報徳学園中学校

説明会に参加してみて

私学で学ぶことの価値を、改めて教えていただいた説明会でした。
「学校名の由来である、＜徳を以て、徳に報いる＞というのは、皆の中にある良いところ（徳）に気づいて、それを大きく伸ばして社会に返すという意味なんだ。」終始、子どもたちに語りかける口調でお話くださった校長先生。「部員は多くはないのですが、歓迎の気持ちをこめて一生懸命に練習してくれました。どうぞ聴いてください！」と、生徒たちを誇らしげに見つめる吹奏楽部の先生。演奏してくださった曲は、それぞれの楽器の良さを最大限に引き出した素敵な楽曲でした。
また、他の先生方からも、「どの生徒たちにも、輝く場所を作りたい」、「スポーツで、勉強で、幅広い目標を持った子たちが同じ場で学び、良さを伸ばしていく。ここは、努力と結果をつなぐ場所なのです」…など、表現は違えど、「生徒たちの芽を伸ばし、育てることが使命」という情熱をさまざまな場面で感じることができました。

「スポーツに力を入れている学校というイメージがあるかもしれませんが、一番は勉学です」とおっしゃるように、授業はもちろん、放課後の学習支援、夏休みの学習合宿などが大変充実しており、約850名もの指定校推薦数の多さや近年の大学進学実績は、保護者として大変魅力に感じる学校の強みです。
ですが、何よりもこの学校でこそ得られる価値は、精神的な軸＝生きる上で大切な考えを学ぶことができる点だと感じました。校訓である報徳精神、至誠勤労、分度推譲は、著名なスポーツ選手や経営者の方々も口にする言葉ですが、この学校のあちこちで目にし、耳にすることができます。保護者としては、大学進学実績などの目に見えるものに目がいきますが、そうした結果に至る根っこの部分を育ててくださる土壌があるのがこちらの学校ならでは。子どもの一生涯の財産になると思いました。10月29日の学園祭では、ぜひ実際に生徒さんと先生方に会いに行くことをおすすめいたします。
(TS )