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おおつまらんざん

大妻嵐山中学校 

スクール特集(大妻嵐山中学校の特色のある教育 #1)

未来の可能性を広げる英語教育と理科教育

大妻嵐山中学校では英語教育と理科教育に重点を置き、生徒の未来に向けて能力や学ぶ意欲を伸ばしています。その取り組みについて先生にお話を聞くとともに、日々の学びを生徒に語ってもらいました。

英語劇、オンライン英会話の導入で実践的な英語力を磨く

オンライン英会話でマンツーマンレッスン

同校の英語教育について、五十嵐由奈先生にお話を聞きました。

本校では「生徒全員の運用力を高める」「4技能の力を高める」を英語教育の方針として、授業時間を多く設け、中1と中3は週7時間、中2は週6時間、うち各学年でネイティブ教員による英会話を1時間行っています。さらに、2016年度より週1回、授業内での15分間オンライン英会話を開始。海外のネイティブ講師とスカイプで1対1のレッスンを行います。

また、「全員が英語を話す」をコンセプトに、英語行事 English Festival を2016年度よりスタートさせました。中学全クラス、全員参加で学年末の2月に開催します。中1・2は英語劇、中3はプレゼンテーションという、中学生にとってやりがいのある課題です。

▶英語科 五十嵐由奈先生

English Festival の取り組み

2017年度の第2回のEnglish Festivalでは、中1は、中2の劇の中で「アリとキリギリス」の英語劇を、中2はミュージカル『アニー』の英語劇を、中3は『アニー』の時代背景についてグループごとにテーマを設けて調べました。1930年代のアメリカの音楽やコスチュームなどの文化をテーマとしたグループや、アニーが孤児であることから孤児をテーマにしたグループもありました。タブレット端末を活用してプレゼン資料を作成。当日は舞台スクリーンにアップしてグループごとに全員が発表しました。『アニー』を全学年共通の課題とすることで、生徒たちは互いの発表をより興味深く見ることができたと思います。

English Festivalやオンライン英会話を始めたことで、生徒の表現力は大きく向上しました。英語を「話す」ことに戸惑わなくなったのが第一歩。そして、発音の上達だけでなく、きちんと一つの文の形で会話ができるようになるなど、自分の考えを伝える力が着実に伸びています。

2018年度より多読がスタート

授業では4技能をバランスよく養います。その時間に学んだことを振り返って、授業の最後に英文でまとめるなど、ライティングの訓練も日ごろから行っています。また、英検指導にも力を入れ、中2は全員4級を取得することができました。英語が苦手だった生徒も合格することで自信をつけています。次の目標は中3で全員3級合格です。

さらに、2018年度からは中2で多読を開始します。コミックなど読みやすいものから始めて、少しずつレベルの高いものに挑戦する予定です。本校はこれからも、新しい取り組みを積極的に取り入れ、生徒全員の総合的な英語力を高めていきます。

生徒インタビュー

▶写真左より Jさん・Aさん・Iさん

Jさん(中学2年生)
Aさん(中学2年生)
Iさん(中学2年生)

ミュージカル『アニー』へのチャレンジ

Jさん みんなでたくさん練習し、家でも繰り返し練習しました。覚えるのが大変でした。

Iさん わからない発音や難しい発音を先生に質問したり、単語の意味を自分たちで調べたり。ネイティブの先生と日本人の先生が熱心に教えてくれました。ミュージカルだから、歌もちゃんと歌えなくてはいけません。英語劇の専門の先生も外部から招いて、くわしい演技指導を受けました。

Aさん 苦労した甲斐があって、去年より堂々と演じることができたと思います。

Jさん みんな声も大きく、発音もよかったと思います。達成感が大きいです。

楽しみながら上達できるオンライン英会話

Jさん オンライン英会話はとっても楽しいです。

Aさん 私も楽しいです。マンツーマンなので、確実に英会話ができるのがうれしいですね。

Iさん 始めたばかりの1学期に比べると、3学期には会話力がぜんぜん違っていました。自分でも確実に進歩したと思います。

Aさん 初めのころは分からないと黙ってしまったけれど、いまは、自分からなんとか伝えようとするようになりました。もっと上手に話せるようたくさん会話練習をしたいです。

将来の目標・中3になったらやりたいこと

Jさん 今度外国に行ったら、もっと英語で会話できるようになりたいです。私は英語が好きで、英検は準2級まで取得しています。外国人と普通に雑談できるようになりたいと思います。

Aさん 将来は海外で活躍できる女性になるのが私の夢です。それと、できれば中3になったらまた英語劇に挑戦したい。みんなで劇に取り組むことはとてもやり甲斐があります。

Iさん 私も英語を頑張りたいです。そして、やっぱり英語劇をやりたい。劇の時間をもっと長くして、練習ももっと長い時間をかけてやりたいです。そして、私たち中学生だけでなくもっとたくさんの人に見てもらいたいと思います。

実験中心の授業で理科に対する興味をかきたてる

実験中心の理科授業

理科教育については、田渕理恵子先生にお話を聞きました。

本校の理科教育の特色は、なんといっても実験が多いことです。物理・化学の1分野と、生物・地学の2分野のそれぞれで週1回は実験を行い、全員がレポートを提出します。実物に触れて、「わかった」という喜びや実感を伴って学んでほしいと考えています。そして、自ら考え、自ら学ぶという姿勢や、科学的なものの見方の素地を育てたい。そのためにも実験は大切なのです。

本校が所有する雑木林「大妻の森」や、学校周辺の豊かな自然も有意義な学びの場です。フィールドワークとして、学校周辺に生息する国蝶オオムラサキを調査研究します。春に入学した中1の生徒たちは、幼虫から羽化まで飼育し、グループで調べ学習を行います。その報告の機会となるのが、全員が参加する2月のサイエンス発表会です。また、12月に生徒たちは自然観察会を行い、周辺の雑木林で落ち葉の裏で越冬する幼虫を探して捕獲。それを次の新1年生のために校内に埋めておきます。

▶理科 田渕 理恵子先生

中3は科学論文に取り組む

オオムラサキの学習をさらに発展させる形で、中3では科学論文に取り組みます。グループごとにテーマを設定し、1年間かけて研究します。「食中植物ハエトリソウの消化酵素」「プラナリアの色覚について」「舌の味覚」「スーパーで売っているウズラをかえすことはできるか」など、たいへん意欲的なテーマが並びました。プラナリアは学校周辺の川で生息するものを生徒が捕獲し、その生態を観察したものです。ウズラの研究では、実際にかえすことに成功しました。

生徒たちのこうした研究の成果をぜひ全校生徒に報告したいと思い、これまで1年生だけで行っていたサイエンス発表会を全学年参加の行事にしました。中2の生徒たちは後輩に質問したり、先輩の研究発表を自らの参考にしたりと、サイエンス発表会は全学年がともに学ぶ場となっています。

「つくばScience Edge」に出場

中3の生徒たちは、外部のコンテストにもチャレンジしました。中高生の国際科学アイデアコンテスト「つくばScience Edge」に出場。自分たちの科学論文をポスターにまとめて発表する“ポスターセッション”に全員が取り組んだのです。こうした学習活動を経験した生徒たちのなかから「自分で続きの研究をしたい」という声も挙がりました。近年理系進学者も少なからず、本校の今年の高校卒業生134名中、40人ほどが理系大学・学部に進んでいます。

学校として、卒業後の進路は本人の意思を尊重し、一人ひとりの志望を応援します。文系・理系どちらに進んでも、論理的思考力や判断力、表現力は重要です。理科のフィールドワークや科学論文は、そうした力を養う大切な学習機会となっています。本校ではこれからも生徒の力や可能性を広げる理科教育を推進していきます。

生徒インタビュー

▶写真左より Iさん・Fさん・Nさん

Iさん(中学1年生)
Fさん(中学1年生)
Nさん(中学1年生)

オオムラサキの飼育と観察

Fさん 1年間かけて幼虫を飼育してきましたが、とてもたいへんでした。幼虫のエサになる榎の葉を枯らしてしまったこともあります。毎日、幼虫の様子を観察し、幼虫の長さや太さを測って成長の記録をつけました。

Nさん 成長の観察だけでなく、グループごとにテーマを決めて、研究しました。私たちのグループは、蛹から羽化するまでの変態をテーマに、蛹の中身はどうなるのかを調べました。蛹のなかでいったん身体をドロドロに溶かして、成虫の身体へと変化していくことがわかりました。

Iさん 私たちのグループは、幼虫が脱皮をする前の段階で、どのような変化が起きるのかを調べました。幼虫の頭のあたりが白く変化することなどを確かめました。

Fさん 日本に分布するオオムラサキは生息地によってわずかに違いがあることもわかりました。蝶の羽根の色や斑点に違いがあるのです。

Iさん 幼虫の餌が豊富な里山が減れば、オオムラサキも減ってしまいます。オオムラサキの研究から絶滅危惧種についても学ぶことができました。

サイエンス発表会を経験して

Fさん これまでの研究で取り組んできたことを振り返りながら、発表会の資料をつくりました。私たちは嵐山町の「オオムラサキの森・蝶の里公園」を訪ねてオオムラサキの成長について話を聞き、実際に観察して確かめました。

Iさん 中学3年生の発表では、たくさんのおもしろい研究を聞くことができました。音に反応するマイハギという植物は、どんな音に反応するのかとか、スーパーで売られているウズラの卵をかえすことができるのかなど、とても興味を惹かれました。

Nさん 発表会の資料はiPadのパワーポイントで作成しました。自分たちで考えて、行動して、発表のための原稿もまとめるという経験はとても勉強になりました。

1年間の理科の学び

Iさん 授業は毎回のように実験があります。生物の分野では校庭の植物から葉っぱを採集して顕微鏡で葉脈を調べたり、物理の分野では浮力の実験をしたりして、楽しく学んでいます。私は理科が好きなので、将来は植物の研究をする科学者になりたいです。

Fさん 私も実験は楽しいです。教科書で学ぶだけでなく、実際に自分で確かめたほうが頭に入りますね。中2になってからも実験がたくさんあるので、これまでの実験で学んだことを生かしたいと思っています。

Nさん 私もオオムラサキの研究や、授業での実験を生かして、また別の研究をしたいと思います。今年1年間で学んだことを次につなげられるようにしたいです。

豊かな自然環境に恵まれた大妻嵐山中学校。その英語教育と理科教育は、定評あるところです。今回の取材を通じて感じられたのは、時代の要請に応じてさらに進化している部分と、しっかり守るべき伝統を守っている部分の両面がバランスよく両立していること。今後、ますます注目される学校です。

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