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しばうらこうぎょうだいがく

芝浦工業大学附属中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(芝浦工業大学附属中学校の特色のある教育 #12)

芝浦愛あふれるガールズトーク! 中2女子が語る「芝浦の魅力」

芝浦工業大学附属中学校では、スクールサポーター(有志団体)が学校の広報活動を応援。スクールサポーターとして活動する女子生徒に、学校生活や同校の魅力について聞いた。

芝浦工業大学附属中学校では、スクールサポーター(有志団体)が広報活動を応援。有志の生徒約200人が登録しており、学校説明会で司会や校内の案内をしたり、受験当日に受験生のサポートなどを行っている。スクールサポーターとして活動している中2の女子生徒4人に、学校生活や同校の魅力について聞いた。

スクールサポーターの活動

同校では、「スクールサポーターによる中学施設見学会」も実施している。この日は受付、司会・進行、案内まですべてをスクールサポーターの生徒が行い、施設見学会では1階から7階までの主要な施設を生徒が案内。普段の授業でどのように使っているか、自分の好きな場所はどこかなど、それぞれの生徒が工夫しながら案内をする。2025年度は、8月と11月に開催予定。さらに、スクールサポーターの女子生徒たちが、受験生向けに学校を紹介するラジオ「放課後ガールズトーク」を配信するなど、新たな試みにも挑戦している。

女子受験生のための芝浦ガイド

中2のスクールサポーター4人にインタビュー

Oさん 中2
Nさん 中2
Iさん 中2
Aさん 中2

▶︎写真左よりAさん、Iさん、Nさん、Oさん

――この学校を受験しようと思った理由を教えてください。

Oさん 私は小学生の頃から理系が得意で、親も理系の仕事をしているので、理系の学校に興味がありました。女子が行ける理系の学校は少ないので、まずは学校見学に来てみたんです。芝浦は設備も充実していて、先生も優しそうでいい学校だなと思ったので受験しました。

Nさん 大学と連携した講座など、中学からいろいろな機会が用意されていて、大学の工学部などで学ぶパスタブリッジ*も、芝浦だと中1でできるのがいいなと思いました。受験前に授業体験に参加したときは、『浦島太郎』を科学的に読み解く授業がとても面白かったです。国語の読解とは違い、速さと時間の関係などを読み解いていく授業でした。

*乾燥パスタをグルーガンでつなぎ合わせて橋の形にして、「強度をもっと強くするための構造」を考える。

Iさん 私は文系が苦手でしたが、過去問を解く中で芝浦の国語だけは点数がよかったことも理由の1つです。理系の大学の附属校で中高一貫でもあるので、すごく魅力的に感じました。6年生のときに文化祭や部活体験、SHIBAURA DAY(オープンキャンパス)に来ましたが、部活体験が一番印象に残っています。バレーボール部を体験したのですが、女子の先輩がとても優しくて、受験勉強のアドバイスもしてくれました。

Aさん 国語が得意で理系が苦手だったのですが、算数と理科の点数を補えるくらい国語で点数が取れていたので、文系・理系を問わず自分に合う学校を探していたんです。芝浦の学校説明会に参加したら、そのときのノベルティ*に衝撃を受けました(笑)。水平計、ドライバー、タッチペン、定規、ボールペンが合体したペンを見て、この学校なら「ものづくり」ができるんだと感じたことを覚えています。もともと宇宙への興味や「ものづくり」をしたいという思いもあり、プログラミングが学べたりロボットを作ったりできる芝浦に絶対入りたいと思って受験しました。

*ノベルティはペンのほかにいくつか種類がある。

▶︎Oさん

――スクールサポーターになろうと思った理由を教えてください。

Oさん 私は受験当日、とても緊張していて校内で迷ってしまったんです。校内図を見てもわからなくて不安になる中で、在校生に場所を教えてもらい、「頑張ってください!」という言葉もかけていただきました。無事に教室にたどり着き、合格することができたのでとてもありがたかったです。入学してから当日いた生徒はスクールサポーターだったと知り、自分もなりたいと思いました。

Nさん SHIBAURA DAYに来たときに、スクールサポーターが優しく接してくれて、芝浦愛を熱弁していたので、学校への思いが伝わってきました。部活のことや受験勉強のことなど、いろいろと不安もありましたが、優しく励ましてくれたことが嬉しかったです。私も入学したらやってみたいと思ったので、志願しました。

Iさん 私は小学生の頃から、教師になりたいという夢があります。子どもが好きで、人に教えるのも好きです。4年生から6年生まで同じ先生が担任だったのですが、いろいろと親身になってくれたので私にとって憧れの先生でした。中1の保護者面談で親が私の夢を話したら、中2になるとスクールサポーターとして活動できると先生が教えてくれたんです。人と関わるのが好きなので、やってみたいと思いました。

▶︎Nさん

▶︎英語プレゼンテーションコンテスト(中央はNさん)

Aさん 入学したからには、学校に貢献できる活動がしたかったからです。学校の広報活動に参加でき、芝浦を志望している受験生と関わりが持てるので、学校のために動けるだけでなく、楽しそうなのでやってみたいと思いました。入学してから、芝浦愛はどんどん膨らんでいます(笑)。文化祭では、クラスの出し物でホバークラフトを作りました。担任の先生が「浮いてみたいから、何か浮くもの作って」と言ったのがきっかけで、クラス内でプレゼンをしてホバークラフトに決まりました。来校者体験型にしたので、皆さんに「浮けるよ!」「すごいね!」などと喜んでもらえたのも芝浦だからこそできたことだと思います。

▶︎文化祭でホバークラフトを作った1年A組

――学校生活の中で、男女比について何か感じることはありますか?

Nさん 男子が多いですが、居心地の悪さを感じることはありません。ITやGC(探究型授業)のグループワークで話し合うときも、男女関係なく意見を出し合うことができています。女子が少ないので、団結しやすいという面もあります。

Aさん 女子の人数は男子の1/3ぐらいですが、更衣室は広々と使えますし、トイレもとても綺麗です。女子は、元気な人、優しくておっとりした人、リーダーシップのある人など、いろいろなタイプがいます。男子がいるから友達の幅が広がって、男子に友達の幅を広げても女子の中で孤立するということもありません。

▶︎Iさん

――学校生活の中でどんなことが楽しいですか?

Iさん 部活が楽しいです。バレーボール部は中高、男女一緒に週4日活動し、朝練もあります。中2の初め頃に高校生と中学生の関係がよりよくなるように輪を広げようという取り組みがあったので、先輩との関わりが今まで以上に広げられました。1学年上の先輩からは、「来年こんな授業あるよ」とか、部活以外の情報を教えてもらうこともあります。時には意見がぶつかり合うこともありますが、みんな一生懸命だからだと思います。

Nさん 体育祭や文化祭などの行事が楽しいです。文化祭は、クラスメートと積極的に話し合ったりしながら楽しめる行事だと思います。中1のクラス企画は、謎解きお化け屋敷でした。謎解き担当が芝浦の魅力が伝わるようなオリジナルの問題を考えて、おばけのクオリティも高くて、部屋の装飾にも力を入れたので、来校者の皆さんにも楽しんでもらえたと思います。

▶︎体育祭

Aさん 行事ももちろん楽しいですが、休み時間や放課後のちょっとしたおしゃべりも楽しいです。1年生のときに同じクラスだった友達と、時には10人ぐらいで廊下に集まって、たわいもないことを話してみんなで笑ったりしています。

Oさん 私はバドミントン部の活動が楽しいです。週5日、中高・男女一緒に練習しています。引退する高3の先輩が最後の大会で負けてしまったときは、とても悔しくて自分ごとのように感じたので、部活を楽しめているんだと思えました。先輩とは一緒に練習もしましたし、成長の機会を与えてくれた憧れの存在です。技術面だけでなく、相手に対する礼儀など、多くのことを先輩から教えてもらいました。先輩から教わったことを今度は後輩に伝えて、後輩たちが上手くなってくれたらいいなと思っています。

▶︎Aさん

――将来については、どのように考えていますか?

Oさん 私はゲームクリエイターを目指しています。任天堂で働くのが夢なので、プログラミングの力をつけたいです。芝浦のコンピューター室には約100台のパソコンがあるので、プログラミングについて勉強して、将来に役立てたいと思っています。夏期講習にもプログラミング講座がたくさんあるので、参加する予定です。

Nさん 小学生のとき3年間、シンガポールに住んでいました。デジタルアートで有名なチームラボの施設を訪れて感銘を受けたので、アートテクノロジーを学びたいと思っています。芝浦には、宇宙や物理など、それぞれの分野を専門とする先生がいるので、アートテクノロジーに結びつくようなことを学んでいきたいです。

Iさん 私は教師など、人に教える仕事がしたいと思っていますが、ドラマやニュースなどで見る他の職業も楽しそうに思えます。分身できるなら、全部やってみたいぐらいです(笑)。いろいろなものがキラキラして見えるので、やりたいことが変わる可能性もあります。やりたいと思ったときに対応できるように広く学んで、いろいろな資格を取っておきたいです。

Aさん 具体的にはまだ決めていませんが、世界に貢献できる「ものづくり」に関わりたいです。宇宙開発に関われたらいいなという思いもあります。部活は電技研(電子技術研究部)に入っていますが、ロボカップサッカーの基板(ボールを読み取るためのセンサーなど)を担当しているので基板を極めたいですし、プログラミングも頑張りたいです。英語力も必要になるので、中高の間に英検やTOEICに挑戦したいと思っています。

――受験生へメッセージをお願いします。

Iさん 芝浦は、コンピューター室や技術室など、理工系に特化した施設が充実しています。私は「芝浦に入りたい!」という強い思いを持って、受験勉強に取り組みました。第1志望に合格するまでは、緊張や不安から体調を崩してしまうこともあるかもしれません。私は併願校の不合格などで焦りが出て、途中で体調を崩してしまいましたが、芝浦に合格できて本当に嬉しかったです。勉強だけでなく体調管理も大事ですし、諦めない気持ちを持つことが大切だと思います。
 
Oさん 芝浦の魅力を一番実感できるのは、芝生祭(文化祭)だと思っています。もし少しでも芝浦に興味があれば、芝生祭に来てほしいです。理工系の技術や学びについて知ることができますし、入試のヒントももらえるかもしれません。さらに知りたいと思ったら、ぜひ説明会に来てください。勉強が辛いと思ったときは、気分転換に好きなことをするのがよいと思います。私の場合は音楽を聴くことです。好きな音楽を聴いてリフレッシュしたら、また頑張ろうと思えてモチベーションも上がるので、皆さんも試してみてください。

Nさん 3Dプリンターもたくさんあって、パスタブリッジやロボット講座など、専門的な学びを体験できる機会も多いです。電技研や工技研(工作技術研究部)など、芝浦ならではの部活もあるので、「ものづくり」が好きな人にぜひ来てほしいです。勉強がはかどらないときもあると思いますが、最後まで諦めずに芝浦への思いを込めて勉強してみてください。芝浦で一緒に楽しい学校生活を送りましょう!

Aさん 志望校を決める前には、できるだけたくさんの学校を見に行った方がいいと思います。説明会や文化祭で校内を歩いて慣れておくことで、私は受験当日の緊張が減りました。受験勉強は辛いですが、合格したら受験とは違って楽しい勉強が待っています。私は文系の方が得意でしたが、授業や電技研での活動がとても楽しいです。理系が得意な人たちはすぐにできてしまうことが、少し理解に時間がかかることもあります。そんなときでも先生に質問すれば優しく教えてもらえますし、自分で勉強を補っていけば置いて行かれるという感覚はありません。理系が苦手と思っていても、「ものづくり」に興味があれば、ぜひ学校見学に来てください!

<取材を終えて>
Oさんが受験当日に校内で迷ってしまった話は、Aさんの学校見学などで校内を歩いて慣れておくと当日の緊張が減ったという話につながっていて、学校見学の大切さを改めて感じた。今年度の「スクールサポーターによる夏の中学施設見学会」(要予約)は、 2025年8月23日(土)と2025年8月24日(日)に開催される(同校のイベント日程はこちら。スクールサポーターから直接「芝浦の魅力」を聞いてみたい方は、ぜひ見学会に参加していただきたい。

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