学校詳細
建学の精神、教育理念
仲間と協力して幸せな社会をつくる人を育てる
昭和13年(1938年)、当時の園田村村長・中村龍太郎により設立された「園田高等女学校」が前身。建学の精神は「捨我精進(しゃがしょうじん)」。「捨我」とは、人を愛し自分の為すべきことに全力をつくすこと。また「精進」とは、幸福な世の中をつくるため勇気を持って挑戦すること。現代に置き換えると、相手の身になって考え、誠実に行動し、仲間と協力して幸せな社会をつくるために努力することと解釈することができる。そこには、自己と他者の存在を認識し、互いの違いを認めあえる成熟した人間関係が生まれる。園田学園の教育には、設立時からのこの精神が脈々と流れている。
教育の特色
個々の学習をサポートする放課後学習講座を2026年から開講
生徒それぞれの資質や可能性を最大限に引き出し、一人ひとりの夢の実現に寄り添う多彩な教育を提供する。「努力目標」「研究主題」を毎年更新し、教職員が一体となってその実現に取り組むことで、常に質の高い教育をめざす。
共学化に伴い、eスポーツやプログラミング教育を導入するなど、これまで取り組んできたICT教育やSTEAM教育のより一層の充実を図る。
大学生チューターによる放課後学習講座も2026年度より開設予定。宿題や日々の学習の相談以外にも、英検取得のサポートなども受けられる。放課後学習講座はクラブ活動の前後にも活用できるため、学校内で必要な学習を終わらせられるのも魅力だ。
施設設備
ICT環境の整った新校舎で、かけがえのない中学校・高校生活を
2017年に竣工した校舎は、内装に木材を使用した温かみと落ち着きのある空間。窓を大きく取り、階段に自然換気システムを配するなど、快適に学校生活が送れるよう、細部にまで配慮が行き届いている。
全教室にホワイトボードを設置し、天井にはプロジェクターを完備。全館にWi-Fi環境を整えるなど、ICT機器を活用した先進的な教育に対応する作りとなっている。他、本格的な茶室や36畳の広々とした和室や、充実した設備の実習室も備える。学年ごとにテーマカラーが設定された広くきれいなトイレにはハンドジェットもある。栄養バランスに配慮されたメニューがそろう食堂は、中学生も利用可能。
2026年度の男女共学に向けて、トイレや更衣室などの施設改修を実施。eスポーツの授業で使用する専用マシンを備えたコンピュータ室も設置予定だ。
学校行事
中3で全員参加のニュージーランド研修を実施
各学年で宿泊学習を実施。中1では入学直後に2泊3日の合宿研修を行い、クラスメイトとの絆を深める。中2では滋賀県で2泊3日の農村体験を実施。農業を営む家庭にホームステイをして収穫などの農作業に取り組む。中3では10日間のニュージーランド研修を全員参加で行う。国立カンタベリー大学の敷地内にある「そのだクライストチャーチキャンパス(SCC)」の寮に滞在し、姉妹校の授業を受けるなど、異文化を体験できるプログラムを組む。
他、5月のコーラス大会、8月の夏期講座、9月の中高合同の文化祭・体育祭、12月の英語祭、3月のバレーボール大会など、一年を通じて多彩な学校行事を設定。学年縦割りで行われる行事も多く、先輩・後輩とも仲良くなれる。
部活動
「スポーツのSONODA」と呼ばれるほどクラブ活動が盛ん
2017年に、園田学園大学のグラウンドに全天候型のトラック、フィールド設備を整えた陸上競技専用施設を新設。人工芝・クレー・ハードの3種類を完備するテニスコートをはじめ、バレーボールコートが4面とれる広さが魅力のアリーナなど、充実の環境下で部活動を行える。
運動部では、多くのクラブが全国レベルの大会で輝かしい戦績を残している。中高連携で活動するため、中学の選手が高校でも活躍するケースが多い。文化部のクラブや同好会も活気がいっぱい。部員同士の交流が生まれる。
共学化に伴い、2026年度に男子生徒も参加できる運動部の設立を検討中。
進路指導
満足のいく進路を実現できるよう、さまざまなサポートを提供
入学直後の早い段階から、進路講演などで「なりたい自分」について考える機会を提供。高校1年次には保護者を含めた個人面談を行い、2年次からの選択授業や文系・理系について考える。進路指導室が個別面談を行うことで、一人ひとりの学力分析はもちろん、個性や資質までを細かく把握。進路指導室・担当教員・保護者・生徒が一体となり、それぞれの希望進路に合わせたカリキュラムで実力アップを目指す。
3年次には進路別の夏期講習や特別授業、数多くの面談を行うなど、合格対策を徹底。また、園田学園大学への内部進学制度を設定。3年間の学習成績をはじめ、クラブ活動や生徒会活動といった学校生活での取り組み、内部進学試験の結果によって推薦される。
その他
海外宿泊施設を利用した異文化理解を深める研修
ニュージーランド・クライストチャーチにある国立カンタベリー大学敷地内に宿泊研修施設「そのだクライストチャーチキャンパス(SCC)」を保有。この施設では異文化理解を深めることを目的に、中3年の11月に10日間の研修を実施。現地の先生から英語やニュージーランドの文化を学ぶだけでなく、現地の小学校や高校へも訪問し、現地校の生徒とバディを組んで一緒に授業を受けるなど、英語を使う機会を多く設ける。羊の毛刈りや乗馬、ホームステイなど、楽しいプログラムも満載。現地には、日本語が堪能なスタッフも常駐しており、安心して学びに専念できる環境が整っている。高校でも希望者を対象に、同場所での短期留学や中期留学を実施する。
制服
2026年度から明るいグレージュのブレザータイプの新制服に
明るいグレージュのブレザーにエンジのネクタイとリボンがアクセントとなる新制服。ボトムスは、エンジがポイントのチェック柄スカートとネイビーのスラックスから選べる。ネイビーとホワイトの半袖ポロシャツやセーター、ベスト、ベージュのハーフパンツなど様々なアイテムが用意され、いろいろな着こなしが楽しめる。中高ではネクタイとリボンの色が変更になる以外は同じスタイルのため、6年間通して長く着用可能。