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しじょうなわてがくえん

四條畷学園中学校 

スクール特集(四條畷学園中学校の特色のある教育 #4)

目標に合わせた個性重視の進路指導 3年コース、6年一貫それぞれの学び

幅広い進路選択が可能な3年コース、実現力を育てる6年一貫コースで学び、今春、見事に目標とする大学に進学を決めた二人の卒業生に、四條畷学園での学びや学校生活について語ってもらった。

学びの中で人とは違う自分らしい道を見つけていきたい

【卒業生インタビュー1 3年コース 2019年3月卒業 大西さん】

3年コースから難関私立高校へ進学後、今春、広島大学工学部機械科への進学を決めた大西さん。公立小学校から3年コースに進学を決めた経緯、サッカー部キャプテンとして3年間を過ごす中で、勉強との両立はどのようにしていたのかなど、お話を伺った。

―高校受験を視野に入れた四條畷学園の3年コースに進学した理由は?

中学入学時点では具体的な将来の目標は定まっていなくて、特にこだわりもなかったんです。得意だった理数系に進みたいなというくらいで、こうしたいという明確な思いはまだなかったかな。でも、四條畷学園への進学を決めたのは、親から勧められたからとかではなく、自分自身で決めました。なんとなく周りと同じ道に進むというのが嫌で。新しい道にチャレンジして、新しい環境の中でまた新たな友達と知り合いたいと思いました。将来の目標が決まっていないからこそ、3年後に幅広い進路選択ができる四條畷学園の3年コースは魅力的でした。
高校受験が控えているので、中1からずっと高校受験を意識してはいましたが、進学先を決めるのは遅かったですね。目標校を絞ったのは中3になってからです。卒業生が進学先の高校のことを紹介してくれる座談会があり、そこでいろんな学校のことを知ることができました。実際の学校生活を先輩から直接聞くことで、その学校の雰囲気や楽しそうな高校生活をイメージすることができました。

▶︎大西さん

―高校受験に向けて、部活動と勉強との両立で気をつけていたことは?

中学、高校を通してサッカー部に所属していました。四條畷学園で学んだ中学時代はキャプテンも務めていたのですが、そこまで意識して勉強との両立をしていたわけではなかったんです。
勉強は習慣づけることが大切だと思っていたので、少しの時間でも毎日することを意識していました。部活も勉強も毎日のことで、どちらも日課になっていることだから、部活との両立を特に大変だと感じなかったのかもしれません。土曜日も授業があったのですが、のびのびと部活にも取り組めていました。終礼テストが毎日あったことも、日々の勉強習慣が身についた理由の一つです。
今思えば、1・2年生の頃はそれほど勉強していなかった気がします。3年生になってからはさすがに受験を意識して勉強していましたが、常にいつも通りを心がけるようにしていました。少しでも違うことをするとペースが狂ってしまいそうなので、できるだけいつも通りにコツコツ積み重ねていったという感じです。受験対策の講座にも積極的に参加しました。学校での授業や講習はきちんと真面目に取り組み、少しずつ積み重ねていくことが大事なんだと思います。

―四條畷学園の雰囲気や学校生活で思い出に残っている出来事は?

四條畷学園は先生との距離感が近いように思います。日直になると担任の先生と面談を行う「日直面談」というシステムがあって、日直が月に一度のペースで回ってくるので、担任の先生との面談の機会も多く、普段からよく話す機会があり、進路相談もしやすい雰囲気がありました。生徒の思いを一番に考えてくれるとても丁寧な進路指導をしていただけたと思います。
「実行から学べ」という教育方針のもと、行事がとても多いところも大きな特徴だと思います。修学旅行や体育祭、文化祭では、仲間と一緒に過ごす時間も多く、特に印象に残っています。僕のクラスは3年間同じメンバーで過ごすので、クラス全員と仲が良く、団結力がとても強かったですね。ほとんど全員が外部進学なので、みんな別々の高校へ進学しましたが、全員が受験を目指して一つの方向を向いて頑張っている姿も刺激になっていました。

―これから始まる大学生活への思いと後輩へのメッセージを。

まだ将来就きたい職業を明確にできていないので、大学を決める際もここでなければいけないという思いは全くありませんでした。広島大学への進学は、センター終了後の結果と照らし合わせながら最終的に決めました。実際にキャンパスを見に行って、ここならまた新しい学びに出会い、新しい目標が見つかりそうだと感じました。高校時代はかなり勉強をがんばったので、その分これから新しい環境での学生生活を楽しみたいなと思っています。機械科に進学するので、今はまだ就職先はものづくりの会社かな、という漠然とした感じしかありませんが、やりたいことを見つけるためにも大学での学びを楽しみたいと思っています。
3年コースは高校受験での幅広い選択肢が広がっているのが魅力だと思います。部活との両立も無理なくできる環境が整っています。自主性を重んじるアットホームな雰囲気の学校なので、学校生活を仲間とともに楽しみながら、部活も受験も頑張れますよ。

6年間の学びの集大成がAO入試でのプレゼンテーションだった

【卒業生インタビュー2 6年一貫コース 2019年3月卒業 松岡さん】

企業インターンシップや海外研修など、さまざまな体験ができる6年一貫コースを卒業し、今春、大阪大学文学部への進学を決めた松岡さん。6年間の学びで身につけたこと、さまざまなプログラムの中で得た経験、将来の目標についてお話を伺った。

―四條畷学園の6年一貫コースへの入学を決めた経緯は?

中学校入学のタイミングで北九州から関西へ引っ越すことになって、高校受験がない中高一貫校への進学を親から勧められ、入学を決めました。6年一貫コースは高校受験がない分、大学受験に早めに対応できるというメリットがありますし、6年間の学びの中でさまざまな体験ができたので、入学してよかったなと今振り返ってみて実感しています。

▶︎松岡さん

―6年間を通しての学び「自分プロジェクト」で得たものは?

6年一貫コースでは中1から6年を通して「自分プロジェクト」に取り組みます。最終的には『実現力』を養うことが目的なのですが、聴く力、考える力、まとめる力、説明する力、解決する力、行動する力を段階的に学んでいき、社会で活躍できる人となれる力を身につけていきます。さまざまなプログラムがあるのですが、私が大阪大学に進学したいとはじめに思ったのは社会人講座がきっかけです。年に2回、大阪大学の理事・副学長兼大阪大学附属病院の整形外科医でいらっしゃる吉川秀樹先生がスーパーアドバイザーとして、『大切なものは目に見えない』というテーマでお話をしに来てくださるのですが、その内容がとても興味深く、お話にいつも引き込まれます。他にも建築家の方や芸術家の方など、びっくりするような方が講師として来てくださいます。さまざまな職業の方が具体的なお仕事の話などをしてくださり、将来の職業について考えたり、視野を広げる良い機会になります。
高3で6年間の集大成として研究論文を発表します。私は母の影響を受けて興味を持った「雅楽について」を発表のテーマに選びました。実際に楽器を演奏して、みんなの前で発表したのですが、アンコールの声が掛かるほどみんなに興味を持ってもらえる発表ができました。これほど上手に発表できたのは、高校2年生の時に企業インターンに参加した経験があったからだと思います。
企業からの指令を受けてチームで課題解決に取り組み、高校生の視点で考えて発表するというプレゼンテーションを行いました。私が参加した株式会社明治からの指令は、「ビーントゥバー」というチョコレートの製法を広めるにはどうすればいいのかというものでした。
この指令に対して、私たちのチームはパラパラ漫画のようなPR動画を作りました。言語の異なる世界中の人たちに理解してもらえるよう、言葉やナレーションは一切使わずに音楽とアニメーションだけで構成する手法を取り入れました。プレゼンテーションでは「人に伝えること」が大切なので、紙をじっと見て発表するのではなく、聞いている人が飽きないようにするため、音楽から入るとか、クイズ形式にするなど、発表の仕方にも工夫することを心がけています。この時は、スティーブ・ジョブズのように舞台上を行ったり来たりしながら格好良い発表スタイルを意識しました。結果はグランプリ!自分プロジェクトを通しての学びが、この時の良い結果に繋がったと思っています。

―自分プロジェクトで培った「実現力」を大学受験でどのように活かしたか?

中学校では弓道部に所属していたのですが、その顧問であり、中高を通して社会科を教えていただいた畑井先生が大阪大学の文学部出身で、大学でのお話をいろいろ伺いました。小学生の頃から歴史や考古学に興味を持っていたこともあり、高2の時、憧れの畑井先生が卒業された大阪大学のオープンキャンパスへ行きました。キャンパスが広く、学部もたくさんある総合大学なのでいろんな刺激がありそうで、ここで学びたいと思いました。
大学入試は先生からのアドバイスで、AO入試を選びました。6年間でさまざまな体験をしていく中で、みんな自然と「実現力」をしっかり身につけています。自分の思いを伝えることが得意になるので、クラスの大半がAO入試や推薦入試を選択しています。AO入試なら自分プロジェクトでこれまで学んできた得意のプレゼンテーションの技術を活かせる上に、一般入試は前期しかないので受験のチャンスを2倍にできると思い、チャレンジすることにしました。
AO入試を受けるにあたって、自分のことを見つめ直し、やりたいことが明確になったのも良かった点です。考古学をしっかりと学びたい、大学卒業後は大学院に進学して研究を深めたい、将来は学芸員になりたい、という思いが明確に定まりました。憧れの畑井先生のように、日本の歴史を子どもたちに楽しく、面白く、伝えられるようになれたら良いなと思っています。
自分プロジェクトで学んだ実現力を実行する集大成がAOだったように思います。企業インターンでの経験も、AO入試での良いアピールになりました。先生からAO入試を勧めてもらって本当に良かった。もしAO入試を受けていなかったら、将来のことをそれほど真剣に考えることなく、漠然と大学に進学して普通の企業に就職する道を選んでいたかもしれないですね。

ー学校生活を振り返って思い出深いこと、後輩へ向けてのメッセージを。

いろんな体験ができた6年間でした。中2の夏休みに2週間、ニュージーランドでホームステイをした海外研修も思い出深い体験です。3年コースの生徒も一緒に行きました。英語は全く話せなかったのに、よく参加を決断したなと自分でも思うくらい。中1からネイティブスピーカーの先生の授業があり、外国人と話すことへの苦手意識がなくなり、喋りかけるのが平気になっていたのが良かったのかもしれません。ホームステイではホームシックになって泣いたりもしたけれど、異文化の中で生活することで、普段の生活では気付けなかったことに気づかされたり、発音の大切さを身にしみて感じたり、とても良い体験ができました。大学在学中も、また海外へ行きたいなと思っています。
秋に開催される文化祭では合唱コンクールがあるのですが、練習も自分たちで自主的に取り組むことで達成感も人一倍。毎年同じメンバーで出場するので団結力が高まり、だんだん上達していく喜びを感じることができます。
四條畷学園は面白い先生、友達が多く、アットホームな雰囲気が魅力です。受験に向けて一生懸命勉強するのも素晴らしいことだけど、社会に出てから人間としての力を発揮できる力を身につけることも大切だと思います。私はこの温かい環境のもと、6年間をのびのびと過ごす中で大きく成長することができました。

四條畷学園中学校 企画部長 平野養一先生のお話

これからの時代、どのように「実現力」を発揮できるのかが重要に

四條畷学園では、詰め込み型の一斉授業ではなく、自分たちで課題解決していく形で学ぶ力を身につけていってほしいという思いで生徒と日々向き合っています。
一斉授業ではついていけない生徒をどう引き上げるのか。その問題を解決するために行き着いたのが、上越教育大学の西川純先生が提唱されている『学び合い』です。この指導方法を参考に取り入れ、小グループ編成で聞き合ったり、教え合ったりできる環境づくりを心がけています。
時には個人で競い合うような場面もありますが、チームワークを大切にした学びも重要です。社会に出てからもそういう助け合いの場は多々あるでしょう。仲間と声を掛け合うことやグループ活動の大切さは学校行事などを通じても身につけることができます。もちろん、中学では知識定着のための学びも基礎として大切なので、一斉授業や小テストなどと組み合わせながら、各教科で『学び合い』というスタイルも積極的に取り入れていきたいと考えています。
自分たちで学び合える環境、わからないことを自ら聞いて飛び込んでいく力、わからない子に進んで教えてあげられる、人を巻き込む力を養うことを大切にしていきたいですね。
高校進学はあくまでも将来への通過点です。ですから、3年コースも6年一貫コースも、その先を見据えた教育に取り組んでいます。
これからは何を知っているかではなく、どんなことを体験して、何ができるのかということが求められていく時代。そういった意味では6年一貫コースで取り組んでいることは時代のニーズに合っているのかなと思っています。
四條畷学園では「実行から学べ」という教育方針で受験もサポートしているので、進学先も偏差値で決めるというよりは本人のやりたい、行きたいという思いを最優先でサポートしています。どんなことにもチャレンジすることを恐れず、失敗も体験する中で、自ら解決していける力を学んでいってほしいと願っています。

▶︎企画部長 平野養一先生

<<取材を終えて>>
進路について明確な想いのある松岡さんと柔軟な考えで将来を模索中の大西さん。対照的でありながらも、それぞれ芯の通った考えをお持ちのお二人のお話から、四條畷学園の教育理念「実践躬行」の精神を垣間見ることができた。平野先生によると、四條畷学園では高校進学、大学進学、成人式、就職と節目節目に卒業生がその報告に来てくれるそうだ。いかに先生との良好な関係性が築けていたか、学校生活がどれほど充実していたかを窺い知ることができた。和気藹々とした雰囲気の中で、豊かな人間力が確実に育まれていることを実感できたインタビューだった。夢の実現に向けて一歩踏み出した喜びに満ち溢れた表情が印象的だったお二人のこれからの活躍が大いに楽しみだ。

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