詞から始めていました。今年度からは、基礎の確認はしていきますが、入学時の英語力に合わせてレベルアップしていくことができるので無駄がありません。高い英語力を活かして、よりインタラクティブな授業が展開できます」(石上先生)
▶︎写真左より:石上美樹子先生、Diana Cortez先生、 Kalie Mackey先生
それぞれのスタートラインから授業を展開
Standard Class(以下、Sクラス)では、アルファベット、フォニックス、語彙、文法などを基礎から学ぶ。「New Crown」「Active Phonics」「Key ワーク」といったテキストをベースに、スモールステップで授業を展開。ネイティブ教員による英会話は中2からだが、ティームティーチングは中1から週1回行う。Advanced Class(以下、Aクラス)では、Sクラスと同じテキストを使用するが進度が早く、ネイティブ教員の授業ではESL用のコースブックなども使用し、スピーチの練習も行っているという。
「Aクラスの生徒たちは、英検3級、4級を持って入学しているので、Sクラスより進んだところからスタートできます。それを活かして、さらに英語力を磨いていけるように、スピーチやプレゼンの練習を入れたり、責任を持たせていろいろなことにチャレンジさせたりしています。英検準2級の取得を目標にしていますが、合格だけを目指しているわけではありません。作文、読解、リスニング、スピーキングの4技能に、プレゼンのスキルをプラスした5技能をバランスよく伸ばしていきます。アメリカでは、パブリックスピーキングの授業があり、子どもの頃から人前で話すことに慣れています。大人になればなるほど、人前で話す機会が多くなると思うので、スピーチも重要なスキルです。緊張しないで人前で話せるように、授業の中で練習を重ねていきます」(Diana先生)
Honors Class(以下、Hクラス)では、ESL用のコースブックなどの教材を使用し、検定試験対策、プレゼンテーション、ディスカッションなど、よりインタラクティブな力を強化。まとまった文章を読んだり書いたりする力も持って入学しているので、クリティカルシンキング(批判的に物事を観察すること)も取り入れているという。
「クリティカルシンキングは、国語力の向上にも有効です。Hクラスの生徒は、Sクラスと比べると基礎的なことはそれほどやりません。ですが、当然知っておくべき知識に漏れがないように日本人教師がしっかりとフォローして、バランスよく伸ばしていきます。myON(オンライン多読・多聴教材)から興味のあるニュースを選び、概要に自分の意見を加えた原稿を用意して、1分間スピーチも行っています」(Kalie先生)
同校では、生徒全員が三輪田仕様(授業に必要なアプリのみをインストール)に設定したiPadを使用。英語教育では、音読や語彙力の増強、プレゼンのスライド作りなど、様々な場面でiPadを活用している。前述のmyONは、myON ReaderとmyON Newsからなるオンライン多読・多聴教材。myON Readerには、ネイティブの子どもや生徒たちが読む6000冊以上のデジタルブックが収録されており、自分のレベルや興味に合った本を選ぶことができる。myON Newsは、生徒向けに読みやすい英語で書かれた政治、スポーツ、芸能など、最新のニュースを掲載。myONには様々な機能があり、読み上げ機能を活用すれば、リスニングの練習もできる。読書時間、読んだ冊数、読んだワード数、ニュースを読んだ時間、読んだ記事の数などがプロフィールに表示され、教員が進度を知ることもでき、生徒のモチベーションアップにもつながる。
習熟度別に3つの教室で行われた英語の授業(中1)を取材
<Honors Class(取り出し授業)>
Hクラスの授業は、夏休み中にリニューアルされた「English Lounge」で行われていた。この日は、myONからトピックスを選び、「世界の子どもたちの教育」について1分間スピーチを行った。スピーチをもとにフリートークを展開させ、映画の話から架空都市「San fransokyo」にまで話が広がる。「San fransokyo」がサンフランシスコと東京を融合させた都市であることから、Kalie先生はサンフランシスコがゴールデンゲートブリッジや坂道で知られることを説明した。するとHさんは、その場でiPadを使ってゴールデンゲートブリッジや坂の写真を確認。先生と会話をする中で、文化や地理などの様々知識を得ていた。
<Advanced Class>
Aクラスはティームティーチングで授業が進められ、三輪田祭で発表するスピーチの練習が行われていた。生徒たちは、いじめ、SMARTゴール(目標設定)、犬のサーフィン大会など、myONからトピックスを選び、スピーチ原稿を作成。iPadでスライドを作って1人ずつ前に出て発表し、岡野先生がその様子をiPadで撮影していた。撮影された動画は発表者のiPadに送られ、自分がどのように発表しているかが確認できる。岡野先生は、原稿を見ながら発表した生徒と、原稿を覚えてきた生徒の発表の後に、印象の違いを生徒と確認していた。堂々としたスピーチをするためには、覚えてきた方がいいことを生徒たちは理解した。さらに、髪やセーターの裾を触ってしまう癖などに気づき、改善していくためにも自分の動画を見ることが大切だと、岡野先生は説明。一方、Diana先生は、生徒たちが発表用に用意したスライドについてアドバイスするなど、英語力以外の部分も指導していた。
<Standard Class>
Sクラスでは、テキスト(New Crown)に沿って授業が行われていた。電子黒板を効果的に活用し、「cricket」という単語が登場すると、電子黒板で動画(英語ナレーション)を見せながら、「cricket」がどのようなスポーツか生徒たちに説明。三単現のSに関する説明や、「drive」を「brive」と書いてしまう間違いが多いなど、細かい部分も丁寧に説明していた。
地道な努力ができるように教員がサポート
高い英語力を持って入学した生徒たちも、英語力をさらに伸ばしていくためには地道な努力が大切だと、石上先生は語る。
「入学時には英検を取得していなくても、真面目に取り組んだ結果、中2で英検2級に合格した生徒もいます。現在、Aクラスには3級と4級の生徒がいますが、4級の生徒はSクラスの上位層とそれほど変わりません。Sクラスの上位層はどんどん追い上げてきているので、努力しなければいずれ追い越されてしまうでしょう。それぞれのスタート地点からさらに伸ばしていくためには、コツコツと努力していくことが大切なのです。入学時の英語力に関わらず、そのような姿勢を育てたいと考えています」(石上先生)
同校では、myONのほか、「MEO(Miwada English Online)」やWeblioといったオンライン学習コンテンツも活用。生徒たちがそれらのコンテンツを使い、自学自習を進めていけるように、教員たちは様々な形でサポートしている。
「1人で頑張れる子ばかりではないので、モチベーションを上げるためには、教員がペースメーカーとなって伴走することが大切だと考えています。達成したら褒めて、時には掲示してみんなで共有するのもよい刺激になります。例えば、朝学習の小テストで満点を取った生徒は“ミスパーフェクト”として掲示。女子は期待に応えようとする気持ちが強い傾向がありますし、友達とのミラー効果(同調効果)も利用して、みんなで一緒に頑張ろうという雰囲気を作っていきます。Sクラスの生徒たちはどんどん伸びている段階です。英語に限らず、何でも上達すれば、次のレベルに行くための高い壁が待ち構えています。英語科の教員も、みんなその壁を乗り越えてきました。彼女たちが壁に当たったときには、話を聞いて励ますことも必要です。担任団と教科担当が連携して精神面もサポートしながら、一人ひとりの英語力を伸ばせる環境を整えていきます」(石上先生)
「まなびクラブ」などで英語以外の教科もしっかりフォロー
英検級利用入試で入学した生徒の中には、塾などで他教科の受験勉強をそれほどやってこなかった生徒もいる。4科・2科入試で入学した生徒と比べると、英語以外の教科で習熟度にバラつきがあるが、他教科をフォローする体制もしっかり整っている。
「習熟度にバラつきがある生徒は、自分でもそれを感じとり、『英語以外の教科をもっと頑張りたい』という気持ちを持っています。彼女たちの学校生活が充実したものになるように見守り、放課後に行っている『まなびクラブ』などでサポ―トしていきます。本校では学力全体を伸ばせる環境が整っているので、『まなびクラブ』などをどんどん活用してほしいです」(石上先生)
自分で勉強する習慣をつけることを目的として放課後に行っている「まなびクラブ」では、中1には週1回、部活動のない曜日に参加する「演習タイム」(英・数)と、必要に応じて利用できる「メンタールーム」を用意。「メンタールーム」では、英・数以外もわからないことがあれば、年齢が近いメンター(大学生)に質問できる。
充実した語学研修プログラムと進学協定制度
同校では、各学年の夏休みを利用して、英語力に磨きをかける国内外での語学研修プログラムも多数用意されている。中1は、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」で、海外での様々な場面を想定してコミュニケーションする楽しさを体験。中2は、国内の宿泊施設に泊まり英語漬けで過ごす「English Camp」(3日間)で英語力を伸ばす。中3は、カナダ語学研修(希望者・10日間)や国際教養大学の研修プログラム「English Village」(中3以上の希望者・2泊3日)で、英語を学びながら大学生や現地の人々と交流。高校では、イギリス研修(高1希望者)、マルタ海外研修(高2希望者)、オーストラリアターム留学(高1・高2希望者)・イヤー留学(高1希望者)など、充実した語学研修プログラムが用意されている。
海外の大学へ進学したい場合は、「海外協定大学推薦制度」(UPAA・UPAS)を利用でき、英語力を活かして多様な進路を実現させる体制も整っている。各協定大学(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)が求める英語力と高校の成績を使って1校から出願でき、日本の大学との併願も可能。
英検利用入試で入学した中1の生徒5人にインタビュー
Sさん Aクラス 英検3級
Eさん Aクラス 英検3級
Aさん Aクラス 英検3級
Hさん Hクラス 英検準2級
Kさん Aクラス 英検3級
――この学校を選んだ理由を教えてください。
Sさん 小学校のクラブでバスケットボールをやっていたので、バスケ部が強いこの学校がいいなと思いました。英検も持っていたので、英検を使った入試があったのも理由の1つです。
Eさん この学校は、英語教育に力を入れているのでいいなと思いました。
Aさん 小さいころから水泳を習っていたので、温水プールで泳げることが魅力でした。
Hさん 塾で学校案内をもらって英語に力を入れていることを知り、自分の英語力を活かせると思ったので受験しました。
Kさん 2歳ぐらいから英語教室に通っていて、英語が好きなので、英語に力を入れているところに魅力を感じました。母の母校でもあるので、何度か三輪田祭に遊びにきたことがあります。生徒の雰囲気が明るくて元気いっぱいなので、楽しそうな学校だと思いました。
▶︎Sさん
――入学前には、英語をどのように勉強してきましたか?
Sさん 外国人の先生と話をしたり、遊んだりする習い事に通っていました。
Eさん 6年生のときは週3日ぐらい、英語に力を入れている教室で外国人や留学経験のある学生から習っていました。
Aさん 英語専門の塾で習っていました。
Hさん 小学校の1年生までシンガポールで暮らしていました。日本に帰ってきてからも、英語の塾に通っていました。
Kさん 2歳から英語教室に通っていました。
▶︎Eさん
――英語の授業はどうですか?
Sさん 少人数なのでわからないところも聞きやすいですし、先生も面白いので気軽に話しかけられます。
Eさん 先生が丁寧に教えてくれるので、わからないところも質問しやすくて勉強になります。
Aさん 先生が面白くて、丁寧に教えてくれるのでわかりやすいです。
Hさん 今日はmyONのトピックスについて話しましたが、教科書に沿って授業を進める日もあります。今日のスピーチは、「世界の子どもたちの教育」についてまとめました。日本では同じように授業を受けられるのに、ほかの国では環境によって子どもたちが授業を受けられません。それは子どもたちの未来に影響するとても大事なことなので、みんなに知ってもらいたいと思いました。授業は3人でワイワイした感じです。
Kさん 女子だけですし、少人数なので質問もしやすくて、自分から積極的に発言できます。日本人とネイティブの先生がいるので、文法と英会話の両方勉強できます。
▶︎Aさん
――部活動について教えてください。
Sさん 最初はバスケ部に入ろうと思っていましたが、いろいろな部を見て、前から星や空の写真を撮るのが好きだったので天文部に入りました。星のことを調べたり、宇宙食を食べたりして楽しいです。この間は、バニラアイスの宇宙食を食べました。
Eさん 私は、バドミントンが得意だったのでバドミントン部に入りました。今は基礎トレーニングが中心ですが、楽しいです。試合ができるようになるのを目指して頑張っています。
Aさん 水泳部に入りました。たくさん泳ぐと疲れますが、水の温度がちょうどいいので、温水プールでよかったです。
Hさん 科学部と筝曲部に入っています。筝曲部は、三輪田祭で発表を聞いて楽しそうだったので興味を持ちました。今は、「さくら」を弾いています。科学部は、もともと実験が好きで、別の学校に通っている姉も科学部が楽しいと言っていたので入りました。
Kさん 天文部とESSに入っています。ESSでは、三輪田祭(今年度は在校生のみで開催)に向けて、英語で原稿を書いて三輪田学園をPRする動画を作りました。岡野先生とネイティブの先生2人と英語でたくさん話ができます。天文部では、プリンやたこ焼きの宇宙食を食べました。プリンはちゃんとプリンの味がして、たこ焼きは普通のたこ焼きの形のままで結構おいしかったです。来年は、合宿で流星群を見に行く予定です。三輪田祭では、7階にあるプラネタリウムで上映します。
▶︎Hさん
――将来の夢を教えてください。
Sさん 母が働いている会社が外資系なので、外国人がたくさん働いています。そのような会社では共通言語が英語なので、英語ができないと働けません。私もそのような会社で働けるように、英検1級を目指したいです。
Eさん 小さい頃はCAになりたいと思っていましたが、飛行機に乗るのが怖くなってしまいました。今は空港で働くグランドスタッフを目指して、たくさん英語学んでいきたいです。
Aさん 飛行機が好きなので、CAになりたいです。
Hさん 英検1級まで取りたいです。看護師になりたいので、看護師になって英語を使って外国人を助けられたらいいなと思っています。
Kさん 英語が好きなので、英語をたくさん使う仕事がしたいです。子どもも好きなので、英語の先生になれたらいいなと思っています。留学もしてみたいですし、オーストラリアなど、いろんな国に行ってみたいです。
▶︎Kさん
2021年度から制服をモデルチェンジ
2021年度から、同校の制服が一新される。全面改訂の経緯や新しいデザインについて、中学教頭の湯原弘子先生に話を聞いた。
「多様性が尊重される時代背景や防寒などの目的もあり、本校でもスラックスの導入が検討されました。今の制服にスラックスを合わせるのは難しいので、思い切って全面改訂することになったのです。スラックスは少数派かもしれませんが、少数でも恥ずかしいと思わないような制服にしたいと考えました。素材も進化しているので、機能性と上質さが両立できます。機能的で、生徒が着たいと思う制服になるように、幅広い年齢の教員で話し合い、生徒たちの意見も取り入れました」(湯原先生)
ブレザーは、中高6年間共通。伸縮性のある素材を採用し、肩回りの動きがよく、シワにもなりにくい。シャツの色は、白とブルーから選択。ボトムスは、ベースの色が異なるチェック柄のスカート3種類と紺のスラックスから、学年に関係なく選ぶことができる。ボトムスに合わせて選べるように、リボンとネクタイも2色ずつ用意。式典ではどれかを着けなければならないが、普段は着けるか着けないか生徒自身で決めることができる。夏のポロシャツは、洗っても翌朝には着られる速乾素材。ブレザーやボトムスも家庭で洗濯できるように、ウォッシャブル加工が施されている。
「新しい制服になることは、在校生たちが一番喜んでいます。制服づくりに関わりたいと、生徒会が中心になり、アンケートなどで意見を集めました。スラックスはあった方がいいか、スカートのベースカラー、ネクタイとリボンタイの選択、ボタンの有無、スカートの丈、シャツの色など、細かい部分にも生徒たちの意見が反映されています。生徒たちが主体的に生き生きと活動できるように、自分で選んで自分らしさを前面に出せる制服になったと思うので、生徒たちが着ている姿を見るのが楽しみです」(湯原先生)
<取材を終えて>
取材した授業は、どのクラスでも生徒たちは集中して積極的に取り組んでおり、どのレベルも効率よく進められていることが実感できた。インタビューした生徒たちからも、英語が好きでもっと英語力を伸ばしたいという気持ちが伝わってきた。英検級でクラスを分けているので、彼女たちの目標もはっきりしているのだと思う。「上の級を目指したい」という気持ちを、より強く持っていると感じられた。その気持ちが、コツコツ努力する姿勢にもつながっていくのだろう。
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