学校詳細
建学の精神、教育理念
夢の翼を大きく広げ、世界へ、未来へ飛び立とう
宗祖・親鸞聖人のみ教えを建学の精神とし、「和顔愛語」を校訓としている。「いつも笑顔を忘れず、人にやさしくあれ」。おだやかな顔と優しい言葉という意味を持つ「和顔愛語」。
いつも笑顔を忘れず、人にやさしくあれというこの仏教の教えは、建学の精神、教育目標など、同校の教育のすべての根底に流れている。「心の教育」と「自ら学ぼうとする真の学力」を教育の根本に掲げ、中高一貫教育に取り組む。校訓「和顔愛語」のもと、礼節を重んじる姿勢や慈悲の心、奉仕の精神など、仏教精神に基づく情操教育を実践。中学高等学校の6年間を[基礎力養成期・応用力養成期・発展飛躍期]の3段階に分けるステップアップ学習により、無理なく実力を身につけながら、きめ細やかな進路指導を行い、教育の充実を図る。分からないことは理解できるまであきらめずに挑戦していく姿を大切にしている。建学の精神にもとづく情操教育を柱に国公立大に進路を定めたハイレベルな進学教育と個性豊かな人間教育を推進。①大いなるものに生かされて生きる、いのちの尊さを感得していく人間教育。②生きとし生けるものとの共生と共存をたしかめていく自然教育。③わが国の文化・風土を踏みしめ、異文化体験などを通して、四海同朋の心を育てる国際教育。この3つの教育を通して生きるチカラを育み、真に豊かな人生を送ることができる人材を育成する。
教育の特色
2023年度より希望の進路実現を目指す新2コースがスタート
中学入学から高校卒業まで、6年間という長い時間を一本の流れとした効率的なカリキュラムを採用。「自学自習」の姿勢を身につけ、早期から大学受験を意識した授業を展開。段階的に知識を積み重ね、着実に学力アップを図り、国公立大学や難関私立大学など希望の進路実現を可能にする。
「エキスパートコース」(定員20名、1クラス)では、中高一貫教育の6年間を生かし、少数精鋭で密度の濃いカリキュラムを組むことにより、一般入試での難関国公立大学や医学部進学を目指す。「アドバンスコース」(定員60名、2クラス)では、一般入試だけでなく、総合型選抜や推薦入試を利用した国公立大学や難関私立大学への進学を目指す。ネイティブスピーカーの教員が6名いるため、朝礼や放課後にも英語を聞く話す機会が多く、英語力が鍛えられる。文化や言葉を実地で学ぶ長期留学も可能だ。
学年すべての教員がローテーションを組み担任を担当する学年(チーム)担任制を導入。中学1・2次は基礎基本の部分を各自でしっかり伸ばすフォローアップの時間を設置、5教科では3週間ごとにブロックテストを行い学力を確実に定着させる。
中1から中2を<基礎力養成期>、中3から高1までを<応用力養成期>、高2から高3を〈発展飛躍期〉として、それぞれの段階に応じた学習目標を定め、じっくり時間をかけ、中学入学時の学力からランクアップした、より高いレベルの大学進学を目指す。
施設設備
神戸の高台に位置する豊かなロケーション
三宮の東、六甲の緑に抱かれた山手の閑静な文教地区、新神戸駅や王子公園にも近い住宅地にキャンパスがある。木の温もりと最新の学習環境を備えた新しい学校だ。教室の窓には、神戸の都市と海を見渡す風景が広がり、緑の薫りを運ぶ爽やかな風がキャンパスを吹き抜ける。長い歴史と充実した施設を誇る高等学校のある本学舎に加え、徒歩10分の地に平成17年に中学校が入る青谷学舎が誕生。集中講義をはじめとする多様な特別学習や、さまざまな国際交流行事の舞台として、6年間を通して頻繁に利用することになる。本学舎と青谷学舎、2つのキャンパスで生徒たちはのびのびと育っていく。このような環境で、ダイナミックで効果的な6年一貫教育を追求している。
学校行事
知性、感性、人間性を磨く充実した1年間のプログラム
さまざまな行事や研修旅行を用意している。生徒たちは、6年間のカリキュラムを通し、視野を広め、豊かな人間性を育んでいく。スポーツや芸術鑑賞、歴史探訪、国際交流など、一年を通じて学習意欲を高めるイベントが多彩。健やかな心と体を育成する。5月頃にある本願寺参拝では、浄土真宗本願寺派であり世界遺産でもある西本願寺に参拝。厳かな歴史を感じると共に、学びの決意を報告する。6月の神龍祭(文化祭)は、全校をあげての行事。クラスで展示を考え、協力する中で仲間との絆を深めていく。高校生の先輩によるステージや模擬店も盛りだくさん。11月には中学生による中学生だけの文化発表会が行われる。合唱コンクールではクラスが一丸となって熱唱。ほかにも10月には体育大会や年に数回1Dayイベントなどを実施している。また、中2では「つくば・JAXA研修」で宇宙技術や先端技術について見学・体験、中3では「北九州研修」で九州の龍谷総合学園の中学校への訪問・交流や長崎原爆資料館での平和学習、高1では「カナダ研修」でビクトリア教育委員会が作成したプログラムに参加など、色鮮やかな体験を通して友情を深め、豊かな心を育んでいく。
部活動
生徒の夢と情熱が生む、多彩なクラブ・同好会
平日は7限まで授業があるため(水曜のみ6限)、完全下校までの約1時間半で多くの生徒がクラブ・同好会の活動に励んでいる。高校のクラブに参加することも可能。また、中学生だけが参加する独自の同好会もある。体育系クラブでは、新体操部、陸上競技部、テニス部、卓球部、少林寺拳法部、ソフトテニス部、バドミントン部、サッカー部、バトントワラー部、バスケットボール部、ゆる部活(様々な競技を行う。現在はダブルタッチ)が、文化系クラブでは、演劇部、美術部、野外活動部、吹奏楽部、将棋研究同好会、茶道部、箏曲部、コーラス部、ESS部、軽音楽部、科学同好会、写真部が活動を行っている。
進路指導
生徒とじっくり対話しながら、それぞれの個性や夢を尊重した進路指導を徹底
最適な進路を探りつつ、志望大学を選定するなど、親身でていねいな進路指導を行っている。段階的な進路指導システムを採用。中学入学当初はまだ、将来に対する夢や目標も明確でない生徒が多い中、将来について考える機会を設け、少しずつ目標を明確にしていく。高大連携教育で龍谷大学を訪れたり、国公立大学の見学会などを通じ、大学の学びに対するイメージを明確化。大学受験に対する意識を高める。希望を実現する実力を養う一方、目指す学部・学科を決定。より具体的に大学入試に向けた指導やアドバイスを実施していく。受験大学を決定後は、その大学に応じた情報を提供。希望進路に対応した学習方法や傾向・対策などきめ細かに指導する。入試センター室では、全生徒の成績データを一元管理し、分析して各担任にフィードバック。各担任は各人の学習状況や成績の変動を把握したうえで、的確な学習方法や進路選択の指導に活かしている。長期休暇や放課後には特別講習を開講し、実践的な受験対策を行い、学力アップを図る。また、eラーニング教材を導入し、高3ではセンター対策や難関私大、国公立対策など希望に応じて選べる約20の多彩な講座も開講。落ち着いて自学自習に取り組める自習室も完備している。休み時間や放課後には、先生に学習や進路について質問・相談ができる環境がある。海外指定校推薦枠も用意しており、海外の難関大学へも進学可能。
入学後、大きく成績を伸ばし、国公立大学をはじめ難関大学に合格する者も少なくない。過去5年間では、大阪大学、神戸大学、九州大学、筑波大学などの国公立大学に27名が進学。早慶上智ICU、関関同立、産近甲龍、明治大学、法政大学には46(国公立者を含めると62)名が進学。しかし、学習指導では難関大学合格だけを目標とするのではなく、「自分が本当に進みたい方向」へ進むことを重視。生徒一人ひとりとじっくり向き合い、進路を一緒に考えていく。
その他
独自の人間教育で、知識と心を豊かに育み、人間力を高めていく
人間教育を大切にしている。さまざまな進路を切り拓く学力はもちろん、豊かな心や教養も育み、自ら考え、行動する力を身につける指導を心がけている。1学年80名の少人数体制だからこそできるきめ細かな教育を徹底。生徒一人ひとりを把握したうえで、各人の個性と才能を伸ばしていく。確かな学力を育むために、フォローアップ、夏期講習などを実施。自主的に学習に取り組む姿勢が同校の基本。学ぶ楽しさを生徒に伝え、学習意欲を育んでいる。自ら考える力を伸ばすために、なぜそうなるのかを“考える”ことを大切にし、判断できる力を養う。各学年で行われる研修や、文化発表会などの行事を通して、着実に力を付けていく。また、豊かな心を育むために、感性を磨き、人間としての魅力を深める独自のプログラムを展開するなど、心の教育にも注力。毎週1回、行われる礼拝など、仏教精神を根幹とする情操教育を行っている。1dayイベントや国際理解教育を通じて、クラスメイトや先輩・後輩、ネイティブスピーカーの教員や海外からの留学生たちとの交流で親交を深めるとともに、豊かな感性を育んでいく。
制服
ファッション性にも定評のある制服
「コムサデモード」の制服はちょっと大人っぽくってお洒落と生徒たちにも人気。ジャケットなど基本スタイルの他、ベストやセーター、カーディガンなどのシーズンアイテムも充実しており、自分なりのコーディネイトを楽しめる。
女子はネクタイ/リボン、スカート/パンツから選択できる。
制靴、制鞄、制靴下を廃し、通学や学習のしやすさを大切にしている。