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私立中学

男子校

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ほんごう

本郷中学校 

スクール特集(本郷中学校の特色のある教育 #1)

学習環境が向上した、新時代の教育にふさわしい校舎が完成

自主性を養い、生徒主体の学びの空間ラーニング・コモンズや自習室など新しい学びの場が設置された新校舎とは?

新時代の教育にふさわしい校舎が完成

大正期の創立以来、社会に貢献する優秀な人材を輩出してきた男子伝統校・本郷中学校。「文武両道」の精神により多くの生徒が学習や部活に励み、近年では東大、京大、一橋大、東工大、早慶、東京理科大など難関国公立・私立大学への合格実績が大きく伸びています。

本郷中学校では創立90周年記念事業として4号館と2号館の改築に順次着手、2014年に2号館が完成しました。新校舎では生徒の共同学習や自主研究、自学自習のための環境を整備するなど、新しい時代の教育にふさわしい施設が充実しています。

今回、新校舎の特長と教育の展望について、教頭先生にお話をうかがいました。

2014年に完成した新校舎(2号館)

本郷中学校教頭 木村 友彦 先生のお話

新しい学びの場、ラーニング・コモンズ

新校舎の特長について、2号館に設置されたラーニング・コモンズを中心に紹介したいと思います。

2号館は2014年に完成したばかりの地上6階・地下2階の建物で、本校の顔ともいうべき校舎です。外壁、内装とも白で統一され、清潔感ある美しいデザインです。教室も白を基調とし、床はぬくもりある木目調。日当たりも良好で、全室が明るく気持ちのいい空間です。窓の外はグラウンドが広がり、見晴らしもいい。

ラーニング・コモンズはこの2号館2階に、図書室と対の形で設置されました。ここは「学びの共有スペース」で、広々とした開放的な空間です。

教頭 木村 友彦 先生

ラーニング・コモンズ設置の経緯~課題解決型の学びを重視

これまでの学校教育では、教師が板書し、それを生徒が写すという授業スタイルをとってきました。しかしこれからは、生徒が自分で問題を発見し、論証する力、さらにそれを周囲に伝える力の育成が大切です。社会や大学でこうした能力が必要とされているのです。その能力の土台を、中高一貫校としてしっかりと養わなくてはなりません。

本校では問題解決型学習として、中3で卒業論文に取り組みます。卒論に向けて、中1から段階的に指導しています。たとえば中1では各教科から推薦図書を出し、図書室に展示、閲覧できるようにしています。中2は自ら課題図書を決めレポートを書く。そして中3は夏休みを使って卒論を執筆する。研究方法や論文執筆要領などもきちんと指導します。

こうした取り組みから、図書室と連動した学習空間の必要性を感じていました。また本校では、教室で生徒が机をくっつけて、教え合いをする姿がよく見られます。それなら学び合いのためのスペースをつくったらどうか。――ラーニング・コモンズは、こうした経緯のもとに検討されました。

ラーニング・コモンズの具体的な形を構想するにあたり、他校の図書館や大学の施設を見学しました。ラーニング・コモンズの起源はアメリカで、レポートの書き方やPCを利用した調べ方などを学ぶための専用スペースとして発展したものです。

本校のラーニング・コモンズは、一般の授業などでインプットしたものをアウトプットするための場です。自ら問題を発見し、追究し、発信する力の育成に役立てていきます。

図書室と連動した学習空間「ラーニング・コモンズ」

各教科から推薦図書を展示、閲覧可能なスペースを設置

ラーニング・コモンズは生徒主体の学びの空間

主な使用目的として4つ掲げています。

① 仲間と話し合いながら学習できる空間。
② 調べ学習・グループ学習の場。
③ プレゼンテーションの練習をする場。
④ 部活動、委員会、各種行事の係などのミーティングを行う場。

ラーニング・コモンズはReading Zone、Teaching Zone、Group Meeting Zoneの3つのゾーンから成り、それぞれの用途に適したテーブルや椅子、白板などを配置しています。これらは軽くて丈夫な素材で持ち運びに便利。学びの形態によって簡単に移動できます。

Teaching Zone

中央のTeaching Zoneは授業のほか、委員会や部活動など団体のミーティングができます。最近では社会科の公民の授業でグループ学習を行いました。教師が作成した「投資と経営ゲーム」を教材として、グループ内で経営者、株主、銀行それぞれの役に分かれ、ゲーム形式で会社経営と投資について学びました。

こうしたグループ学習には、机の配置を容易に変えることができるTeaching Zoneが適しています。スペースも教室より広く、壁などの仕切りもないため、行動しやすい。いつもの教室から場所を変えることで気分も変わり、楽しみながら株主や会社経営者の立場に立つことができますね。

モニターも設置しているので、運動部が自分たちの試合の映像を見ることができます。文化部も社会部などがここで調査研究の発表をしています。今後は電子黒板も設置するので、利用範囲がさらに広がるでしょう。校内発表や外部コンクールのための発表の練習など、いろいろな用途が考えられます。

机の配置を容易に変えることができる「Teaching Zone」

Group Meeting Zone、Reading Zone

Group Meeting Zoneには円形テーブルを配し、30人分ほどのスペースがあります。休み時間や放課後の教え合いに使ってもいいし、グループでの調べ学習にも適しています。
円形テーブルは二つのテーブルを組み合わせてつくるので、必要に応じてこれらを分けて使えます。図書室から大きな図鑑や地図を借りて、ここで広げることもできますね。

Reading Zoneは四角形のテーブルや大きな楕円テーブルを配し、資料の個人閲覧やグループ閲覧に適しています。生徒たちはここで本を読んだり、教科書を広げたりしていますよ。

30人分ほどのスペースがある「Group Meeting Zone」

自分と真摯に向き合う場、自習室も設置

ラーニング・コモンズは共同学習の場で、話し合いのできる空間です。それに対し、完全に個人学習の場として自習室も設置しました。
本校では自ら計画的に予習復習を進める「自学自習」を奨励しています。自習室は自分と真摯に向き合い、自分と真剣勝負をする場です。集中しやすいよう、机の両側に仕切りを設けているエリアもあります。
自習室は中1~中2のゾーンと、中3~高3のゾーンに分かれています。中1~中2ゾーンは自習室入口そばに設置し、教員がすぐに確認できるようになっています。

ラーニング・コモンズと自習室は月曜~土曜は朝7時から利用できます。自習室は休日も利用できます。部活と勉強の両立にも大いに役立ててほしいと思います。

休日も利用できる「自習室」

ラーニング・コモンズの展望

完成したてのラーニング・コモンズに、生徒たちは興味を示しています。彼らは珍しいものを好みますからね(笑)。利用に際して予約が必要な場合もありますが、基本的に自由に使えます。

こうした、いわば自由な公共空間を学校内につくることは、生徒の自主性を養ううえでも意義があります。生徒が伸び伸びと過ごしながら、自主性を養ってほしい。そのためラーニング・コモンズには現在のところ机や椅子などあえて必要最低限のものしか置いてありません。このスペースは生徒のものです。より使いやすくするために自分たちに何が必要なのか、生徒自身が考え、学校に提案してほしい。
今後中3の卒論や授業のグループ学習など、さまざまに活用するなかで「こうしたい」という要望が出てくるでしょう。私たち教員は生徒に与えすぎず、彼らの声を待ちます。生徒自身の手で、この空間を育てていってほしいと思います。

学習環境が向上した新校舎

新校舎は学習しやすい環境づくりをめざしました。教室にはマス目の入った黒板を設置し、各教科の授業に役立てます。机と椅子のサイズは男子生徒の体形に合わせ、大き目のものを設置しました。
選択教室の中にはパーテーションで仕切ることができるものもあるので、授業に応じて2部屋をつなげて利用できます。
地下の講堂は1000人収容で、入学式や卒業式など幅広く活用できます。可動席を収納すれば運動もできるので、部活などで利用しています。屋上は人工芝を敷き、本格的な投球練習が可能です。
窓が大きく明るいカフェテリアはメニューが豊富。中学生は放課後のみ利用できます。家庭科で使用する調理室も広くて清潔です。男子も楽しく調理実習を行っています。
柔・剣道場、コンピュータ室、視聴覚大教室など、男子中高生の心身の成長に必要な施設が充実しています。

本校は男子校として生徒の自主性を尊重し、自ら学び自ら向上する生徒を育てます。そのためにラーニング・コモンズや自習室など新しい学びの場を積極的に活用していきます。

1000人収容の地下の講堂

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