おういん
桜蔭中学校
入試学校説明会レポート 2015年度入試
説明会名称 | 第4回説明会 |
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説明会開催日時 | 2014/11/12(水) 9:30~11:30 |
会場 | 講堂(654名収容) |
参加状況 | 100% |
配布資料 | 入試問題集販売(各300円) |
学校紹介DVD上映(動画)30分 授業風景や校外学習、行事など。校長挨拶もあり。
沿革
校長先生より今年創立90周年を迎えた。創立当時は女子のための学校は少なく、女性に学問はいらないと言われた時代だった。
本校の立地するこの場所は、東京女子高等師範学校の同窓会会館だった。大正12年の関東大震災で会館も焼け、その跡地に女子校を建てようと同窓生が立ち上がった。そして震災後わずか半年後に生徒100名の入学生を迎え、開校した。初代校長は「学べよ学べ、やよ学べ」と生徒を励ました。
教育方針
校訓は「勤勉・温雅・聡明であれ」「責任を重んじ 礼儀を厚くし 良き社会人であれ」この校訓をもと礼と学びの心を育てる。中高時代に人間としての土台をつくる。創造性を発揮できる人、将来にわたり、社会にどう貢献するか考え、実行できる人を育てる。感性やくじけない精神力、体力の育成も重視し、芸術科目や体育なども大切にする。
礼法も伝統の教育。中学では礼法の時間を設けている。礼の心とは相手を敬う心。相手の気持を考えて行動することは海外でも大切。
クラブ活動は中1~高2まで必修。活動も中高合同。生徒は喜んで活動している。先輩は後輩の面倒をみる。中1の生徒にクラブ活動について質問したら、自分にとってクラブ活動は楽しみ、趣味、青春、生きがい、息抜き……いろいろな答えが返ってきた。
本校の生徒は個性豊かで意欲的。チャレンジする心を持っている。切磋琢磨し、頼もしい友人関係をつくっている。卒業生は皆社会で活躍している。
教頭先生より
学校生活
・クラス替えは毎年行う。学年の教師団は6年間持ち上がり。・卒業生のカウンセラーを配置し、保護者も生徒も直接連絡して相談できる。
・7:30開校、8:20予鈴、8:30授業開始。50分授業。土曜も授業を実施。5:00最終下校。
・弁当持参。パン販売あり。
・図書室は蔵書38,000冊。洋書1000冊。
・体育館は2つ。温水プールで週1時間水泳の授業を実施。水泳は特別授業も行い、どの生徒も泳げるよう指導する。
・高校は文理分けをせず、選択科目を設置する。
・高2より数学・英語で習熟度別授業を実施。分け方は生徒の希望を踏まえて行う。
・成績順位は生徒に教えたことはなく、今後も行わない。
・中3は40年以上続く自由研究を行う。夏休みに各自取り組み、2学期始業式に提出。代表生徒は発表も行う。この活動が将来の進路を考えるきっかけにもなっている。
・キャリア教育として、社会人として活躍する卒業生に寄稿してもらい、冊子を作成。中学では卒業生による講演会を実施。高1は弁護士を招いて模擬裁判を体験する。
・数学、国語、英語で補習を実施。中学の国語は文法の授業があり、生徒の理解度をふまえ補習などで個別に指導。ノート点検も行う。
・本校では家庭学習の量が多く、塾との両立は難しい。学校入学後すぐに塾に入らないで、学校の授業を大切にしてほしい。
生徒募集など
募集人数 女子240名入試 2015年2月1日(日)9:00~
国語・算数(各50分/100点)社会・理科(各30分/60点)
面接(受験生・保護者別)
合格発表 2月2日(月)
合格者保護者会 2月7日(土)この日の欠席者は入学棄権とみなす。
・応募資格として保護者と同居のこと。通学時間は1時間までが望ましい。最大で90分を超えないこと。これを守ってほしい。自転車や車を使用せず、徒歩と公共交通機関で90分を限度としてほしい。新幹線通学は認めない。
・受験生面接は5人ずつのグループ面接。一人ひとり異なる質問をする。1人への質問時間は短い。4グループを並行して行う。着替えの場所はないので、面接も普通の服装でよい。
・願書提出は2015年1月20日(火)~23日(金)9:00~15:00 早朝から来ないでほしい。待たされるので時間をずらしたほうがよい。
・受験当日の下見は行わないように。
・文化祭は公開し、入場にはチケットが必要。ただし受験生と保護者は、親子そろって来場した場合はチケットがなくても入れる。親子別々には入場できない。
中1学年主任より
中1の生活
・入学後にガイダンスを実施。・授業は多くの教材を用いて行う。
・避難所は小石川後楽園。避難所見学も実施する。
・5月は体育大会。
・㋅は卒業生による講演会。
・夏は浅間合宿。事前学習として調べ学習を行い、秋の文化祭に展示。
・夏休みは課題を出す。
・学校生活のなかで知的好奇心を広げる。友人とも出会い、人とのかかわり方なども学ぶ。教員もさまざまに働きかけ、よき社会人となるよう育てる。
防災部長より
防災体制
・避難訓練を年3回実施する。9月は集団下校訓練を行う。学年ごとに5~8人の下校グループあり。・2011年の東日本大震災は試験休み中で、生徒370名が登校しており、学校に宿泊した。備蓄のカロリーメイトやミネラルウオーターを使用。翌日は緊急に下校グループをつくり、下校。高2生が中心となり生徒たちでテキパキとグループ分けを行った。
・校舎は耐震補強工事も行っており、損傷なし。
・東日本大震災後、備蓄を再確認し、頭巾、エアマット、トイレなどの“サバイバル5”を生徒分用意。
・緊急連絡としてラジオによる学校安否情報とNTTのメール一斉配信システムを導入。台風の臨時休校などで配信システムを利用している。
・登下校の緊急避難ネットとして、小中高の首都圏私学校どうしで生徒の受け入れを行う。ネットなどで安否情報も発信する。
・普段は16:00以降学校に残る場合は届け出をする。休日登校も同様。
・職員全員で生徒の安全を守っていく。