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文化学園大学杉並中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(文化学園大学杉並中学校の特色のある教育 #18)

英語力を主軸に全体の学力アップ! 国内外大学とも過去最多の合格者を輩出

ダブルディプロマ、STEAM教育などを取り入れ、大学進学実績が躍進している文化学園大学杉並中学・高等学校。同校の教育活動について、入試広報部長の西田真志先生に話を聞いた。

英語初心者でもカナダの授業が受けられる!

文化学園大学杉並中学・高等学校は、カナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)州の海外校に認定されて、今年で12年目となる。高校課程に日本とカナダの2つの卒業資格を同時に取得できるダブルディプロマ(DD)コースを作り、中学課程でもカナダのカリキュラムを学べるプログラムを設置。英語上級者は1年生から、英語初心者でも2年生から履修することができる。

同校の英語の授業は、生徒のレベル別にネイティブ教員が主導して行っている。カナダのカリキュラムを学ぶ「*DD7」は、BC州教員が週17時間授業を担当し、そのうち数学5時間、理科2時間を各専科の先生が指導する。また、英語上級者向けの「*Advanced7」は、英語の授業数が週10時間(うち8時間をカナダのカリキュラムで学ぶ)、英語初~中級者対象の「Starter7」は週9時間(うち2時間の英文法は日本人教員が指導)を確保している。

インターナショナルクラスを設置するなど、近年、英語教育に特化した学校は増えているが、その多くは英語上級者向けに行われているのが実情だ。それに対して同校は、「英語上級者はもちろんのこと、初心者でもカナダの授業を受けられるのが特長です。希望する生徒は、中1で『Communication English』という講座(朝7:50から週2回、BC州教員指導)を受け、年度末に審査を通過すれば、2年生から『DDPrep8』というクラスで学ぶことができます。昨年、中1の『Starter7』には119名が在籍し、そのうち98名が『DDPrep8』を希望して78名が進みました。審査では英検4~3級程度の英語力が求められますが、約8割の生徒が1年間でそのレベルに達していると言えます」と、西田先生は話す。実際、2025年度末の中1『Starter7)』の英検取得状況は、4級59名、3級36名、準2級も7名が合格している。

▶︎入試広報部長 西田真志先生

▶︎英検取得状況(2026年3月現在)

「ただ、『DDPrep8』は土曜日も授業があり、部活を本格的にやりたい生徒などは、本科を選択することもあります。しかし本科でも英語の授業は週8時間あり、うち6時間をネイティブ教員が指導しているので、十分に力を付けることができます。昨年度は中3で英検2級に合格した本科生もいました。DDのプログラムに限らず、学校全体の英語学習環境が充実してきたと感じています」(西田先生)

*「DD7」「Advanced7」は、入学時に英検2級程度の英語力が必要とされる。

アウトプットを多く取り入れたカナダの授業

現在、同校には、カナダ・BC州の教員が19名、総勢29名のネイティブ教員が在籍し、BC州の教員は全員が教員免許を持っている。「ネイティブ教員が多ければ、生徒たちが英語に触れる機会も必然的に多くなります」と、西田先生。また、最近ではBC州教育省との長い関わりから、BC州学生への教育実習も同校で行われていると言う。「将来、海外でカナダの教育を教えたい学生に対し、本校のBC州教員が指導教諭となって、授業や生徒指導の助言を行っています。BC州の海外校として、本校の存在も大きくなってきました」

西田先生は、「カナダの授業は、アウトプットに重点を置いていることが特徴的です」と語る。「カナダでは大学進学をする時にペーパー試験がありません。よって、日々の学習でも知識やスキルを詰め込むのではなく、他者と話し合って答えを導く、ポスターセッションやプレゼンを通して考えを表現するといったスタイルを取り入れています。例えば、ストレスやアイデンティティといったテーマについて学んだり、数学では自分たちで模様を作り、その面積を求めたり、自ら主体的に考える学習を行っています。こうした日本の教育課程にはない学びを英語上級者も初心者も体験でき、英語をツールとして様々な学問を習得することができます。もちろん、カナダの学習だけでは、国内の一般的な大学受験に対応できないので、日本のカリキュラムもしっかりと学びます。日本とカナダの両方のカリキュラムを学ぶことで、フレキシブルに進路を選択できる体制を整えています」

また、同校は中3生全員が参加する海外研修旅行(カナダやオーストラリアなど)をはじめ、さまざまな海外研修プログラムを用意している。2023年からは「アントレプレナーシップ研修」(中1~高3の希望者)を春と夏の約1週間の日程で行い、これまでインド、ドバイ・アブダビ、トルコ、スリランカ、エジプト、モンゴル、ブルネイに渡航した。「昨年夏のモンゴル研修には56名が参加し、なかでも中学1年生が19名と多く、うち12名は『Starter7』の生徒でした。異文化理解や国際感覚が身に付く研修となっています」(西田先生)

▶︎海外研修の行き先はインド、ドバイ、アブダビ、トルコ、スリランカ、エジプト、モンゴル、ブルネイと多岐に渡る

探究学習に取り組む「STEAM教育」を推進

西田先生は、「カナダの授業がアウトプットを多く取り入れていることに伴い、最近では日本の教科の授業でも、『PBL(Project Based Larning=課題解決型学習)』を実践しています」と話す。「また、STEAM教育として、教科の枠に捉われない本校独自の探究学習にも取り組んでいます。例えば、中1では『アイデアソン』と言ってチームで協働しながら商品開発の過程を疑似体験したり、中2は大学や企業、NPOと連携してキャリア探究、社会課題探究のワークショップを実施したり、中3は全員でグループを作り、社会課題のテー
マを設定し1年間かけて探究、その成果をポスターやスライドにして発表する『ジッセンジャー』の活動を行っています」

同校は2020年度より、「STEAMプロジェクト」という課外活動を実施し、その取り組みが礎となって現在の中学校の探究活動になったという。こうしたSTEAM教育やプロジェクト型学習をさらに発展させ、今年度から高校に「イノベーションリーダーズコース」を新設した。1期生として同中学校から19名が進学している(高校からは13名)。

また、クラブ活動の「STEAM Play 倶楽部」では、プログラミングやロボティクスを学び、ものづくりの活動をしている。外部の大会にも出場し、この春、「VEX Robotics」を用いた国際ロボティクス競技大会「VEX日本大会(中学部)」で優勝。アメリカで開催される世界大会に日本代表として出場した。

スモールステップを重視し、個々に応じた学習指導を実践

2025年度、DDコースでは51名の9期生が卒業し、国内外の大学に進学した。国内大学では、国立の東京外国語大学に1名、早慶上理ICUに21名、GMARCH26名、立命館6名が合格した。DDコースは国内大学を受ける際、一般の入試のほかに、ICUや早稲田大学など一部の大学はBC州高校卒業の帰国生枠でも受けることができ、受験のチャンスが広がる。

また、海外大学には46名が合格。カナダのブリティッシュコロンビア大学やトロント大学、マギル大学、イギリスのマンチェスター大学、オーストラリアのメルボルン大学、シドニー大学など、世界大学のランキング(QS World University Rankings 2026を参照)40位以内の大学に24名の合格者を輩出している。西田先生によると、「DDコース1~9期の卒業生は、累計で205名の海外大学に合格し、昨年は43名、一昨年は42名と直近3年間で131名の合格者を出しています。3年前から確実にステージが変わってきましたね」と話す。

特進、進学コースも加えた全体の大学合格実績(2025年度)では、国公立が11名、早慶上理ICUが34名、GMARCH77名、立命館6名と難関大学の合格が過去最多となった。

「本校では、生徒一人ひとりの希望や特性に合わせた進路サポートを行っています。また、中学からスモールステップを重視し、例えば『中2までに英検準2級、中3までに英検2級の取得を目指そう』、『高校で特進コースに進むには、模試の偏差値がこれだけ必要だ』などと目標を設定して指導しています。ですので、中高一貫校で陥りがちな“中だるみ”の現象は、あまり見られませんね。また、通常の放課後補習以外にも、長期休暇を利用して講習会を実施しています。内容も基礎の学び直しから、ハイレベルな合宿勉強会、英検対策、大学受験対策などレベルやニーズに合わせて多様な講座、勉強会を設けています」と、西田先生は、生徒全員を伸ばす学習・進路指導の成果が、大学の合格実績に表れていると分析している。

同校は、DDのプログラム、STEAM教育、各種講習会などの取り組みを活かし、卒業後の幅広い進路を実現している。


<取材の補足と感想>

この4月、同中学校に157名(男子72名/女子85名)の生徒が入学した。ちなみに入試の受験者数は464人で、実倍率は1.53倍だった。同校は英語教育に定評があり、新1年生の英検取得は準1級12名、2級26名と英語上級者が多く入学し、準2級以上が30%を占めた。
「とはいえ、92名の生徒が級を持っておらず、Starter7が一番多いのも例年通りです。しかし、英語初心者でも多くの生徒が1年間で中学3年間の英語力(英検3級が中学卒業程度の目標とされている)を身につけていくので、合格ONEテストで偏差値50前後の中堅校にしては、高い伸び率だと思います」と西田先生。昨年の中3には、英検級なしで入学し、3年生で準1級を取得、高校は特進コースに進学した生徒がいたそうだ。
DDコースで海外大学を目指す、また、国内難関大学に進学する場合も高い英語力を活かす。英語教育を主軸に、探究活動や個々に応じた学習サポートが、出口の大学合格実績に反映されていることが、同校の大きな魅力だと感じた。

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