2月3日 探究サイエンス入試実施
スタディが注目する「山脇学園中学校」のポイント
119年の伝統を礎に社会で活躍する女性の育成をめざし、積極的に学校改革を推進している山脇学園が、2020年度入試から2月2日に「探究サイエンス入試」を導入した。入試科目は理科(30分)、課題研究(60分)。理科は小学校の基礎知識を問う内容で、計算処理の必要な問題・読解力の必要な問題となっている。「課題研究」は、答えが1つではない課題に向き合い、解決する「探究力」を見る試験であり、取り組んだプロセスを評価する。提示された課題について、論理的な思考をもとに、自由な発想で検証方法を組み立て、結果を得る、それをもとに考察をして表現する、つまり発表ポスターにまとめる流れである。この入試は、2023年度も実施する。
山脇学園は、「イングリッシュアイランド」「サイエンスアイランド」「リベラルアーツアイランド」というユニークな施設を活用した実践的な教育プログラムを展開して、生徒一人ひとりの「志」を育てている。好きなことを磨き、夢中になり、自分なりの目的地を定め、そこに「行きたい」と願う「エンジン(エネルギー)」を「志」と位置づけ、多彩な体験ができる学習環境を用意している。生徒の学びはより主体的になっており、語学研修、科学コンテスト、学会発表等チャレンジの機会を求める生徒たちが増えている。昨年度、探究サイエンス入試では、定員10人に対して26人が志願し、8人が入学。多くの生徒がサイエンスアイランド部に入部、探究活動に取り組んでいる。