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文化学園大学杉並中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(文化学園大学杉並中学校の特色のある教育 #1)

共学化と新プロジェクトで一歩先を行く学力が育つ!

2018年度に共学化を果たし、「新テストに強い進学校」を目指す方針を打ち出した文化学園大学杉並中学校。カナダと日本の両方の高校の卒業資格がとれる「ダブルディプロマコース」に大きな特徴を持つ同校がどう進化していくのか、取材しました。

国内にいながら、日本とカナダ両方の高校卒業資格がとれる! まさに”国内留学”とも言うべき「ダブルディプロマコース」で注目を集めてきた同校。同コースの1期生13名のうち、9名は英検準1級、2名は1級合格と、しっかり実績も残しています。英語の習熟度別授業は、週2時間は日本人教員が文法を教え、基礎作り。週7時間はネイティブが英語で授業をし、1コマを3名が同時担当。さらに希望者にはプラス4時間の英語講習が受けられる!という徹底ぶり。
そんな中、同校は2018年度からの男女共学化を決定。新システム「iプロジェクト」も導入します。1年生は、“intelligent”,“international”,“impressive”をキーワードに「協働力」や「問題解決力」「発信力」を磨くこの「iプロジェクト」で学び、2年進級時に「ダブルディプロマコース」か「一貫コース」に分かれるのが同校のシステム。その狙いを、教務部長・入試広報副部長の小島浩司先生に取材しました。

教務部長・入試広報副部長 小島浩司先生

Q 共学化のねらいは?

5年前に大学が共学化しましたので、中高が共学化するのは、むしろ自然の流れでした。また、多様性やジャンルにとらわれないグローバルな学びを目指すうえで、女子だけという環境はどうなのだろうと。「ダブルディプロマコース」を始めて3年がたち、ちょうど2周目に入るこのタイミングで改革に踏み切りました。

Q 男子児童や保護者からの反応は?

ダブルディプロマコースを始めた当初から、男子の保護者からの問い合わせを多数いただいておりました。先日、男子生徒向けの説明会を行ったところ「部活動が盛んだから一生懸命やりたい」など、明確な目的をもっている児童が多かったのが印象的でした。

Q 共学化するとともに、目指すものは?

進学色を強く打ち出します。それは、高いレベルを求める生徒のニーズに応えるものです。女子生徒は、周りを見ながら慎重に進路を決める傾向があります。指定校推薦が多くなるのもそのためです。入試のスケジュールについても、男子生徒は、連日でも挑戦するのに対して、女子生徒は1日おきにするなどペース配分を考えるので、その分、受ける校数が減ります。男子生徒が入ることで、いい意味の起爆剤になることを期待しています。本校がさらにパワーアップするためには、男子の力が不可欠だと考えています。

Q 入学してくる男子生徒にとっては、どんなメリットが?

男子校で、ここまで英語に力を入れている学校は多くないようです。英語に関しては、好きだから学ぶ、嫌いだから学ばない、ということが許される時代ではありません。だからこそ、無理なく学べる環境を整えることが大切です。

「ダブルディプロマコース」を持つ本校は、生徒の将来を考えさせるときに、日本地図ではなくまず世界地図を開きます。海外の大学に進むなど、将来的に、広い選択肢があるのも本校の特徴です。

Q 部活動の体制は?

サッカー部は作る予定ですが、あとはこちらが用意することはせず、生徒たちの要望によって新しく作っていきます。1期生ならではの特典ですね。屋上に練習場があるので、ゴルフ部も作れます。

Q 共学化に対し、在校生の反応は?

歓迎ムードですね。もともと、体育会系の部活動が強く、活発な生徒が多いので、男子生徒が入ってくることに不安はありません。ただ、女子校だから入学したという生徒もいますので、数年間は女子だけのクラスも残す予定です。

Q 共学化とともに始める「iプロジェクト」の内容は?

まず重要なのが、学力+αの“intelligent”です。授業以外の環境も重視すべきということで、新しい自習スペースを整備しました。常駐している教員にいつでも質問することができます。中学では19時まで、高校では20時まで開いています。

また、放課後に予備校の先生を迎え、実践的な講習を行います。夏期講習などでは、国数英のハイクラス講習も実施。学力の高い生徒には、1学年上の講習を受けさせます。生徒の意識が変わり、チャレンジの仕方も変わってくるでしょうね。

自習ルーム

Q 先生の体制も変わるのでは?

教員がどう支えるか、第一志望を諦めさせないために、教員に何ができるか? 個々の尽力だけでなく、組織的な指導が必要ということで、進路のための学年会や、全教科の担当による入試問題分析会も始めました。いわば、教員の団体としてのレベルアップです。

そうなれば、担当の生徒でなくても「最近、数学頑張ってるよね」などと声が掛けられるようになります。励ましやアドバイスが、担任や教科教員以外の教員からも掛けられる環境にしていきたいと考えています。

Q 「iプロジェクト」の2点目の“international”の内容は?

英語については、どのコースでも、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングのいわゆる4技能に、ビューイング(鑑賞)、リプレゼンティング(発表)を加えた6技能に力を入れています。特にダブルディプロマコースでは、生徒たちが互いに教え合いながら問題を見つけ、解決し、発表をするプロジェクト型の授業をメインに行っています。

「ダブルディプロマコース」は、早稲田やICUといった上位校にもご評価いただき、進学面でも優遇していただけるようになりました。

Q 3点目の“impressive”については?

建学の精神「感動の教育」に重ねて「感動的、印象的な学び」を意味しています。授業の中で感動的な学びを積み重ねることで、感動的な発信や提案ができる生徒を育てます。

授業が変わってくると、評価も変えなくてはいけません。本校では、評価の基準を生徒にしっかり伝えています。自分は今、どの立ち位置にいて、どんな目標をたて、どこを目指せばいいのか。自ら学びの過程を理解し、成功体験を重ねることが感動的な学びにつながるのです。目的のわかる授業が、理解を深めます。

日本には、生徒は先生に従うものという風土がありますが、それも変えていきます。先生に教えられてわかることと、自ら気付くこととは、まったく意味合いが異なるのです。生徒に説明させるのも効果的です。ビジュアルを適切に使うなど、教員よりずっといい説明をする生徒もいます(笑)。

Q 一貫コースについても教えてください。

英語に多くの時間数をさくことは同じです。数学も時間数が多い。オリジナルのテキストを編集し、中2の段階で中3の内容まで先取りします。中3で高校の単位をとることも可能です。その分、高校では演習に力を入れられます。

Q その他の取り組みは?

毎朝10分の小テストなど地道な積み重ねも重視します。採点をデジタル化し、昼までに生徒にフィードバック。その日わからないことを、その日のうちに解決でき、非常に効果的です。講習や再テストの問題にも反映させます。
また、両コースともに徹底した先取り学習を実施。2年次から高校数学、古典文法、政治経済、物理基礎をスタートさせ、生徒の力をはやいうちからどんどん開花させていきます。

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共学化×iプロジェクトによる学力向上への取り組みで、「新テストに強い進学校」へ変革を遂げる新生・文化学園大学杉並中学校。国内唯一のダブルディプロマコースをさらに一歩進めた日本最先端の教育に期待がふくらみます。「CHANGE and GROW,BUNDAI SUGINA-MI」のモットーのもと、どのように進化していくのか、これからが本当に楽しみな学校です。

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