ふじみ

富士見中学校

学校詳細

建学の精神、教育理念

社会に貢献できる自立した女性の育成

富士見中学校では、「純真・勤勉・着実」という建学の精神に基づき、豊かな情操と教養を兼ね備えた「社会に貢献できる自立した女性の育成」を教育目標としている。そのために必要な力を「自分・人・課題に向き合う力」という3分野に分類し、さらに各分野を細分化し「17の力」を定めている。これらの力を中高6年間のありとあらゆる教育活動の中で伸ばしていくことを目標にしている。

教育の特色

東京理科大学との外部連携

2020年に東京理科大学と教育提携を行い、研究室を訪問して実験を体験する「模擬実験講座」や、理科大生が本校の探究活動の発表会に参加したり、教授を招いての模擬授業を行うなどしている。理科大への推薦枠が大幅に増えるという提携ではなく、大学での学びをより前向きにし、また学びの内容をより理解して入学したあとのミスマッチを防ぐため、本当の意味での教育提携となっているのが特色だ。また、東京理科大学以外にも、武蔵野美術大学や武蔵大学との連携も進めている。

施設設備

学びの核となる図書館「Learning　Hub（えるはぶ）」

さまざまな学びを支援する図書館は「Learning　Hub（略してL-Hub）」と呼ばれる2フロアの独立棟となっている。2階は探究学習や学び合いに最適な空間として設計されたフロアーとなり、一人で調べたり、グループで話し合ったりが自由にできる机や椅子、無線LANやプロジェクターを完備し、全体共有もできる場となっている。3階は思い思いに読書できるように、ソファや椅子を多く配置したフロアーになっている。

学校行事

生徒主体で学校行事を！

富士見の伝統は「生徒主体」！何事にも積極的に関わり活動する姿勢が、富士見生のイキイキと活発な様子にも表れている。なかでも文化祭（芙雪祭）・体育祭は、その“富士見スピリット”がいかんなく発揮される特別な行事だ。また、生徒総会・全校朝礼も生徒自身の手でプロデュースしていく。どの行事も、以後とな盛り上がりを見せるのは、誰もが主体性をもって「自分事」として関わる姿勢のたまものだ。

部活動

中1はクラブ加入率100％！

クラブ活動は兼部も含めて最大週4日までとなっている。なかでも中学生の入部率は高く、中1生は100％以上、高校でも75％以上の生徒が勉強と両立させながら活動している。ダンス部のように全国大会出場常連のようなクラブもあり、運動部・文化部はそれぞれ13、さらに外部から講師をお招きして行う課外活動として茶道・華道・筝曲がある。

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進路指導

生徒一人ひとりの進路選択を後押し！

富士見中学校ではほぼすべての生徒たちが大学進学を希望しているが、最近では海外の大学の進学を考える生徒たちも増えてきている。社会人や大学生の卒業生に協力してもらい、さまざまな進路シンポジウムを行うほか、中3～高3では大学の方に来て頂いて大学説明会や模擬授業を実施している。
学習サポートとして、中学は英数についての補修制度があり、高校になると放課後講習がある。長期休みには全学年が参加する夏期講習、冬休みは高3対象の冬期講習、そして入試直前講習など、講座数も充実しており、生徒たちのニーズに合わせて講座設定されている。
2023年度の卒業生のうち、約9割が大学に進学しており、国公立や難関私大といった大学には約4～5割が進学している。東京理科大学との教育提携の影響を受けて、理系進学を考える生徒は年々増えており、23年度は４割を超えた。ただ、芸術・家政・体育などへの進学を希望する生徒も例年1割ほどおり、富士見の進学は多様な進学ということができる。

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その他

世界を体験し、世界の人と出会い、世界の今を考える

富士見のグローバル教育を推進し、生徒が海外とのつながりからより学びを深められる環境を整えるために、「グローバルセンター」が設置されている。ここでは、海外大学進学を希望する生徒へのサポートや、在校中の留学や研修の充実など、成長していく生徒たちの興味・関心に寄り添い、グローバルな学びを創出している。
アメリカ・オーストラリアでの語学研修や、台湾姉妹校での交流プログラム、現地大学生とのフィールドワークで現地課題の解決策を模索するヴェトナム＝グローカルリーダー研修など、目的に応じた様々な海外研修実施している。また、留学先も、ニュージーランド＆オーストラリアといったオセアニアに加え、イギリス・アメリカ・カナダも加わった。帰国後は後輩に向けて英語による留学報告会が行われ、先輩から後輩へと留学のたすきがつながっていく。