• HOME
  • 学校検索
  • スタディチャンネル
  • 特集
  • 説明会・イベントカレンダー
  • 入試カレンダー
  • 受験の基礎知識

私立中学

共学校

この学校をブックマークする

しばうらこうぎょうだいがくかしわ

芝浦工業大学柏中学校 

スクール特集(芝浦工業大学柏中学校の特色のある教育 #1)

「目標達成シート」を活用して自立した生徒を育てる

マニュアルに頼らず、状況に応じて自ら課題を解決する力、個性を発揮しながら創造する力をはぐくむ芝浦工業大学柏中学校の指導とは?

「伸ばそう個性 拓こう創造性」を教育の目標に掲げ、生徒の人間的な成長と進路実現に力を入れる芝浦工業大学柏中学校。
その指導方針は「生徒の自立」と「一人ひとりへのきめ細かい対応」であるといいます。
では具体的にどのような教育を行っているのでしょう。芝浦工業大学柏中学校を取材しました。

芝浦工業大学柏中学校高等学校 入試広報部長 早川 千春先生のお話

一人ひとりへのきめ細かな指導というと、小学生のお子さんをもつご家庭ではまず、先生が補習をするなどいろいろ手をかけて、丁寧に勉強を教えてくれるのだろうと期待されるようです。
むろん補習もしますが、本校では手取り足取り教えることがよい教育とは考えません。そうしなくても自ら学ぶ子ども、すなわち"自立"した生徒を育てるために、きめ細かな指導をしよう――それが本校の考え方です。

自立を促す指導として大切なのは、生徒が自ら将来の目標を持ち、計画を立て、学習できるようにすることです。

しかし、ただそうしなさいと言っても、生徒のほうは何をどうしたらいいかわからず、困ってしまう。そこで考え方や実践の仕方を具体的に教えたり、アドバイスしたりする。それが教師の果たすべき役割です。

このための指導を一つ紹介すると、「目標達成シート」の活用があります。シートには将来の目標や行きたい大学・学部、さらに志望大学に向けた1年後の目標、その目標を達成するためのやることリスト、定期試験の目標と学習スケジュールなど、長期目標に向けて今からどのような準備をすればいいかを生徒自身が具体的に考え、記入します。

こうしたシートを学年に応じた内容で作成しています。そしてこれは1度書いておしまいではなく、定期試験などの区切りごとに見直し、自ら修正していきます。

また別の指導として、手帳の活用があります。各自で用意した手帳に、試験日や部活の予定など、日々の生活スケジュールをメモします。使い方の細かい指示はしません。ただ最低1日3回、朝と下校時、就寝時には手帳を確認しようと呼びかける。生活を自らコントロールできる人になってほしいと考えます。みんな思い思いのことを書き込み、自分だけの手帳をつくっていますよ。

自立をうながす指導としてもう一つ力を入れているのが、担任による生徒との個人面談で、年3回、面談週間を設けています。面談は、場合によっては1時間話すこともあります。担任としてかなり比重をかけて行っています。
面談では例の目標達成シートや手帳を大いに活用します。そうすれば生徒との話が漠然としたものにならず、具体的な指導ができます。
今後は個人面談をさらに強化させます。たとえば面談の中身について、学年・学校全体で統一するべきことは統一し、いつの段階でどのレベルの面談をするか、どのような面談が効果的かなどを全教員が共有し、より組織的・計画的に行っていきます。

こうした一人ひとりに向き合う指導を行っていくと、初めは目標達成シートに将来の目標をハッキリと書けなかった生徒も、だんだん具体的に書けるようになります。そして高校生になると、自分で志望大学の入試を分析するようになりますよ。教師への相談も、中学生のころは「どの問題集をやればいいですか」という指示待ち型だったのが、やがて「この大学の入試傾向はこうだから、こんなふうに勉強しているが、どうだろうか」といった自主自立型へと変化します。

今、世の中で「想定外」という言葉をしきりと耳にします。「想定外だから、できなかった、仕方がなかった」というのですね。しかし、そもそも私たちはすべてを想定することなどできません。大切なのはその前提に立つということ。マニュアルに頼らず、状況に応じて自ら課題を解決する力、個性を発揮しながら創造する力が求められます。本校は今後もそうした力を生徒にはぐくむことをめざし、力を注いでいきます。

入試広報部長 早川 千春先生

目標達成シート

夏休みを目前に控えた1学期後半、 高校3年生2名に大学受験や学校生活について

夏休みを目前に控えた1学期後半、高校3年生2名に大学受験や学校生活について語ってもらいました。

岩田くん:僕は東大文科二類をめざしています。勉強は毎日15時間。スケジュールとしては7時に学校に登校し、朝のHRの時間まで勉強します。放課後は6時半ごろまで学校で勉強し、あとは家で続きをやります。今のところいちばん力を入れているのは英語と数学だけど、ほかの勉強もまんべんなくやらなくてはいけません。

神田さん:私は東大文科三類が志望です。8時に登校し、HRの時間まで勉強します。放課後は塾に行き、そのまま自習もやって帰宅は10時半ごろ。ニガテ分野は数学と世界史なので、これを克服しなくてはと思います。得意分野の国語と英語で稼ぎたいところですね。
手帳には学校や塾のスケジュールなどいろいろ記入しておき、ここを見ればすぐに全部確認できるようになっています。やらなきゃと思ったこともメモしておく。それと日記帳も兼ねてるから、ちょっと人には見せられないかな(笑)。

岩田くん:僕も勉強スケジュールなどをメモしています。学校から渡される目標達成シートのなかに、「目標達成のためのやることリスト」の記入欄があるんですね。その部分を切り取って、手帳に挟んでおく。リストには教科別に勉強スケジュールを書き込めるようになっているから、手帳に挟んでおけばいつでも自分の予定が確認できます。これに沿って、手帳にはさらに毎日の勉強スケジュールを書いておく。
あと、手帳の欄外に「東大に受かる!」とか、模試の点数の目標とか、自分を励ますための言葉や目標をなんでも書き入れています。

神田さん:この学校では手帳とか目標達成シートとか、先を考えることを教えられましたね。今ではそれが習慣づいています。それと、中学・高校それぞれの研修旅行でマレーシアとオーストラリアに行ったこともとてもプラスになりました。世界の中から日本を見つめるきっかけになった。あと「仕事塾」といって、生徒のお父さんやお母さんが学校へ来て、自分の職業について語ってくれる機会があるんですね。
私は商社に勤めるお母さんの話がおもしろかった。高2の夏でしたね。その夏休みに海外へ行きたいと思い、民間の団体が募集していた研修旅行に応募して中国へ行ってきました。
その経験もあって、自分の夢は商社ウーマンと決めました。商社に入って世界を巡り、日本のよさを発信したいです。

岩田くん:僕が忘れられないのは、全日本中学高校WebコンテストThinkQuestJAPAN(注)です。高2のとき、友だち4人で「世界の企業と日本の企業」というテーマでHPを作成し、発表しました。すると、銀賞をもらったんです。……実はそのとき成績がちょっと下がってしまって、それはThinkQuestに力を入れすぎたため……いえ、これは言い訳です(笑)。
このような経験もあって、経営コンサルタントの仕事に興味を持つようになりました。東大に学んだあとは、アメリカのスタンフォード大学でさらに経営や経済のことを研究したいと考えています。

岩田くん

神田さん

全日本中学高校WebコンテストThinkQuestJAPAN

民間が主催する国際的な教育プログラム。生徒がチームを組み、テーマを設定してWebページを制作・発表しコンテストを行う。日本では1998年より開催。芝浦工業大学柏中学高等学校は2000年より参加、最優秀賞、銀賞をはじめ、数々の賞を受賞している。

  • この学校をもっと詳しく知る
  • スクール特集トップに戻る