仁川学院中学校

説明会に参加してみて

阪急今津線甲東園駅。言わずと知れた閑静な住宅街を歩いていくと、まるで美術館のような建物が。その中でもひときわ美しいコルベ講堂で、入試説明会が行われました。
通常、多くの学校では、説明会の開始時刻まで紹介動画を流すことが多いのですが、こちらでは歓迎演奏で出迎えてくれます。県内でも有数の規模であるパイプオルガンがステンドグラスからの光差す講堂に響く様は、まさに荘厳そのもの。特に、最後の曲が「威風堂々」（E.エルガー）だったのですが、 入学式・卒業式の定番であるこの曲を選んでくださるはからいに、温かな感動に包まれました。

この学校では、 建学の精神である「和と善」（ 「感謝とともに人となごみ、仲良くする「和」の心で、神から贈られた自分の「善」を人々と分かち合う」 ）を基に、学力・心、そして未来へと通じる生きる術を学ぶことができる、全国でも少ない男女共学のカトリック・ミッションスクールです。
深く学びを探究することで国公立大学を目指すコースと、様々な体験と有名私立大学合格を両立するコースを選択することが可能で、希望すれば海外研修（短期・長期）も経験できるのが人気です。

また、学習支援体制が多彩かつ充実しているのも魅力的でした。近年、学校を選ぶ際に通塾の便利さを加味するご家庭も少なくないですが、こちらの授業・テストのシステムや放課後の学習サポート体制をうかがうと、予備校の必要性が全く感じられません。考査期間中は、日曜祝日もラーニングセンター・自習室を使用できたり、申し訳なく感じてしまうほどに手厚いサポート体制でした（高三からは「学内予備校」とおっしゃるように、更に細やかな志望別コースに分かれ、英検対策コースの設定まであるそうです）。

そうした先生方の熱意ある子どもたちへの応援姿勢の賜物なのでしょう。説明会や学校見学では、在校生が先生と共に学校説明をしてくれたのですが、先生と生徒の仲がとても良く、思わず笑みがこぼれるほどでした。精神的に難しい年代にある子どもたちを支えてくださる大人の存在は、得ようと思っても本当に得難いもの。先生方が子どもたちを大切にしてくださって、日々伴走してくださっていることが伝わってくる素敵な説明会でした。
ぜひ、8月24日（土）のオープンスクールで、良さを感じていただきたいです。校内のあちこちにたたずむ彫刻や銅レリーフなど、海外のような絵になる風景にも出会えます。
(TS)