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私立中学

女子校

しょういん

樟蔭中学校

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学校詳細

建学の精神、教育理念

一人ひとりが美意識を磨き、 自分なりの物事の判断基準を培う教育を展開

1917(大正6)年創立以来、「知(高い知性)・情(豊かな情操)・意(強い意志)」を建学の精神に掲げ、確かな学力、礼儀や身だしなみをはじめとする教養はもちろん、優しさや思いやりを持ち、精神的にも自立した女性を育てることを目指す。

2020年度からは「美意識」をキーワードに、美に対する意識や感覚を磨くことで、一人ひとりが物事の判断基準を培い、問題を発見する力を養う教育を展開。具体的な取り組みとして、人前での発表をより多く取り入れ、アウトプットの機会を増やすことを行う。これには、自分の足りない部分を知り、新たな学びへとつなげていくという狙いがある。

教育の特色

希望の進路につながる3コース制

「国際教養」「総合進学」「身体表現」の3コース制。クラスは3コースの生徒を混合で編成する。目標や取り組みが異なる仲間との交流を通して、幅広い視野と社会性の獲得を目指す。

国際教養:文武両道で、国公立・難関私立大学への進学を目指す。国語・算数・英語の授業は先取り学習を展開。数学と英語はコース内で2分割し、少人数制で実施するほか、英語はネイティブ教員による「GSレッスン」を週2時間設定。中3では、全員参加でのイギリス2週間研修も予定する。

総合進学:落ち着いた授業環境で基礎学力の定着を図り、樟蔭伝統の女子教育を通じて、情操教育面にも力を注ぐ。週4時間のSSレッスンでは、マナーや茶華道、美文字など、礼儀作法や日本の伝統文化など、社会に出た時に必ず役に立つ教養やふるまいを学ぶ。

身体表現:入学後に4つの表現系クラブに所属を希望する者のほか、個人で表現活動に取り組む経験者を対象としたコース。週4時間のPPレッスンでは、表現・速読・舞台芸術など、自己表現について様々な方向から学ぶ。また、長期休暇中には『劇団四季』などの公演鑑賞や、出演者によるレッスンなど、本物の身体表現を学べる機会を設ける。全員参加の発表会もある。

施設設備

クラブ活動を支える施設や食材にこだわった食堂など、私立ならではの充実した環境が整う

登録有形文化財に指定される記念館をはじめ、伝統校ならではの歴史ある建物が並ぶ。体育館が2つあるほか、身体を鍛えるマシンが並ぶトレーニングルームもあり、クラブ活動を支援する体制が整う。
生産農家から直接仕入れ、使う分だけ精米して炊くお米や自家菜園で採れた野菜など、食材にこだわる『ごきげん食堂』を設ける。「SHOIN DELIMORI BENTO」と称し、マイ専用弁当箱で、家庭に、生徒に、食堂に、地球にやさしい、予約弁当を作っている。

学校行事

体験合宿や中高合同で開催する行事を通し、 生徒同士のつながりを深める

中2時に、コースごとに体験合宿を実施。国際教養はネイティブ教員と共に3日間過ごすEnglish Camp、総合進学は白浜で磯の生物観察や民泊体験を柱とした自然体験、身体表現は東京で活躍する卒業生によるレッスンや観劇、大学見学などを行う。
9月の若葉祭は、体育祭と文化祭を併せた同校最大の行事。どちらも中高合同で開催され、特に体育祭で披露される高3の演技『青春の躍動』は圧巻。
3学期には、2日間にわたって百人一首大会を開催。箏曲部による琴の演奏に始まり、準決勝・決勝戦は袴姿で戦うという、日本文化を体感できる催しだ。

部活動

表現系クラブやバスケットボール部をはじめ、 全国レベルの部がそろう

運動部、文化部のほか、ボランティアサークルも活発に活動する。全国大会常連のクラブも多数あり、なかでもダンス部・新体操部・バトントワリング部・ポンポンチア部の表現系クラブでは、輝かしい実績を誇る。ほか、バスケットボール部も2022年度全国中学校バスケットボール大会で準優勝を飾るなど、活躍が目覚ましい。文化部では吹奏楽部が大阪府大会へ出場するなど、全国レベルの活動を展開する。
いずれのクラブでも身体表現コース以外の生徒も多数活動している。学校側でもクラブ活動を推奨しており、勉強とクラブ活動の両立を叶える体制を整えている。

進路指導

個々の希望を叶える丁寧な指導を実践

系列の樟蔭高校では、1年次は「国際教養」「身体表現」「総合」の3コース、2年次は「総合」が「看護系進学」「総合進学」「児童教育」「フードスタディ」の4コースへと、計6コースに分かれ、さらに丁寧な指導を実践大阪樟蔭女子大学では3学部7学科と大学院が開設されている。
例年、樟蔭高校の国際教養コースに進学した内部生のうち、およそ3分の1が国公立・関関同立に進学する。
総合進学・身体表現は大阪樟蔭女子大学への進学が100%保障されており、進学にあたっては自分の学びたい分野を選択することができる。また、関西大学や立命館大学をはじめ、充実した指定校推薦枠を利用して、外部大学への進学も可能。

その他

思春期の女子を支える、多彩な取り組みを実施

・キャリアサポートクラス
教室で学習するのが苦手な生徒のために、キャリアサポート(CS)クラスを設置。CSクラスに登校し、担任やコーチングスタッフの指導のもと、個別学習を進めることが可能。

・花育プロジェクト
生徒全員で畑を耕し、種を植え、花を育てる活動。花や緑に親しみ、育てる機会を通して、優しさや美しさを感じる気持ちを育む。育った花は校庭を飾るほか、近隣の商店などにも贈る。

・プライドカード
日々の生活の中での一人ひとりの頑張りをたたえる小さな表彰状で、各家庭に郵送で送られる。生徒の成長を保護者とも共有しながら、継続して頑張れる姿勢を育む。2013年から始まり、もうすぐで発送数は3000枚に達する。

・英語力を育む万全のサポート体制
中高所属のネイティブ教員2名が常駐するi-Loungeや、大学の英語教育センター(ELTC)が常時開放され、昼休みや放課後に気軽にネイティブ教員との会話を英語での楽しむことができる。また、英検受験にも対応しており、きめ細やかなサポートを通して中3で準1級に合格した生徒もいる。小学生・外部の中学生向けに無料の英語レッスンも開催。

制服

女子の“知性と華”

紺地の上着に深緑のネクタイを合わせた、清楚でかわいらしい制服。夏服は白のブラウスとなっている。
大正15年の樟蔭女子専門学校開設時に採用され、昭和2年頃には生徒全員が着用。以来、「高い知性と華のある女性」を育む理念とともに、この歴史ある制服は受け継がれている。

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