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こうがくいんだいがくふぞく

工学院大学附属中学校 

スクール特集(工学院大学附属中学校の特色のある教育 #1)

世界に羽ばたく人を育てる「21世紀型教育」

21世紀社会で活躍する人材を育てる「21世紀型教育」。2015年よりグローバル市民の育成を意識した「21世紀型教育」をスタートした工学院大学附属中学校の教育の特色とは?

21世紀社会で活躍する人材を育てる「21世紀型教育」が、大きな注目を集めています。私立校では率先して「21世紀型教育」に取り組む学校が現れ、受験生から高い期待が寄せられています。
グローバル化・高度情報化が進む21世紀社会に応じた教育とはどのようなものでしょう。
今回、工学院大学附属中学校の平方邦行校長先生に「21世紀型教育」についてお話をうかがいました。
工学院大学附属中学校では、2015年より「21世紀型教育」として、グローバル市民の育成を意識した新しい教育を始動させ、人気が急上昇しています。

工学院大学附属中学校・高等学校 校長 平方 邦行先生

海外の学校の教育改革

かつて、海外の学校や国内のインターナショナルスクールを視察したときのことです。ちょうど2000年の初めでした。私はそれらの学校で、授業風景が従来とは大きく変わっているのを目にしました。教室には、グループに分かれて盛んに活動する生徒たちの姿がありました。

20世紀の学校は、教師が前に立って一方的に生徒に知識を教える授業を行っていました。それは知識を注入するための教育です。日本では21世紀に入っても、知識注入型の授業を行っています。
しかし、海外の学校では、すでに20世紀の終わりごろから、そうした従来のスクール形式の授業を改革し、新しい形式で授業を行うようになっていました。
以前から日本の教育にイノベーションが必要だと切実に考えていた私は、この視察によって「21世紀型教育」の実現への思いを新たにしました。

一方向型の授業から双方向型の授業へ

「21世紀型教育」の大きな特徴は、双方向型の授業です。20世紀の教育が、教師から生徒への一方向型の授業だったのに対し、21世紀は教師と生徒、また生徒同士が、双方向の関係で学んでいくことが必要です。これは非常に重要な課題ですが、日本の学校では長く講義形式の授業を行ってきたため、双方向型の授業の経験がありません。

「21世紀型教育」に向けて、まず、授業を行う教師自身が精神を変えなくてはなりません。20世紀型教育の精神を持ち続けたままで「21世紀型教育」を掲げても、中身はこれまでと変わらない授業を行うことになります。

21世紀に求められる能力

なぜ双方向型の授業が必要なのでしょう。21世紀の社会は変化が激しく、日本国内や世界のあらゆる場所で日々新しい課題が生じています。身近な課題から世界規模の課題までさまざまです。
こうした社会では、答えのない未知の課題に直面したとき、自ら考え、的確に判断し、解決する力が求められます。

この力を養う教育が、「21世紀型教育」です。それは教師が一方的に教え、生徒はひたすらノートをとり知識量を増やすという従来の教育で養うことはできません。生徒たちは、身につけた知識を自ら活用することを学ばなくてはいけません。
工学院大学附属中学校では、数年間におよぶ教師全員での準備期間を経て、2015年より「21世紀型教育」をスタートさせました。

世界標準の教育を実現

本校の授業では、PIL(Peer Instruction Lecture)と、PBL(Project Based Learning)を取り入れています。PILとは、1つの正解を求めるだけでなく、講義に対話を導入する授業法のことです。教師と生徒、生徒同士による対話を行います。PBLとは、具体的な課題を自ら設定し、解決に向けて取り組む問題解決型学習です。これらは、グローバル化に対応する世界標準の教育です。

授業では、グループ単位や個人単位により、生徒が主体となって課題に取り組む活動を多く行います。生徒は、いま自分が何を学び、次にどう展開し、どこに向かうのか、つねに意識しながら活動することが大切です。教師は授業計画をしっかりと立て、それを明確に生徒に示します。毎時間の授業の方向性を示し、問いを投げかけながら、問題解決の方法を生徒とともに考えていきます。ICTも日常的に活用します。各教室に電子黒板を設置し、生徒全員がタブレット端末iPadを所有しています。

“スーパーグローバルティーチャー”による指導

本校のこうした「21世紀型教育」には、高い教育力を備えた教師が必要です。PIL やPBLによって生徒全員が授業に参加し、考え、周囲と協力しながら課題を解決する。こうした生徒の主体的な学びを支えるのが教師です。

本校の教師はみな優秀です。教育界のノーベル賞といわれる「グローバル・ティーチャー賞2016」で日本人初のトップ10に選ばれた英語教員もいます。校内では教員同士で授業を見せ合う研究授業も多く行っています。本校では今後も、「21世紀型教育」を担う実力を持った“スーパーグローバルティーチャー”をそろえていきます。

豊かな時代のグローバル教育

生徒には、21世紀のグローバル社会で、世界の人々に伍して活躍してほしいと思います。豊かな時代に育つ日本の子どもへのグローバル教育とはどのようなものでしょう。それは第一に、文化や生活習慣の違いを認識し、多様性を学ぶことです。そして、人に対して自分の考えを言えること、みんなとともに取り組むことです。

グローバル教育として、本校では海外を体験することを重視し、多彩な国際プログラムを実施しています。その一つに、2015年に開始した「アジア×グローバル人材育成プログラム」があります。高校生がアジア各国の社会問題について、現地体験を通してその解決のためのビジネスモデルを考えるという、これも本校の主要な「21世紀型教育」です。

インドネシアのゴミ問題に現地の人と取り組む

「アジア×グローバル人材育成プログラム」の第1期生となった生徒たちは、昨年インドネシアに赴き、ゴミ問題について現地の人たちとともに考えました。インドネシアでは、大量のゴミが街中にポイ捨てされ、社会問題となっています。
生徒たちは、この問題にユニークで楽しい解決法を考え出しました。それは、ゴミ箱の上にバスケットの的を据えることです。実際にそのユニークなゴミ箱を街中に設置してみると、みんなが的をめがけてゴミをシュートするではありませんか。それによってゴミ箱にゴミが集まるようになりました。

生徒たちは、文化・生活習慣の違いも身をもって学びます。たとえば、インドネシアではトイレが日本とは異なります。トイレットペーパーは使わず、水と手を使って尻を洗います。さまざまな実体験から、みんな深いカルチャーショックを受けることになります。
帰国後、生徒たちは明らかに大きく変わります。ゴミ問題など社会問題への意識の高まりや、自分の将来のことを真剣に模索する姿が見られるようになります。保護者からも驚きの声が寄せられています。

2017年度入試

本校では、多様な入試を行っています。2教科・4教科入試のほか、英語と面接、そして思考力入試を実施しています。
思考力入試は90分。与えられたテーマについて、自分の考えを書きます。思考力入試は2014年からスタートし、これまでレゴを使った出題なども行いました。採点者は5人。受験生一人ひとりの答案を、5人の採点者が別々に見て評価を出し、その平均点を取ります。

学校説明会では、小学生を対象に思考力セミナーも行っているので、興味のある人はぜひ参加してほしいと思います。子どもたちはセミナーを生き生きと受けています。思考力入試で入学した子どもは、学習面で劣っていることはありません。この入試ではたいへん優れた答案を書く子どももおり、高得点で入学しています。こうした能力は、従来のテストで測ることはできません。書くことが得意で、自分の考えをしっかりと持っている子どもは、そのよさを活かして入試に臨んでほしいと思います。

本校は多様な子どもを求めています。思考力入試はその一環で行うものです。「21世紀型教育」は、いろいろな能力を持った生徒がともに学ぶことが必要です。みんなが自分の考えを述べることで、授業が活性化します。他人の考えを聞いて、自分の考えを見直すことが大事です。本校には実際にいろいろな才能を持った子どもが入学しています。これからも多様な子どもを受け入れ、「21世紀型教育」を力強く前進させていきます。

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