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スクール特集(目白研心中学校の特色のある教育 #1)

英語で話す力、コミュニケーション力を問う 「英語スピーチ入試」をスタート

「Super English Course」の設置をはじめ、世界を視野に入れた英語教育を行っている同校が、来年度より「英語スピーチ入試」を開始。その内容と育成したい人材について取材しました。

「ACE(Active Communication in English)プログラム」を導入して、英語の4技能を磨くなど、実践的な英語教育を行っている目白研心中学校。2013年度には、ACEプログラムをさらにパワーアップした「Super English Course(SEC)」を設置しました。そんな同校が、平成30年度の入試より新たに「英語スピーチ入試」を開始します。その内容や育てたい人物像について、教頭の吉田直子先生にインタビュー。SECに在籍する高校1年生の声も合わせて紹介します。

習い事を続けながら挑戦できる「英語スピーチ入試」

同校は、平成30年度の入試より、2科・4科の入試に加え、英語で話す力、コミュニケーション力を問う「英語スピーチ入試」を新設します。最初に、この入試を導入する経緯を吉田直子先生に伺いました。
「世の中のニーズを反映して、近年は中学入試に、適性検査や英語を取り入れるなど、受験が様変わりしています。また、小学生の習い事の傾向を見ていると、ここ数年、英語を学ぶお子さんがとても増えてきました。音楽やバレエなど、表現をする習い事も人気のようです。 
 そして、中学受験をするとなると、4年生くらいで習い事をやめて、塾へ通うというケースが大半です。しかし、習い事を続けながら、私学に通いたいお子さんもいるでしょうし、習い事と受験を天秤にかけるのは、もったいない気もします。そうであれば、学校も、英語力など、小学校時代に身につけてきた力を評価する機会をつくり、入学の門戸を広げるべきだと考えました。そして、本校の6年間の教育で、その子の備えている力をさらに伸ばしていけるのではないか…と確信をもって、『英語スピーチ入試』を始めることにしたのです」。

▶︎教頭 吉田直子先生

自分の考えに理由をつけ、表情豊かに伝えることがポイント

英語スピーチ入試は、2月1日(木)、2月2日(金)の2回、実施されます。2月1日のスピーチのテーマは、「What is your dream?」、2日は「What is your best memory?」。受験生は、テーマに沿って150~300語程度のスピーチを考え、当日、発表をします。その後、試験官がスピーチの内容に関して英語で質問し、それに対して英語で答えます。
「スピーチの内容は、テーマに対して自分の考えが盛り込まれていること、そして、『○○だから、私はこう思う』というように、自分の考えに理由付けがきちんとできていることが重要です。そして、用意してきたスピーチを表情豊かに伝えられること、自分の言葉で質問に答えられることが、採点のポイントとなります。声のトーンや抑揚など、表現に工夫がされているか、自分の言いたいことにアクセントがつけられているか、なども大切ですね。コミュニケーションの力を測る入試ですので、ただ流暢に話せればよいというものではありません。自分の思っていることを、明るく元気に語ってください」と吉田先生。
「また、英語力はある程度必要になりますが、この入試では、人前で発表することに臆せず、挑戦できる力、人に伝えることに喜びを見出せるという点をみていきたいと思っています」。

4技能を育む英語教育。他の教科のフォローも万全

同校は「英語スピーチ」入試で入学する生徒を、どのように育てていきたいと考えているのでしょうか。
「以前から本校の英語教育は、読む、書く、聞く、話すの4技能をバランスよく養い、同時にコミュニケーション力も大事にしています。中1からネイティブの教員による授業が週3時間(英語の授業は週7時間)あり、英語スピーチ入試をクリアした(英語で話す力をもっている)生徒たちの英語の力を、さらに向上していけると考えています。また、中3からは、『Super English Course(SEC)』というクラスをつくっているので、そこでより高いレベルの英語力を習得することもできます」
 一方で、中学受験の勉強をしていないため、他の教科の学習についていけるかを心配する保護者もいるはず…。
「中学1、2年の国語、数学、英語は習熟度別授業を導入し、段階に合わせて指導を行っています。また、学習支援センターには、小学校レベルからセンター試験レベルまで、5教科全部の映像講座やプリントを用意しています。そうしたフォローアップも万全にしていますが、小学校の6年間、しっかり学校の勉強をして、なおかつ英語スピーチ入試にチャレンジするお子さんは、基礎学力もあり、入学後も十分にやっていけると確信しています」

英語での対話力をもつ人材を育成「Super English Course」

実践的な英語教育を行っている同校では、英語での対話力をもった人材を育成しようと「Super English Course(SEC)」を設置。このコースの授業は、iPadや電子黒板などのICT機器を活用しながら、ディスカッションやプレゼンテーションの機会を多く設けているのが特徴です。高校になると、「世界事情」という科目を設定し、世界情勢について話し合いをしたり、「ニュースペーパー・イングリッシュ」の授業では、ニュースを英語で読み解き、記事を要約して発表をしたり、そのニュースの背景について討論をしたりします。「最近では、トランプ派と反トランプ派の新聞記事を読ませて、観点の違いを確認し合いました。このように何が正しいのか、イエス・ノーで答えが出ない問題を、自分なりに考えてディスカッションします」と吉田先生。
また、「アカデミック・ライティング」の授業では、海外の大学でも通用するように、エッセイの書き方を学びます。その他、海外体験をする機会が2度あり、中3では約3週間のカナダ研修旅行、高2ではニュージーランドに70日間留学をします。
「ニュージーランドの留学では、引っ込み思案だった生徒が積極的になるなど、みんな一回り大きく成長して帰ってきますね。1家庭に1人でホームステイをするので、英語でのコミュニケーション力が身につきますし、ニュージーランドには、いろいろな国の留学生がいて、異文化に触れる機会も多い。また、生徒には日本を紹介することを課しているので、自国を知る良い機会になり、伝えることの大切さも学びます」

▶︎Takapuna Grammar School(ニュージーランド留学受け入れ校)

得意な英語をさらに磨き、世界を舞台に活躍する人へ

Super English Course(SEC)では、海外大学受験も視野に入れ、TOFEL iBT 80点を目標にしています。「卒業後に希望する進路は、国際政治だったり、リベラルアーツを学んだ後に心理学を専攻したりなど様々です。海外大学の進学を目指す生徒もいれば、日本の大学に進学した後、海外留学を希望する生徒も多くいます。このグローバルな時代、どの進路を目指すにしても、英語力や、伝える力、コミュニケーション力は必要な力です。
本校には、こうした力をしっかり養う教育プログラムがあります。小さい頃から英語が好きで、学んできたお子さんには、ぜひ得意なことを活かして『英語スピーチ入試』にチャレンジしてほしい。そして、目白研心の6年間でさらに成長して、将来は世界を舞台に仕事をしたい、世界に貢献したいという人に育ってほしいと願っています」

Super English Course(SEC)の生徒にインタビュー

▶︎左:Hさん(高校1年生)/右:Tくん(高校1年生)

Q Super English Course(SEC)を選んだ理由は?

Tくん まず、SECは中3のカナダ研修旅行が3週間と長いのが魅力でした。また、将来、海外で仕事をしたいという夢もあり、部活の先輩からSECの話を聞いて興味がわき、このコースを選択しました。

Hさん 私はあまり活発な性格でないので、SECで積極性を身につけたいと思いました。あと、英語が好きだったので、英語の力を伸ばしたいという理由も大きかったです。

Q SECの印象や授業の特徴などを教えてください。

Hさん プレゼンをしたり、グループで討論したり、ノートに書くだけの授業ではないのが面白いです。また、机がキャスター付きなので、ディベートをする時も、すぐに机を動かして、みんなの顔が見えるのがいいですね。討論も弾みます。

Tくん 1人ひとりがiPadを持ち、資料なども共有しているので、授業もみんなで参加するという雰囲気になります。担任の先生がアメリカ人で、朝礼や日常会話も英語なので、英語で聞いたり、話すことに慣れました。先生は、保護者には日本語で話していますが(笑)。

Q SECで身についたと感じたことは?

Tくん 英語を学ぶ意識が変わりました。目白研心では、朝、英単語のテストがあるのですが、中1の頃は合格点に達しない時もあったけれど、今のクラスはみんな英語ができるし、周囲のプレッシャーもあって、落とせないですね。そして、将来、社会人になった時、いかに英語が必要であるかを、日々の授業を通じて実感するようになりました。

Hさん 少人数のクラスというのもあるのですが、自分の意見を言えるようになったことですね。クラスメートに刺激を受けています。あとは、プレゼンテーション力です。どの教科もプレゼンの課題があるのですが、英語は文法が合っているかなども調べないといけないので、一番大変です。でも、英語を使って、自分の考えを伝えることは、いい勉強になります。

Q 今後の夢を教えてください。

Tくん カナダにおじさんが住んでいるので、カナダの大学に進学するか、または日本の大学に進学して、海外の大学に留学したいと考えています。仕事は、海外でパイロットになるのもいいし、貿易や、国際関係の法律の仕事にも興味があります。

Hさん 私は日本の大学に進学して、英語を学び続けたいと思っています。大学も、グループワークやディスカッションを多く取り入れている学校がいいですね。その後は、グランドホステスなど、日本にいながら海外の人と接する仕事に就きたいです。

◆入試日程<英語スピーチ入試>

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