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私立中学

男子校

ぎょうせい

暁星中学校

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学校詳細

建学の精神、教育理念

人格の完成を目指し、「他者のために生きる」

キリストの愛の理念に基づく教育により、人格の完成を目指すとともに多くの人々のための幸福のために指導的役割を果たせるような人物の育成を行っている。学園生活やボランティア活動などを通じて「他者のために生きる」という精神が自然に養われ、卒業後医師を目指す生徒も多い。

教育の特色

「言葉」を通してグローバルな人材を育てる

英語だけでなくフランス語も必修科目としている。同時に異なる言語を学ぶことは、複数の文化やものの考え方を理解することにつながり、広い視野で世界を眺めることができるようになる。中学3年間必修の「外国語」として仏語と英語から一方を第1外国語(週6時間)、他方を第2外国語(週2時間)として履修する。第1外国語仏語選択のコースをエトワールコースと称し、語学履修のみならず、地理や歴史などフランス文化も学んでいる。中学校入学時の英語は生徒によりまちまちであるため、中1でグレード別授業を開始。グローバル社会に対応できる「使える英語」を身に付ける。

「書く」ことを重視した教育も同校の特徴だ。そのため、中学入試にも記述問題が比較的多い。入学後も文章を書くことで理論的思考を育て、普段から「自分の語るべき言葉」を強く認識させる。国語科では長期休暇の課題として「作文」を課す。高1~高3の英語ではネイティブの英語教師によるエッセイライティングの添削も受けられる。

宗教の授業ではキリスト教についてだけではなく、社会人OBによる特別授業(高2)も行われる。弁護士、医師、漫画家など様々なキャリアのOBが来校し、自らの職業観や人生観を語る授業で、生徒たちは「生きること」を学ぶ。

施設設備

新校舎の建設で学習環境も充実

都心にありながら広くて静かな校地には、6階建の校舎(中・高同じ)、上下二つのグランド、プール、聖堂、食堂(中1から利用可能。軽食も販売している)などの施設が完備されている。2018年11月には講堂・体育館棟が完成。新しい食堂や部室などが入っている多目的棟(マリア館)は2020 年に完成した。コンピュータルームの新調も予定されており、充実した学習環境のもと、落ち着いて勉強に取り組める。

学校行事

生徒主導の文化祭や運動会

毎年9月末に開催される文化祭(エトワール祭)は中1から高2の生徒委員から成る実行委員会が企画・運営を行う。パンフレット作成や広報活動、売店企画の経営なども生徒主導で行われ、良い社会勉強の場となっている。5年間続けて委員を務める生徒も多く、先輩が後輩に仕事を教えることで、委員として成長していく。
6月には運動会が実施され、こちらも実行委員会が準備・運営をする。種目の決定、ルールの制定、審判などもすべて生徒実行委員主導で行う。得点は縦割りで競われ、学年ごとの優秀クラスなども発表される。運動会の目玉は「幼稚園競技」。高3生と幼稚園生が一緒に障害物競走に参加する。ペアを組む生徒と児童が仲良くなれるよう、運動会前に幼稚園でお弁当を一緒に食べる機会もある。ゴールできたら高3生が手作りのメダルを幼稚園生にプレゼントし、幼稚園生はお礼に自作の絵を送る。幼小中高一貫校ならではの、微笑ましい競技だ。
その他、中1の校外合宿(菅平)、中3の研修旅行(広島での平和学習、関西)、高2の修学旅行(北海道での自然体験)などの宿泊行事がある。高1の希望者を対象に海外ホームステイ(3〜4週間)も実施され、英語はフィリピン、フランス語はカンヌ・パリ(フランス)で、語学力を磨く。

部活動

全国3位のサッカー部や大会9連覇を果たした競技かるた部

勉学に励みながら、部活動にも力を入れる。とくに中学生の部活への加入率は高く、学業と部活動の両立を上手にしている生徒が多い。
人気が高いのは中学校の全国大会3位(2018年度)のサッカー部で、多くの生徒が所属している。水泳部(中学)も2年連続で全国大会へ出場。競技かるた部(高校)は全国大会9連覇という偉業を成し遂げた。かるたをやりたくて入学する生徒がいるほど注目されている。
その他理科系のクラブ(物理部・化学部・生物部・地学部)、音楽系のクラブ(音楽部・室内楽研究部・合唱部)も充実。鉄道研究やチェスなど特徴ある文化部もある。

進路指導

医学部現役合格率はトップレベル

偏差値の高い大学への進学を勧めるのではなく、自身の希望を重視した進路指導を行っている。「社会への貢献」を重視するカトリック校らしく、医師を目指す生徒も多く、現役生の医学部合格率は全国でトップレベルだ。
卒業生による授業、OBの勤務する企業や病院などでの一日研修(高2)など、キャリア教育も実施されている。目指す将来を見出せた生徒は、高いモチベーションをもって受験勉強に臨めるという。
学業面でも手厚いフォローを行っており、中1から長期休暇明けに実力テストを実施。前学期の復習や大学受験を意識した勉強を促す機会となっている。中・高ともに外部模試も活用し、担任による面談など、きめ細やかな学習・進学指導を行っている。放課後・長期休みには自習室として教室を開放したり、指名補習・課外講習を行ったりと、少人数制を生かしたフォロー体制は万全だ。

その他

さまざまな体験を通して人間力を養う

通常授業以外にも、様々な学びの場が用意されている。
●学年ミサ・初金
 1年に1回、学年ごとにミサを行い、自分を見つめる機会としている。また学期に1度の「初金」では外部講師による講話を聞く(中1はミサ)。
●調理実習
高1の家庭科で、外部の調理学校を借りて調理実習を行う。1回につき2〜3品の料理を作らせることで、家事への積極的な参加を促している。
●コミュニケーション授業
劇団員を招いての授業。自分の思いを上手に伝え、人を動かすためには、何をどのようにしたら良いか生徒たちが協同して考え、行動することで、コミュニケーション能力を鍛える。
●防災体験
中1時に実施。防災館に行き、心肺蘇生法の実習や消火体験などを通じて防災意識を高める。

制服

7つボタンが特徴

1901年ディブラン修道士が、カミーユ・コロ作の「ナポレオン3世下のスタニスラス学院の生徒」という絵画の主人公が着ている制服を参考に、同校の制服が制作された。その当時とデザインはほぼ変更がなく、7つボタンが特徴の制服となっている。

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