京華女子中学校

説明会に参加してみて

京華女子中学校は、2024年に男子校の京華中高、京華商業高校のあるキャンパスに新校舎が完成し移転しました。3校（男子校・女子校・共学校）がワンキャンパスで学ぶというユニークなスタイルの学校で、ここ最近受験者数が急増しています。注目校の説明会ということで、この日も会場はほぼ満席でした。冒頭の校長先生の挨拶では、「共感力を高め、豊かな人間性を育むプログラムを通じて人としての力をしっかり伸ばす教育を大切にしている。「共感力」とは人を理解し、優しくできること。生徒が安心して活躍できる場所が京華女子中学校」とのことでした。

京華女子中学校では教育の3本柱として「共感力」「グローバル力」「学力」の育成に力を入れています。1クラス30～35名程度の2クラス編成と少人数で、安心感のある空間の中でクラスメイトや先生と対話しながら授業内容の理解を深めます。華道・ダンス・茶道・日舞・筝曲などを行う総合ゼミやボランティアプログラム、SDGsプログラム、部活動、豊富な学校行事などを通じて共感力を身につけます。

中学では第二外国語（中国語・フランス語）が必須となっており、英語はネイティブ授業や英検講習、スタディサプリを活用して中3終了時に53％の生徒が準2級以上を取得しています。イングリッシュキャンプ（中1）やマレーシア・シンガポール修学旅行（中3）、オーストラリア夏季海外研修（中2～高2）、セブ島語学研修（高1～高2）、ニュージーランド中長期留学（高1～高2）など体験型の国際プログラムも充実しています。

徹底した少人数指導で着実に学力の向上を図っていきます。タブレットで日々学習状況を把握し小テストでチェックを行い、成績不振者には放課後の超少人数フォローアップゼミを実施しています。自学自習ツールの「スタディサプリ」の活用や、夏期・冬季講習、大学受験講座、勉強合宿などのきめ細かな進路指導で大学進学実績も近年伸びております。

この日は入試が間近ということもあり、在校生が作問担当の先生に入試問題についてインタビユーを行うという大変興味深い企画がありました。ポイントは以下の通り。【国語】評論と説明的文章が出題されるが文章が長いので長い文章を読み取る練習をすること。漢字は厳しく見るので丁寧に書くこと。漢字問題を確実に得点すること。5【算数】記述問題が３題ほど出題される。計算の精度をあげ取りこぼしのないようにする。必ず見直すこと。
【理科】物理・化学・生物・地学から満遍なく出題、計算問題をミスなく解くこと。記述問題はどういう道筋で答えを導いたのか簡潔に記述すること。
【社会】歴史の並べ替え問題はよく出題される。問いのリード文が長いので何を聞かれているのかしっかり理解すること。

最後に教頭先生より入試説明がありました。令和８年度入試より新たに2月6日午前入試が追加になり、全部で5日程、7回の入試となります。2月1日午前が一番合格しやすいとのこと。適性検査型や英語検定の取得級を点数化できる英検利用ベスト２入試、1科目失敗しても挽回できる2科得意科目重視型など様々な形式の入試が用意されています。また、6年生の公開模試の偏差値による優遇制度や入学金、授業料などが免除になる特待生優遇制度などがあります。受験を考えている方は1月10日（土）に最後の学校説明会があるので是非参加されることをお勧めいたします。
(ST)